概要

神奈川県横浜市港北区にある駅。JR東日本の横浜線と東急電鉄の東横線の接続駅である。

当駅はかつて東横線（渋谷方面）から横浜線（当駅〜新横浜駅間）を介して東海道新幹線に乗り換えるための中継地点としても機能していたため、横浜線は当駅～新横浜駅間が最混雑区間になっていた。2023年（令和5年）3月18日に相模鉄道の相鉄新横浜線（羽沢横浜国大駅〜新横浜駅間）・東急電鉄の東急新横浜線（新横浜駅〜日吉駅間）が開通し、東横線から当駅を介さず東海道新幹線に接続可能になった。

その影響から非定期客を中心に当駅乗換が減少している(定期客はJR東日本の通勤割引の高さ+東急新横浜線の加算運賃の影響であまり変わっていない)。

JR東日本（横浜線）

島式1面2線の高架駅。ホーム有効長は20m車8両まで対応。2006年（平成18年）3月18日から快速の停車駅となった。

元々、当駅の階段・出入口は東神奈川駅寄り（1号車側）にしか存在しなかったため、乗客が横浜寄りの先頭車（1号車）に集中してしまい混雑の原因になっていた。混雑解消のため、2017年（平成29年）12月17日に橋上駅舎が併用開始。東横線への乗り換え改札及び1階改札が廃止され、階段もホーム中央寄りに移設された。この橋上駅舎化後は西口利用者が不便になった反面、東口利用者と東横線乗り換え利用者には便利な構造となった。

2018年（平成30年）9月28日に西口方面にCIAL菊名がオープンした。

まいばすけっととデリフランスが入居している。

但し、どちらの施設もJREポイントは利用できない点には要注意。

一応、まいばすけっとはWAON。デリフランスはTカード、Ponta、楽天ポイントなどが使える。

余談ながら、隣駅に「大口駅」があるため、地元では「おおぐちきくな（大口菊名）」というオヤジギャグを口にする人もいるとかいないとか。

発車メロディ&案内放送

東急電鉄（東横線）

2面4線の地上駅。ホーム有効長は20m車10両まで対応。大倉山駅〜当駅間の高架化が行われる前は18m車8両分までの有効長だったため、渋谷寄りの20m車1両分がはみ出す形となり、1993年（平成5年）3月31日までドアカットが行われていた。

2018年（平成30年）7月29日に中央改札口が開設され、横浜線との乗り換え時間が短縮された。

東横線の一部列車は当駅で渋谷方面へ折り返す。これは2013年（平成25年）3月15日まで東京メトロ日比谷線から相互直通運転を行い当駅まで乗り入れていた列車の名残である。当駅止まりの列車は4番乗り場と5番乗り場に繋がる折り返し線（折り返し線は8両まで対応）を利用する。

2013年（平成25年）3月16日から東京メトロ副都心線と東横線の相互直通運転および東横線で10両編成の運転が開始されることに伴い、2012年度中に大倉山寄りに渡り線が設置された。

東横線の女性専用車両は、当初は横浜寄りの先頭車（8号車）に設けられていたため、隣の7号車の混雑が激しかった。その後、女性専用車両は5号車への移転を経て、現在は渋谷寄りの先頭車（1号車）となっているため、この問題は解消されている。

馬車道駅や日本大通り駅で特急の直前を走る各駅停車から特急に乗り換える場合は、みなとみらい駅の方が着席できる可能性が高い。

駅ナカにはサンジェルマン、東急ストア、ローソンが主に入居している。

利用状況

JR東日本

• 2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は、43,296人である。
• JR横浜線(八王子駅～桜木町駅)の駅では横浜駅、町田駅、八王子駅、桜木町駅、橋本駅、新横浜駅、長津田駅に次いで8位。

東急電鉄

• 2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は、90,823人である(横浜市統計書より)。
• 東急東横線の駅では渋谷駅、横浜駅、中目黒駅、武蔵小杉駅、日吉駅に次いで6位。

年度別利用状況比較表

隣の駅

JR東日本横浜線

東急東横線

関連項目

東急東横線 横浜線 東京急行電鉄 JR東日本 神奈川県内の駅一覧

新横浜駅 長津田駅

武蔵小杉駅 武蔵溝ノ口駅

外部リンク

• 菊名駅 - JR東日本(駅の情報)
• 菊名駅 - 東急電鉄(各駅情報)
• 菊名駅 - Wikipedia
• 菊名駅 - ニコニコ大百科