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恐竜家族

きょうりゅうかぞく

『恐竜家族』(Dinosaurs)は、アメリカ合衆国のテレビドラマ。1991年4月26日から1994年7月20日までABCにて放送された。日本では1995年から1996年まで放送された。全4シーズン、65話。
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概要

『恐竜家族』(Dinosaurs)は、アメリカ合衆国のテレビドラマ。1991年4月26日から1994年7月20日までABCにて放送された。日本では1995年から1996年まで放送された。全5シーズン、65話。


舞台は、恐竜全盛期(6000万年前)のパンゲア大陸。このドラマでの恐竜現在の人間と変わらない生活を送っていたストーリーは一話完結型で、毎回シンクレア一家が様々な問題に立ち向かっていくホームコメディ。 「役者」は人間大に作られたマペット人形たちだが、そのリアルな動きや表情がきわめて人間臭い演技をすることで、リアリティのある「ドラマ」に仕上がっている。


就学前の児童向けドラマではあるが、反戦運動、環境問題ドラッグセクハラ人種差別格差社会職業差別、男女共同参画社会、企業のモラルハザードなど、児童には理解しにくい面がある。また大抵のエピソードではマスメディアの問題が提起されている。テレビの報道により簡単に影響されてしまう、愚かな大衆がたびたび見受けられるのが本ドラマの特徴でもある。シーズン1の第3話は、長女・シャーリーンの飲酒シーンがあるため日本では未放送である(未成年の飲酒シーンが日本の放送コードで禁止されているため)。


とはいえ、シーズン4第58話以外は毎回コメディらしいハッピーエンドで終わる構成で、子供にも安心して見せられる番組になっている。

登場キャラクター

アール・シンクレア

声 - スチュアート・パンキン / 演 - ビル・バレッタ / 日本語吹替 - 樋浦勉

本ドラマの主人公で、泣く子も「笑う」メガロサウルス。職業は超巨大企業We say so社の材木倒し。いい加減でやる気がなく、周りに影響されやすい。家庭内ではピスタチオナッツを齧りながら、アール曰くミスター・テレビの相手をするのを無上の楽しみとしており、それゆえか普段は子どもたちから軽蔑されている。アメリカのレッドネック層に通じるキャラクター設定がされているようで何事に対しても保守的だが、妻のフランや子どもたちの意見に耳を傾け、自分なりに正しいと判断して行動することもある。馬鹿を絵に描いたような部分もあるが、根は善良であり、視聴者の視点に近い人物として描かれている。

フランシス「フラン」・シンクレア

声 - ジェシカ・ウォルター / 演 - トニー・サビン・プリンス / 日本語吹替 - 小宮和枝

アールの妻で、専業主婦。アールを陰で支えるしっかり者だが、フェミニストの親友モニカに焚きつけられるなどして、時々主婦業に不満を感じることもある。ロビーと並ぶこのドラマの数少ない良心であり、ちゃらんぽらんなアールにツッコミを入れる役で、無知で保守的なアールと異なりいろいろなことに理解がある。アメリカのヤンキー層に通じるキャラクター設定がされていると考えられ、かなり独善的で強引なところもあるが、それを根拠に家族が悪い方向に流されそうな時には歯止めをかける役になるも、結局フラン自身すら流されてしまうこともある。

ロバート「ロビー」・マーク・シンクレア

声 - ジェイソン・ウィリンガー/ 演 - リーフ・ティルデン / 日本語吹替 - 矢尾一樹

アールの息子で長男。人間で言うと15,6歳である。基本的に利発でしっかりした息子。好きな恐竜もいるし、ロックが大好きないわゆる今時の高校生であるが、傾向はリベラルで家庭内に意識改革を持ち込むことが多く、封建的なアールとは社会に対する多くの見解がかみ合わない。

