ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要

仏教において、大乗仏教における仏教用語の一つである。

わかりやすく言うと

「煩悩に悩み、苦しんでいる人ほど悟りへの道は近い」

という教えである。


原始の仏教において、煩悩は滅することが主題におかれ、それによって初めて悟りの境地が得られるとされていた。

だが時代を経ると、世の全ての人々は欲求を持って生活せざるを得ないため、煩悩は完全には滅することができず、むしろそれができるとすること自体が、思い上がりだと考えられるようになっていった。


それでいて、煩悩があるからこそ悟りを求めようとする心(菩提心)も生まれると考えられるようになり、つまりこの用語は自身の煩悩に本気で悩み、本気で苦しんだ人だけが、(修行)や方便に「本気」で取り組み、自ら変化していくことができるということを示しているとされる。


浄土宗仏僧で、浄土真宗の事実上開祖とされる親鸞が、「善人でも救われるのだから、悪人が救われないはずがあるだろうか」と説いた『悪人正機』も、この言葉と同様に、自身の過ちに「深く悩み続けている人」「長く辛い思いをしてきて、なんとかそこから逃れたいと思っている人」ほど、仏教の学びは進みやすいということを示しているとされる。


関連タグ

仏教 大乗仏教

仏教用語

関連記事

親記事

仏教用語 ぶっきょうようご

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 253

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました