概要

CV.Lucy Briggs-Owen(英語音声)

CV.伊藤静(日本語音声)

ヤーナムの街にて人々に血の医療を施す組織、医療教会の教区長であり、事実上の組織の長を務める女性。聖堂街の最深部、大聖堂にて金のペンダントを握りしめながら祭壇へ祈りを捧げていたが、彼女自身も獣の病に罹患しており遂には獣化してしまった。そしてこれは同時に、医療教会そのものが実質的な壊滅状態に陥った事を意味している。

容姿

人間時

白い長髪を持つ痩身の女性。僅かに血で汚れた白い修道服を着用しており、またフードを目深に被っている(恐らくは獣の病により蕩けた瞳を隠すため)為素顔を拝むことは出来ない。声から察するに年齢は若い様である。

また、エミーリアとの戦闘が始まる領域の少し手前でよく耳を澄ますと、エミーリアの祈りの言葉を聞くことができる。以下はその内容である。

聖血を得よ

祝福を望み、よく祈るのなら、拝領は与えられん

拝領は与えられん

密かなる聖血が、血の乾きだけが我らを満たし、また我らを鎮める

聖血を得よ

だが、人々は注意せよ

君たちは弱く、また幼い

冒涜の獣は蜜を囁き、深みから誘うだろう

だから、人々は注意せよ

君たちは弱く、また幼い

恐れを失くせば、誰一人君を嘆くことはない

獣化後

祈りを捧げるエミーリアに対して一定の距離近づくと戦闘開始となり、彼女は獣化する。

獣化前のエミーリアが聖職者を務めていた為、他の獣とは一線を画す強さを持つ「聖職者の獣」となっている。

長く白い、美しい毛並みを持つ二足歩行の獣となり、細いながらも強靭かつ鋭い爪の生えた手足を持つ。その筋力によって巨体ながら大きくジャンプすることも可能。

頭部は犬に似ており、鹿を思わせる枝分かれした2本の角が生えている。特徴として人間時の衣服を纏っており、それによって目元が隠れている他、身体の至る所に包帯が巻かれている。

戦闘

主にその膂力を生かした殴り攻撃、そして鋭い爪による引っ掻きを用いて戦ってくる。

攻撃は大振りかつ判定も一瞬なので回避は容易だが、何分巨体である上に他の獣と比べても長い手足を持つ為非常に範囲が広く、特に後ろステップなどは非常に狩られやすい。

無論攻撃力も高いのでしっかりと回避しなければ容易く捻り潰されてしまう。また、両手叩きつけ攻撃は前方に衝撃波が飛んでくる実質的な遠距離攻撃となっている。下手に距離をとって戦うよりはインファイトをかける方が戦いやすいだろう。

体力を50%以下に減らすとさらに行動パターンが追加される。特に注意したいのが発狂攻撃で、前進しながら滅茶苦茶に暴れ回ってくるのだが、特に最後の一撃の範囲が想像以上に広い。攻撃力も高い上に一撃食らったが為に慌ててステップすると丁度カウンター判定が出ているタイミングで次段の攻撃が飛んでくる為、場合によってはそのまま死んでしまいかねない。慌てずにタイミングを見極めて回避しよう。

また、この段階に入ったエミーリアは時折胸の前で手を組んで祈るような姿勢をとる。するとエミーリアの体から金色の光が溢れ出し、なんとエミーリアの体力が回復してしまう。回復方法自体はリジェネ方式ではあるものの、そのスピードがかなり早く、狩人の火力が低い一周目では連発されて長期戦になってしまうこともしばしば。幸い聖堂街には敵狩人の輸血液使用を妨げる「感覚麻痺の霧」が落ちてあり、この効果はエミーリアにも有効である為これを投げつけることによって回復を阻止できる。

また、「発火ヤスリ」や「獣血の丸薬」などで火力を底上げして速攻をかけるのもいいだろう。

破壊可能部位は頭部、両手、両足の5箇所。破壊した部位には攻撃が通りやすくなる他、両足はそれぞれを部位破壊した時にエミーリアが体勢を崩して内蔵攻撃を決める事が出来るようになる為積極的に狙っていきたい。

余談

全体的にもふもふとした容姿、女性であること、犬を思わせる顔立ち等からエミーリアを可愛いと感じる上位者…もとい狩人の方々もいる。その為かpixivには擬人化された獣化エミーリアのイラストも多く存在する。

実際、Bloodborneに登場するクリーチャーは基本的におぞましい姿をしたものや、おどろおどろしい姿をしたものが多く、その中では彼女はかなり親しみやすいデザインをしている。

ちなみに、中の人は次回作にも重要な役どころで出演している。

関連タグ

Bloodborne

エマ(SEKIRO)次回作に出てくるキャラクター。中の人繋がり。