シャーリーン・シンクレア

声 - サリー・ストラザーズ/ 演 - ミケラン・シスターズ / 日本語吹替 - 松本梨香

アールの娘でロビーの妹。典型的なティーンネイジャーの女の子で欲しいものはポケベル、服など。兄のロビーほど、というか勉強はまったく出来ない。しかし時々鋭いところがある。流行に流されやすく、悪いボーイフレンドに夢中になってしまうことも。

ベイビー・ブルース・シンクレア

声 - ケビン・クラッシュ / 日本語吹替 - 安西正弘

アールの息子で次男である。ベイビーという名前の通りまだ赤ん坊である。生まれてからシンクレア家では毎週何か事件が起こるため、名前を付け忘れたままになっており、ただ「ベイビー」で済ませている。1歳になって「あぁ、死にそうなんだ馬鹿もん」という名前をつけられたが、結局はベイビーに落ち着いた。赤ん坊らしくわがまま放題で家族全員に生意気な口をきくが、特にアールのことは完全に見下しており、フライパンで「ママじゃない奴(Not the Mama)」と言って叩くのが好き。好物はニンジン。

エセル・フィリップス

声 - フローレンス・スタンリー/ 演 - ブライアン・ヘンソン→リッキー・ボイド / 日本語吹替 - 京田尚子

フランの母親。寄る年波のせいで足が悪く、いつも車椅子に乗っている。上流階級[7]出身でプライドが高いので、娘のフランがアールのような材木倒しと結婚したことを未だに承服できないでおり、ことあるごとにアールを「役立たずの太っちょの三段腹」「この唐変木めが」などとこき下ろし、孫たちに対しても辛辣なことをずけずけと言うので、アールはいつも悩まされている。

リッチフィールド

声 - シャーマン・ヘムズリー / 演 - スティーヴ・ホイットマイア / 日本語吹替 - 穂積隆信

アールの上司で、金欲の塊のオスのトリケラトプス。金儲けのためには全く似合っていない女装すらもいとわない。草食恐竜だが常に威圧的かつ高圧的で、気に入らないことがあれば相手が部下であろうが取引先のお客であろうが食べてしまうという恐ろしい性格。よくアール相手に職場で激怒しては事務所の低い天井を頭の角で壊してしまう。ウェンディ(日本語吹替 - 水谷優子)という名の娘がいる。

ロイ・ヘス

声 - サム・マクマレイ / 演 - ポンス・マール/ 日本語吹替 - 峰恵研

アールの同僚でもあり親友のティラノサウルス。アールとは親友で、頼りないところはあるものの、芯はしっかりしている。未だに独身であるためか、惚れっぽいところがある。モニカに惚れたこともあり、彼女を助ける為に偽装結婚をする。ミドルネームはデンジャラス。本人曰く「過激な名前だから」黙っているらしい。

スパイク

声 - クリストファー・メローニ/ 演 - デヴィッド・グリーナウェイ/ 日本語吹替 - 郷里大輔→塩屋浩三

ロビーの親友。風体はアウトローだが基本的に穏やかで、ロビーには恋愛をはじめ様々なアドバイスを送る。男子学生の間で流行しているトゲロイドにも反対している。高校生ながらいろんなところにコネがあり、どこにでも顔が利く不思議な奴。

モニカ

声 - スージー・プラクソン / 日本語吹替 - 横尾まり

フランの親友で、不動産会社を経営している独身(離婚歴あり)のメスのブロントサウルス。レギュラー登場キャラクターのうち、四足歩行恐竜は彼女だけである。フランの親友だけあってしっかりものであるが、四足歩行恐竜なのでアールは彼女のことをあまり良く思っていない[13]。たまにシンクレア家に遊びに来るが、巨大な体を持つためいつも窓から首だけ入ってくる形の出演である。極端なフェミニストで、何かにつけフランやシャーリーンにオスどもの悪行を説き、二人を焚きつける。二足歩行恐竜と四足歩行恐竜との間でいさかいが起きたときは、いつもアールを含めた二足歩行のオス恐竜どもからなじられるが、その都度巨体に物を言わせ、一撃でオスどもを黙らせる。意外にも弱点はセクハラ。

