概要
作品を、趣旨は生かしつつ、舞台や設定、ジャンルなど筋を大きくアレンジすること。
立ち位置としては、完全に別物であるオリジナルと、元の作品の設定を変えず作られた二次創作の中間と言える。
オリジナルとは、内容は全くの別物であることは共通しているが、翻案はあくまで元の作品は意識したものであるという点が異なる。そして二次創作とは、ある作品を元にして作られたという点では共通するが、設定などをそのまま流用せず、作品の趣旨はそのままに全く別物の作品として作られているという点が異なる。
一方で、スピンオフとは共通点が多く、特にパラレルワールド設定である場合との共通点が多い。ただし、スピンオフはあくまでストーリー上は繋がっており(一応、その世界観における無数のパラレルワールドの内の)、あくまで元となった作品をもとに作ったものであって、ストーリー上の繋がりはない翻案とは異なる点には留意(言葉を選ばずに言うと、翻案の場合、もとの作品は翻案作品のあくまで叩き台である)。