概要

主に死神が武器として用いる刀。

持ち主である死神の霊力で出来ており、折れたりヒビが入ったりしても普通は回復する。

機能

作中では敵対勢力との戦闘が主に描かれているため勘違いされがちだが、本来はいわゆる普通の幽霊である「整（プラス）」の成仏や、それが悪霊となった「虚（ホロウ）」の浄化に用いられる、言ってしまえば仕事用具である。

整はおでこに柄頭の印鑑を押すことで成仏させる（「魂葬」）が、力みすぎると痛がられる。

虚は攻撃することで、虚になった後の罪を浄化し、成仏させられるが、それ以前に重い罪を犯していたものには地獄の門が開き、連行される。

斬魄刀は持ち主の霊力に応じて刀身が巨大化し、護廷十三隊の隊長格ともなればビルのようなサイズに匹敵してしまう。そのため、ある程度以上の力量の死神はみなサイズをコントロールし、戦闘に適した通常の日本刀サイズに留めている、そのため物語冒頭の一護の斬魄刀（袖白雪）の巨大化は感嘆するルキアの言に反してむしろ未熟者の証である

形態

浅打

死神の養成機関である「真央霊術院」を出たときに与えられる、日本刀の形をした斬魄刀。

最初は特殊能力を持たないが、寝食を共にすることで自身の魂の精髄を写し取っていき、"己の斬魄刀"を創り上げていく。

その全ては、零番隊の二枚屋王悦が製作している、曰く「なんにでもなれ、なんでもできる最強の斬魄刀」、断じて残月のおっさんが言ったような「雑魚用の貸与刀」ではない

始解

斬魄刀解放の第一形態。それぞれの解号と「仮の名前」を呼ぶ事で発動する。

モノによっては愛称でも解放されることはあるが、その場合開放不全になる事が多い。

詳しくはリンク先を参照。

卍解

斬魄刀解放の第二形態。「卍解」というワードと「真の名前」を呼ぶ事で発動する。

詳しくはリンク先を参照。

一覧

所属はそれぞれの初登場時のもの。

斬魄刀異聞篇

大人の事情によって挿入されたアニメオリジナルストーリー。死神の相棒とも言える斬魄刀が実体化し、持ち主と敵対するというエピソード。

詳しくはリンク先を参照。

pixivでは斬魄刀の実体化した姿が描かれることが多い。

破面の斬魄刀

「崩玉」の力で仮面を外した虚である破面が持つ斬魄刀。

詳しくは⇒帰刃

余談

• 卍解の習得未習得問わず、刀の解号や名前を呼ばなくても開放することが可能。ただし、難易度が高く習熟している必要がある。
• 他者の斬魄刀を受け継ぎ使用する事も可能（例：東仙要）であり、一家に代々伝わる家宝扱いの斬魄刀もある。この場合、魂の精髄は基本的に上書きされるが、混在する場合もあるとの事。
• 作者曰く「刀は力、鞘はその制御を表す」らしく、刀と鞘のセットが「斬魄刀の正しい形」で鞘が無い不全の斬魄刀は旧斬月と鞘伏のみ。
• 名を呼ばずとも常に始解されている斬魄刀の分類として「常時開放型」というものがあるが、作中の例が更木剣八と黒崎一護しかおらず、一護のそれは死神の力をダイレクトにこねくり回した非正規品、剣八はそもそも始解未修得であったという事情から「実はそもそも常時開放型などという分類の斬魄刀はない」とされる。
  • 夜一が一護に常識を語るように言い出しているのが初出だが、この作品は「思い込みや独自解釈を断定口調で語る」者が多く、それが他の作品に頻出する「作者によるキャラの口を借りた世界観説明」と入り混じっているため、キャラの説明が当てにならない（「天鎖斬月」に対する「矮小な卍解」「そんなもの卍解じゃない」という扱い等）。

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