ハワード・ハンダップミー

声 - ケビン・クラッシュ /日本語吹替 - 稲葉実

DNNのニュースキャスター(CNNではない)。

エド

声 - マイケル・マッキーン / 演 - ポンス・マール/ 日本語吹替 - 広瀬正志、上田敏也〈代役〉

シド

日本語吹替 - 龍田直樹

ガス

日本語吹替 - 緒方賢一

ラルフ

日本語吹替 - 梁田清之

長老たち

声 - ジョー・フラハティ、ティム・カリー、他/ 演 - マク・ウィルソン、アラン・トラウトマン、他/ 日本語吹替 - 加藤精三、他

パンゲアの行政、司法、立法を司るお偉い恐竜の方々で、選挙で選ばれる。長老の名称は役職と称号を兼ねており、その名称どおり年寄りが多い。それだけに保守的であり、ナッツ戦争のときは "We Are Right" を標語に掲げた[16]。また都合の悪いことや失政の責任の多くは四足歩行の恐竜や原始人など、自分たちや We say so 社のような大企業以外のスケープゴートをまつりあげそれらへ押し付ける強引な政治手法をとり、一家がそれに巻き込まれるのが通例となっている。

フランソワ

声 - ブルース・ランノイル/ 日本語吹替 - 堀内賢雄

第35話にのみ登場。パンゲアとは別の国から、交換留学生としてシャーリーンと入れ代わりにシンクレア家にホームステイすることになった始祖鳥。本名は実はもっと長い。国では貴族で、それゆえか気位が高く、高慢で鼻持ちならない。その国の国民性として、一日中下らないテレビをだらだらと眺めては大声をあげて笑っている。一家を見下したあまりに憎らしい態度を取り続けたので、最期はベイビーに食べられてしまうが、アールたちが死んだ息子の代わりに今よりもっと大きなテレビを贈ると約束すると、彼の両親は大喜びでそれを受け取る。

スタッフ

製作総指揮 - マイケル・ジェイコブス、ブライアン・ヘンソン

原作 - マイケル・ジェイコブス、ボブ・ヤング

プロデューサー - マイケル・ジェイコブス

脚本 − ジム・ヘンソン

撮影 - ロバート・シェーンハット

制作 - マイケル・ジェイコブス・プロダクション、ジム・ヘンソン・プロダクション

日本語版制作スタッフ

台本 - 岩本令、徐賀世子

スタッフ - 加藤敏、木村絵理子、伊達康将、阿部佳代子

歌唱指導 - 佐々木謙

訳詞 - 小寺陽子

制作 - 東北新社、NHKエンタープライズ21

関連タグ

ホームドラマ 海外ドラマ ブラックジョーク 恐竜人 日常系







































此処から先……鬱展開あり






















シーズン4第58話では……

環境破壊による悪循環によって氷河期を迎えてしまう。


そのきっかけが、アールが務めるWe say so社が建築した工場が原因でカブトムシが絶滅した事。

そこから……

カブトムシが食い尽くす筈だった花が異常大量発生して都市機能がマヒしたので、除草剤を散布したら……世界中の植物が枯れた

植物養殖に必要な水を確保する為に雨を降らせようと、火山を人工的に噴火させて雲を確保しようとして……全世界が豪雪被害に見舞われる

アールが再びWe say so社に助けを求めるも……肝心の社長がご乱心して金の亡者と化し、暖房器具と毛布の大量生産を命じるばかりで何の対策も執らないので、見限る様に電話を切った

ニュースキャスターのハワードが視聴者に「次の快晴は1万年後です」と告げ、一呼吸置いてから「Good-Bye」と告げた。


その後、何事も無かった様にシーズン5(正確にはシーズン4パート2)第59話が放送されたが……これがシーズン4第58話の前なのか後なのかは……明かされていない。


関連タグ(続き)

鬱エンド 全滅エンド 氷河期 スノーボールアース 環境破壊 絶滅

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