「『上級者の壁』だと！？いっぺんでもまともに壁にぶち当たってから言いやがれ！！」

プロフィール

概要

ボーダー本部所属B級香取隊の銃手（ガンナー）。17歳の高校生。

後ろに流した明るめの髪とリムレス眼鏡が特徴。チームメイトの三浦からは「ろっくん」と呼ばれている。香取の兄の友人で、その繋がりでチームに入った。

現在は染井に心酔しており、自分の方が年上であるにもかかわらず、彼女を「華さん」と呼んでいる。

二宮隊の銃手・犬飼澄晴の弟子。地味に作者から男前と称されている。

人物像

真面目かつ堅実な性格であり、ランク戦では対戦相手の情報収集や分析を怠らない。

一方でクールっぽい見た目に反して熱くなりやすい性格で、不真面目な香取とはしょっちゅう喧嘩や言い争いをしている。また生真面目すぎて融通が利かず、物事を考えすぎる傾向がある。

マスタークラス(個人ポイント8000pt以上)に僅か半年で到達した香取の優れた才能を認めている一方、いまだにマスタークラスに至らない自分の実力にコンプレックスを抱き、自信を持てずにいる。

その自信のなさと真面目な性格により、判断に遅れが出たり、リスク回避を最大限追求するスタイルが多い。

活躍

B級ランク戦では5日目夜の部にて玉狛第2（三雲隊）・柿崎隊と対戦。

玉狛の新戦術に終始翻弄されて攻めあぐねた挙句、修が仕掛けた「スパイダー」のカラクリを最後まで見抜くことが出来ず、ワイヤーに足を取られて転んだ拍子に修にレイガストで抑え込まれ、アステロイドの「置き弾」を食らって撃破された。

B級ランク戦ROUND8夜の部では諏訪隊・那須隊と対戦。

ROUND7の直後に香取と言い争う中で、「次の試合は麓郎の指示通りに動く」と「『慎重な作戦』に100%従う」と言われこの試合では部隊の指揮を担うが、いきなりの指揮官委任に戸惑い有効な指示を出すことができないまま那須の攻撃でベイルアウト。何もできなかったことから放心状態になってしまう。一方孤立する形となった香取は事前に持たせていた新トリガーを用いて諏訪、那須と両チームのエースを撃破し2得点を挙げる。試合終了後は香取に自分の指揮について謝罪したが、香取からは「これが今のうちの実力」と冷静に返され、チームとしては前向きな雰囲気でシーズンを終えた。

遠征選抜試験編では11人の臨時隊長に選ばれ若村11番隊の隊長に指名される。A級隊員(歌川遼、古寺章平)やB級上位(二宮匡貴、王子一彰)の隊長らなどが居並ぶ中でまさかの指名であり、指名された時は非常に驚いていた。また、他の臨時隊長を見ながら、その選考基準に疑問を抱いている。

指定されたオペレーターは生駒隊の細井で、第1プールでは最後の11番手であり指名出来るのは自動的に残っていた半崎だった。しかし、本人は悪くないと悲観的ではなかった。第2プールでは6番手。三浦以外の残りの隊員を見て修と組んでみたいと思っていたが、修のことはよく知らないので自身がよく知っている笹森を指名した。

第3プールでは1番手になる。豊富な選択肢の中から当初は自身の師であり、事前アンケートでも遠征に一緒に行きたい人に選んでいた犬飼を第一候補と考えていた。しかし、射撃戦に偏った編成のトリオン消費の懸念から第2試験・長時間戦闘試験で不利になるのではないかと思い直し、香取の様なエースが必要という考えからヒュース・クローニンを指名した。

遠征選抜試験前に行われた事前アンケートでは、遠征に一緒に行きたくない人の欄に嵐山隊の木虎藍（理由・見下されている気がする）と冬島隊の真木理佐（理由・見下されてる）の2名を書いている。

一次試験の閉鎖環境訓練では、リーダー経験の乏しさや自信のなさから判断を下すまでに時間がかかってしまったり、ネガティブな思考に囚われて会話に参加できなかったりと、あまりいい動きを見せられず伸び悩んでいる。

戦闘能力

師匠の犬飼と同じPDW型の銃を使用する。

犬飼に射撃を習い、2年間腕を磨いているが、個人ポイントは未だにマスタークラス（8000pt）には到達していない。

銃手では珍しくステルストリガーの「カメレオン」を装備しており、三浦と共に姿を消しつつエースの香取を援護…と言えば聞こえはいいが、実のところ勢いで勝手に動き回る（と若村は思っていた）香取をフォローするのが主な役目。

パラメーター

トリガーセット

余談

王子からは「ジャクソン」という物凄いあだ名をつけられている（若→ジャク　村→ソン）。

このあだ名はボーダー内では全く広がっていないのだが、ネットでは広く浸透しており彼は専ら「ジャクソン」としか呼ばれない。

関連タグ

香取隊：香取葉子　三浦雄太　染井華

犬飼澄晴

若村11番隊:細井真織　半崎義人　笹森日佐人　ヒュース