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帰終

きしゅう

オープンワールドゲーム「原神」のキャラクター。かつて岩王帝君と共に璃月の帰離集を統治していた塵の魔神。
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概要

帰終(英:Guizhong)とは『原神』に登場する七国の一つ、「璃月」にかつて存在していたとされる塵の魔神のことである。魔神戦争中に命を落としている。


ストーリー、世界任務、及びゲーム内で獲得できるアイテムの紹介文などで度々その存在が言及されている。

かつて岩王帝君と共に璃月港の北にある帰離原(当時は「帰離集」と呼ばれていた)地区を統治したことがあり、「帰離」の「帰」は「帰終」の名から取ったものとする説がある。


璃月の留雲借風真君歌塵浪市真君といった仙人衆とも親密な関係にあった。

归终 阿萍 留云借风


外見

浮世の錠の武器ストーリーでは、体格の割にぶかぶかな着物を着ていた少女と描写されている。


2023年1月21日のVer3.4海灯祭のストーリームービー「心にとどまる余音」にて初めて外見が公開された。(詳細は関連動画を参照)

  • 小柄な体格で、顔が小さく、灰色の髪を両側で前に長く伸ばし、後ろは首の高さあたりで簪で束ねるという、少女らしさのある髪型をしている。
  • 服装は資料の描写通り「ぶかぶか」しており、中国伝統の水袖に似た長い袖が非常に特徴的。
  • なお、短めのスカートの下からつま先まで裸足となっている。

帰終まとめ


人物

世界任務「帰離のお宝」のスメール学者ソラヤーの石碑解析によれば、帰終は魔神にしては非常に珍しい、穏やかで優しい魔神であったという。


民に知恵を持ってほしい、道徳で自分たちを約束してほしい、体が強くあってほしい、そして心を一つにして「帰離集」を守ってほしいという彼女の願いはからも、帰離集の民を愛する神の姿が思い浮かべられる。


また、初めて岩王帝君と出会った時、「わざとらしい位に真面目な顔をしていた」という描写があったり、留雲借風真君や歌塵浪市真君と議論をしていた時に僅かにふくれっ面を見せているシーンも見られている。信頼できる相手や仲間の前では、「魔神」としての背伸びをする必要はなく、むしろ非常に清楚で純粋な少女らしい素顔を見せていた模様。


魔神として

魔神名

魔神としての名前は「塵の魔神 ハーゲントゥス」であり、名前の由来はソロモン72柱ハーゲンティと思われる。


ただ彼女自身は「帰終」の名を好んで通しており、魔神名ではなく「個人としての名前」を持つ神が当時から居たことの証左といえる。


能力

ソラヤーの石碑解析によれば、帰終は「塵の魔神」として塵を操る力を持ち、ひとたび塵を巻きあげれば数千里にも及び、天空を覆い隠すことも出来たという。


しかし、本人が直接戦いに参加するような描写はほとんど無く、むしろ発明と知恵に長けた聡明な魔神として伝えられている。


対魔神弩弓「帰終機」のオリジナルである「翳狐機関」の発明者・設計者であり、「浮世の錠」の作成者でもある。


過去

岩王帝君との同盟

『石書集録』によれば、初めに岩王帝君が降臨し、海潮を退き、天衡山を立て、川を鎮め、今の璃月港に当たる地域で民を導くようになった。それと同時期、或いはそれよりも少し後の時期と思われる時代に、帰終が天衡山の北に降臨した。

帰終 | Guizhong

「浮世の錠」の武器ストーリーにおける帝君の回想では、彼が初めて彼女に出会った時、そこは一面に琉璃百合が咲き乱れる野原だったという。


そこで、二人は同盟の契りを交わした。現存する文献を見る限り、それまでは異なる魔神が平和的な関係を築き、互いに協力するようなことは無かったという。


岩王帝君のみならず、璃月の仙人たちも帰終と絆を結び、特に留雲借風真君とは絡繰りや仕掛けについて、歌塵浪市真君とは音楽の創作についてよく討論し合う仲となり、度々議論にまで発展しては岩王帝君が仲裁役を務めたという。


その当時、留雲借風真君との仕掛け比べで帰終が発案した「翳狐機関」が、後に「帰終機」に改善され、天衡山を守護する装置として設置された。


帰終の治世

やがて、帰終は自分の民を率いて天衡山の北にある土地に移り住み、田を耕して農業を発展させた。全盛期は交通が発達し、町や田が璃月の北の石門まで絶えず続いた。


帰終は岩王帝君に対し、「我が離の民、皆故郷に帰ったかの如く安穏に暮らしている。ここを帰離原と名付けてはいかがか」と尋ね、これに帝君が頷いて同意したため、「帰離集」(後の「帰離原」)という名が生まれた。


