オンラインゲーム『天外魔境JIPANG7』でも登場するが、キャラクターデザインが一新されていて、設定も多少変わっている。また、火の勇者たちで火の一族の血を引く者は女彦（純血）、紅丸（火の一族の父と鬼族の血を引く母を持つ）、義経（火の一族と人魚族のハーフ）だけであり、他のメンバーは普通の人間や他種族の出身になっている。

紅丸

声：池田秀一

七人の火の勇者たちのリーダー。「獅子王」の異名を持つ青年。

カラス

声：青野武

天狗族の頭領。元は根の一族だった。「闇の剣士」の異名を持つ。

義経

声：山田栄子

人魚族出身。「水の貴公子」の異名を持つ男装の麗人。

女彦

声：銀河万丈

巨漢の戦士。「火の巨人」の異名を持つ。

声：小山茉美

吉備の火刃村出身。「火刃の女王」の異名を持つ盲目の女戦士。

三郎

声：藤田淑子

イヒカの技術で力を得たサイボーグ少年。「浪花の火の玉小僧」の異名を持つ。

松虫

声：潘恵子

自分をかばって死んだ恋人の代わりに火の勇者となった女戦士。「悲恋の鬼百合」の異名を持つ。

千年前の火の一族

『天外魔境JIPANG7』に登場した火の一族。

閃光ノ一

極楽太郎の友人だった火の一族の剣士。だが、異常なほどに強さを求めるあまりに根の一族に寝返った。

九洲（つくす）地方の火の一族

『天外魔境III NAMIDA』に登場する火の一族。

ナミダ

声：櫻井孝宏

10年前に高千穂村の浜辺に流れ着いたところを壱与に助けられ、壱与と実の兄妹のように育てられた少年。過去の記憶を失っている。

壱与

声：日高のり子

高千穂村で暮らす火の一族の少女。ナミダとは兄妹のように育った。ナミダに想いを寄せている。

ヒミコ

声：渡辺明乃

かつて神鏡を用いてアミを封印し、ジパングに平和をもたらしたとされる火の巫女。

その封印されたアミの首領ゼクウからは｢我等、アミはヒミコから生まれた｣とも語られており実際に彼等は壱与を依代として自分等を封印した敵のはずのヒミコの現世の復活を企てていた。

だとしたらアミの正体は・・・。

アメリカの火の一族

『天外魔境第四の黙示録』に登場する火の一族。

雷神

声：関智一

見習い魔物ハンターの少年。伝説の魔物ハンター・レッドベアに育てられた。

夕能

声：笠原弘子

野性的で男勝りなインディアンの女戦士。

エース（チェリー・アープス）

声：山口勝平

普段は気弱な保安官チェリー・アープスだが、ひとたび仮面を身につけると、目立ちたがり屋で派手なアメリカンヒーロー・エースに変身する青年。

ユリワカ

インディアンから神と崇められる人物。雷神たちの祖先にあたる男性。

その他（遥か古代のジパング）の火の一族

『天外魔境ZERO』に登場する火の一族。

ヒガン（火眼）

演：清水美幸

火熊国・火影村に住む12歳の少年。祖父ビャクエンによって、自身が火の一族である事を隠蔽されたまま育てられていた。

テンジン（天神）

演：山口史人

600年前に地獄の軍団と戦った火の一族の青年。地獄の者である水貴とは恋人同士。

スバル（昴）

演：岡部令子

火の妖精。ヒスイの妹であり、ヒスイの転生した姿。

ヒスイ（翡翠）

演：飛田恵里

火の妖精。スバルの姉。

ビャクエン（白炎）

ヒガンの祖父で剣の師匠。

補足

『あだちひろし・辻野芳輝　奇想天外話』第二回にて火の一族について解説されている。

小説版『天外魔境ZIRIA』と『髑髏譚』では、火の一族は『ヒの一族』とカナカナ表記であり、正体不明の古代人として描かれている。小説版をはじめとする初期天外では、古代兵器等のアイテムを設定するためのマクガフィンとして用意された名称は、半村良の小説『産霊山秘録』に登場する「ヒ一族」がモデルとなっている。

小説版では元々は様々な宝を作って埋める人たちという扱い。意味（火、魂（たましひ）、陽）を複数持てるようにカタカナ表記で使っているとのこと。

ゲーム化の際、物語を勧善懲悪的な構造とする兼ね合いから、勇者に類する人物を多く輩出しているが、「善」の一族であるとは限らないとのこと。そのことは、強さを求めるあまり、根の一族側に寝返った閃光ノ一が示している。