ユールシア／【私】／【金色の獣】／等垣柚子
- スライムのようなプリン状の悪魔として転生した現代日本らしき時代の記憶を持つ存在。虫のような姿の格下の悪魔や同格の悪魔らを繰り返し捕食、ネコ型の【金色の獣】へと成長するに至る。ネコです。よろしくお願いします。【暗い獣】の庇護下に入り魔界の一角を席捲。
- 転生後は公爵家の一人娘・ユールシアとして活動。金髪幼女。貴い。長じてからは神聖魔法を体得、ハゲの救済や魔族領との軍事的緊張の解消など数々の偉業をなし、聖女と称される。
- 悪魔として契約成立時には箱入りの粉石鹸を贈る習慣がある。
【暗い獣】／リンネ
- 独占欲強め保護者ネコちゃん。黒い豹の姿の悪魔。特に話が通じない凶暴な悪魔として魔界でも恐れられていた悪魔の一柱であったが、【金色の獣】と出会ってからは満ち足りた日々を送っていた。
ノア、ニア、ティナ、ファニー
- 【金色の獣】時代のユールシアが魔界で育てていた小悪魔たち。いろいろ酷い人間の従者4人を依り代に顕現。以降は腹心の部下として活動する。
ミレーヌ
- 人間界に潜んでいた銀髪美少女吸血鬼。とんでもない相手をターゲットにしたことで人生に大きな転機が訪れる。隣領の吸血鬼さん。ユールシアから押し付けられたワカメを練り込んだ特産品・ワカメパンを開発。
ノエル
- 勇者の資質を持つ少年。ユールシアに救われた過去を持つ。
リュドリック
- 聖王国の王子。ユールシアの従兄にあたる。その身分に由来するポジションパワーは絶大で世事に疎いユールシアを支えることも。
アンティコーワ
- 勇者一行に加わるエルフ。尚この世界ではエルフは「シオダイフク」と発音される。愛称はアンコ。
アタリーヌ、オレリーヌ
- ユールシアの腹違いの姉たち。弱者をいびるのを好む陰湿な正確ではあるが、ユールシア曰く美味しそうな魂。
アルフィオ
- 隣国シグレスで勇者を自称し活動する青年。割りと真っ当に活動しているが根は俗物。変節し強盗や火事場泥棒に走る。転生者であるらしい。
魔王ヘブラード
- 魔族を率いる統率者。転生者。窮状にある魔族を救うべく数々の改革を打ち立てるも、浅ましい性質の魔族の気性に阻まれ実を結ばない。悪魔公（デーモンロード）を召喚するはずが【暗い獣】を呼び出してしまう。
ギアス
- 魔王軍の魔導参謀の地位にある転生者。悪魔ヒライネスとの契約者。魂を集めるべく魔族領・人間領との軍事的衝突を画策。のちに悪魔化してユールシアの仲間になる。クマさん。実は柚子の祖父。
フランソワ
- ヘブラードの婚約者。３メートル近い巨体を誇る11歳のドワーフ少女。発声は「ウホッ」と表記されるが関係者にはしっかり意味が伝わっている。
ワカメ（？）
- ユールシアによって偶発的に呼び出された正体不明、謎の海産物。食用可。ごく普通のワカメと低級悪魔を宿らせた改良型が存在。改良型は食べると寄生されやがて海へ還る剣呑な海藻（？）に変質している。ユールシアが使役するグレーターデーモンの給料にも使われる。

第2部

四十万勇気（しじま　ゆうき）
- 第2部の登場人物。国家事業として異世界人の召喚を行う異世界・テスからの帰還者（転生）。大剣や魔術を使う。召喚者間の抗争で罠にはめられ敗死し転生。
海島恩坐（かいじま　おんざ）
- 寺生まれのKくん。
二句之　美王子（にくの　はんさむ）
- 柚子の婚約者候補。気性穏やかな肥満児。後にダイエットに成功。
桜咲　マツリ（さくらざき　まつり）
- 自分を乙女ゲーの主人公と思い込んでいる一般転生者女子小学生。『何か』に取り憑かれ現代編のシリアスパートを担当、柚子を殺害に及ぶ。