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原語では普通複数形で表現されるので「深きものども」と訳されるのも多い。「深海のもの」「ディープワン(ズ)」とも。


概要

 光の届かない深海に潜む人型の種族。作中ではこうした深海は真の闇の世界だと表現されている。

 その姿は人の形をしたグロテスクな魚で、首にエラがあり地上ではだぶついた皮のように見える。

 作中「腕をだらりと垂れ下げて、左右にだらしなくゆらゆらと揺れながら歩き」「カエルのように跳ねて」「尾を引きずるような」等の表現がそれぞれ見られ、魚の姿をした者カエルめいた姿をした者とが少なくとも存在するようであり、姿にはある程度バリエーションがあるのかも知れない(しかし、前述の姿の深きものどもは『深きものとして未成熟の個体、もしくは成体への過渡期の個体』であるとされてもいる。後述の記載も参照)。

 身体能力は人間より高く、地上では歩き方がぎこちなくなる個体もいるようだが、活動する分には何の問題もなく、膂力も高い。

 知能も人間並みにあり、古代ルルイエ語と人類の言語を操る。

 また、老衰しない上に肉体的な寿命がない為、数百年生きている個体が深海で生活している。ただし、不死ではない為に外的な要因でしか死亡しない(尚、食糧さえあれば際限なく成長し、栄養失調になった場合は全長が縮小する)。

 海に住む巨大な神性・ダゴンハイドラを崇拝している。この二神の子孫ではないかとの推測もあるが、裏付けとなる根拠は見た目が似ているぐらい(但し、ダゴンとハイドラは資料によっては深きものどもの始祖である夫婦とも、グレート・オールド・ワンに匹敵する力を備えた、極めて強大な深きものの個体とも記されている)。


 「人型」等と表現されるが、深きものどもの文明は人類誕生よりも遙かに古い。それこそ地球にほとんど陸地がない時代から存在している。


 人間の女性と交わって子供を産ませる事態が多々あり、そうして生まれた子供は幼年期は人間と変わらないのだが、成人する頃に徐々に深きものの姿になる。変化の途中にある若者はその特徴から「インスマス面」と呼ばれる。また、当然だが雌個体もいて、結婚を強要された男性の話もある(尚、深きものどものオスの大半は異種姦を好み、その欲望を満たす為に人間の女性を手篭めにせんと、寒村の住民を相手にして金銀財宝を引き換えに、人間の女性を自分達の許へ嫁入りさせようと目論む事態もある。その他にイルカと交配し『ラニクア・ルアフアン』と呼ばれる、深きものどもの亜種を産み出した)。

 深きものと人間の混血児として生まれた者、あるいは遠い先祖に深きものが居るだけでも変異を免れず、先祖やクトゥルフの出すテレパシーを受信しルルイエの夢を見るようになると、それまで人間として生活していたとしても、精神まで深きものになってしまう。怖ろしい悪夢ではなく光に満ちあふれた栄光の夢と感じると手遅れなようである(尚、混血児の系譜に他種族との交配暦があった場合の詳細は不明である)。

 尚、その影響を遠避ける方法はあるにはあり、それは単純に海面から隔絶された内陸地での生活だが、飽くまでも影響を遠避け、深きもの化の進行を遅らす程度である。

 インスマス沖にある架空の都市イ・ハ・ンスレイに住み、ルルイエの浮上と大いなるクトゥルフの復活の為に暗躍する。

 『インスマスを覆う影』ではダゴン秘密教団を創設し、港町インスマスから勢力を拡大して地上を侵略しようとした。


余談だが、フリー素材で有名な『いらすとや』に素材が存在しており、見た目は若干リアルなヌオーに近い感じで、原作のようなSAN値減少要素はない。

別名

ディープワン

関連タグ

クトゥルフ

ルルイエ

ダゴン

インスマス面

半魚人


関連キャラクター

地暗星ディープのニオベ

デプスモン

ハンギョモン

幻影怪物魚人

ガマヘビ変化

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