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菊ちゃん

きくちゃん

「菊」の名を持つ人物の愛称。ここでは漫画『五等分の花嫁』に登場する菊ちゃんについて詳述する。
目次 [非表示]

概要

「菊ちゃん」とは、名が「菊」である人物・キャラクターの愛称である。pixiv上で見られるものとしては以下のものがある。


  1. 漫画『Axis Powers ヘタリア』の擬人化キャラクター「日本」の通名本田菊の愛称。
  2. 漫画『五等分の花嫁』の登場人物・菊の愛称。

本項では2.について説明する。


『五等分の花嫁』の菊ちゃん

CV:新井里美


以降、原則として「菊」と記す。


人物

原作では第5巻所収の第38話「リビングルームの告白」に登場している。


中野一花が所属する芸能プロダクション「織田芸能プロダクション」の社長・織田の娘。年齢の言及はないが、原作中での会話の様子から幼稚園児と見られる。


容姿は三つ編みおさげ髪で、横長の丸顔。三白眼で目つきと口が悪く、年長者に対しても高飛車な口の利き方をする。一人称は「アタシ」。


後述の通り、母親が蒸発しているため、父子家庭となっている。


「リビングルームの告白」

2年生の2学期期末試験への追い込みで中野家五つ子の勉強会をしようとした上杉風太郎だが、二乃五月は一花が出演した映画の鑑賞、四葉陸上部のヘルプを理由に欠席し、残るは一花と三玖のみとなったため、各自自習に切り替えることとした。ところが一花も急遽織田の娘を預かる約束ができたと言ってきたため、これを自習をサボる口実だと疑った風太郎は一花・三玖とともに五つ子が住むマンションへ行くと、幼女が一人窓際でお絵描きをしていた。この幼女が菊である。


織田の娘である菊の実在を確認した風太郎だったが、菊を静かにさせて一花と三玖に勉強をさせようと思った矢先に菊の方から声をかけてきた。


お前、アタシの遊び相手になれ


これを受けて風太郎は菊と人形遊びをするものの、「子供扱いすんな」「今のトレンドはおままごと」と返され、内心「子供!」とツッコミながらも、菊は本人役、風太郎は「アタシのパパ」(織田)役でままごとを始めることになった。


これに三玖が「ママ役をやる」と応じたものの、「うちにママはいない」「浮気相手と家を出て行った」という生々しい理由で却下された。


その後、エスカレートして菊が父の会社訪問をやる設定になり、一花と三玖を「二人ともパパに惚れている」設定の「ここの事務員さん」役に指名した。


この設定に乗ってきた三玖が風太郎に色仕掛けをしたの見た一花は、女優魂もあって菊に「新しいママ欲しくない?」とモーションをかけてきた。このやりとりから菊は「パパのどこが好きか言え」と命令し、これに一花と三玖は風太郎の好きなところを答えた上で、三玖は二人のどちらが新しいママにふさわしいかを菊に質問したが、菊の答えはこうだった。


アタシは…ママなんていらない。(中略)ママのせいでパパはとっても大変だった。パパがいれば寂しくない


この様子を見た風太郎は菊の頭を掴んで菊にこう言った。


お前みたいな年の女の子が母親がいなくなって寂しくないわけがない。可愛げもなく大人ぶってないでガキらしくわがまま言ってりゃいいんだよ


この様子に三玖は自分が風太郎を好きになった理由を思い返し、風太郎に、


フータロー。 私と付き合おうよ


告白した。それを受けた風太郎は三玖に


違うだろ。 結婚しよう


プロポーズの返事をして三玖を驚かせた。


とは言ってもあくまでもままごとの中での話であり、風太郎は菊に「これでママができたぞ」と言いながら頬を拳でグリグリ小突いている。


そこへ四葉と二乃・五月が帰ってきた。五月が風太郎に事情を聞き「三玖と結婚したところ」という状況説明を受けて呆れる中、四葉は菊に「誰の役が余ってますか?」と聞いたところ返ってきた内容は「うちの犬」であったが、四葉はノリノリで犬の鳴き真似までした。その後に菊が二乃と五月に対して「そこの二人はおばあちゃん!」と言ってきたのに対しては、二乃は静かに怒り「で? なんの役だって?」と言いながら菊の頬を引っ張っている。

無題菊ちゃんの頬を引っ張る二乃(投稿者は実際にアニメ版の当該回制作に参画したアニメーターである)

三玖の告白は不発に終わったものの、三玖と一花は風太郎と五つ子の六人で一緒にいることの楽しさを再認識するのだった。


その他

菊が登場するのは「リビングルームの告白」のみであるが、原作では風太郎がこれ以降に織田と遭遇する度に挨拶の折に「菊は元気?」と声をかけている(2回ある)。


「リビングルームの告白」のままごとの参加者は、全員母親を欠いているという共通点がある(風太郎と五つ子は死別、菊は離別)。


アニメでは

TV版1・2期のいずれにも「リビングルームの告白」は取り上げられず、映画版のエンドロールに風太郎に跨がる菊が描かれたワンカットが登場するのみであったが、TVスペシャル版「偶然のない夏休み(前編)」にて回想シーンの形で取り上げられた。この際、原作にはないままごとの配役を元にした菊の描いた絵が登場している(下図はイメージ。実物についてはアニメ公式Twitter(X)のこの投稿を参照)。

菊ちゃんが描いたままごと


アニメでの役名表記は「菊ちゃん」。声優については、作者が制作陣にイメージとして提案したのが新井であったことからそのままオファーを出したものである(TVスペシャル版のパンフレットより)。


ちなみに、上述の風太郎が菊を知った後に織田と遭遇する場面はTVスペシャル版時点でもアニメ化されていない(うち1回は当該回こそアニメ化されているものの風太郎と織田が顔を合わせる場面が省略されている)。


pixivでは

「菊ちゃん」のタグが付けられた絵は1.の本田菊が主である。また、2.の菊に本来適用されるべきタグ「織田菊」あるいは「菊(五等分の花嫁)」の使用事例はない。


関連タグ

全般

お菊

お菊さん


1.の菊ちゃん

ヘタリア

本田菊

ご当地菊ちゃん


2.の菊ちゃん

五等分の花嫁

菊姫:名の由来と思われる戦国時代の人物。

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