「知恵は水の如し、万物を善く利して、鏡となる。」

「徳は木の如し、覆い隠し、生生流転。」

「筋骨を頑丈にし、時を見極めて動く。」

「志を一つに、永久に変わらぬ。」

知で教え、徳で約束し、骨を固く、心を一つ。この四つは『帰離集』となる。


即ち、知恵を以て民を教え、道徳を以て民を律し、民の筋骨を鍛え、民の心を一つに団結させる。かつて帰終が自分の治める民に与え、後に『帰終四誡』と呼ばれるようになった誡め、もとい民の日常生活に対する「諌め」であり「祝福」でもあるとされている。


民を愛した魔神の統治の下、帰離集は長い間平和に存在した。


魔神戦争と大洪水

『ロアルドの日誌』より、魔神戦争以前、岩王帝君は霊矩関から天衡山に跨る防衛拠点作っており、他の魔神の襲撃に備えていた。


しかし、魔神戦争開始後、謎の「大洪水」が璃月を襲い、帰離原から北に荻花洲、西に璃沙郊にかけての広大な璃月地区が尽く水に沈んでしまう。これにより、帰離原、璃沙郊、天衡山の防衛線は魔神たちに突破され、璃月地区は大混戦に陥ることになった。


混戦の中、帰離原地区も魔神の侵略を受けてしまう。洪水の災害が引いて留雲借風真君や歌塵浪市真君が駆け付けた時はすでに一歩遅く、帰離原を守ろうとした帰終は敵勢力の手で致命傷を負わされ、魔神としての神骸だけが残っていた。

归终·仙陨

なお、岩王帝君や護法夜叉勢は一足先に駆け付けていたらしく、帰終は岩王帝君の前で最後の言葉を残し、息を引き取った。二人が出会った時と同じく、琉璃百合の中で。


(彼女が最後に残した言葉は、こちらを参照)


「彼女はこの大地で、民たちと手をつないで前へと進んだ。たとえ彼女が死んだとしても、彼女の信念と理想は消えたりしない。」


関連人物

岩王帝君

帰終の盟友。かつての「帰離原」である「帰離集」を共に統治していた。最期に盟約の印でもあり挑戦状でもある、全ての知恵を閉じ込めた「浮世の錠」を託した。


魔神マルコシアス

帝君共々友誼を結び、共に璃月を庇護した獣神。宴の際には、よく彼の料理を馳走になっていた。


留雲借風真君

魔神戦争時代以前からの帰終の旧知であり、絡繰りや仕掛けについてよく議論し合った仲。帰終の死後、彼女の考えを受け継ぎ、「帰終機」を完成させた。(ただし、『石書集録』では帰終の生前には既に帰終機が天衡山に設置されていたとの記録がある)


奥蔵山の山頂にある「留雲借風洞天」前の机には、「留雲」「帰終」「帝君」三者の席が順番に並べられており、当時帰終と帝君と共に過ごし合った日々を、2000年以上の年月が過ぎた今でも大切にしている様子がうかがえる。


歌塵浪市真君

魔神戦争時代以前からの帰終の旧友であり、音曲の調律などについてよく議論し合った仲。帰終の死後、彼女の「洗塵の鈴」を継承した。


帰終の死をきっかけに、仙人もいずれは「塵となって土に帰り、この世に帰る」という思想を持つようになり、他の仙人たちの多くが俗世から離れて暮らしているのに対し、彼女は璃月港で「俗世」の中で暮らすことを選んだ。

♬♪♬♪♬♪


余談

帰離原(帰離集)の名の由来

  • 帰離原の「帰離」という名称の由来は現在で二つの説が登場している。
    • 一つは『石書集録』に記録されている、帰終が帝君に「我が離の民、皆故郷に帰ったかの如く安穏に暮らしている。ここを帰離原と名付けてはいかがか」と尋ねたことに由来するという説。
    • もう一つは帰離集の石碑にある「……二柱の神の名とりて、此の地『帰離』と名付けき」という記録に基づいた、帰終から「帰」を、岩王帝君の名前(リンク先ネタバレ注意)から「離」をとって「帰離」と名付けたという説。

塵の魔神という設定

  • 日本語版では、「塵の魔神」という名称自体は本国語より忠実に翻訳しているが、帰終の能力に関しては、「埃」を操ると翻訳しているところがよく見られる。
  • しかし、本国の中国語のニュアンスにおける「塵」という言葉は、日本語においての「埃(汚い、ゴミのイメージ)」とは実は異なっており、「世の至る所に存在する小さきもの」や「生き物ならいつかは帰る場所である土」という、哲学的な意味合いが含まれている。
    • このため、「塵世(浮き世、俗人の住む世の中)」や「紅塵(俗世、煩悩に満ちた世界)」といった「塵」の字を使用した仏教用語も造られている。
      • ムービー「心にとどまる余音」の最後で、歌塵浪市真君が帰終の死後、留雲借風真君に別れを告げる時、「いつの日か、我らもみな塵になって土に還り、この世に還る」と口にしているが、この台詞にある「この世」の中国語版でも上記の「紅塵」の言葉を使っており、「塵」の魔神である帰終の設定と相まって、より奥深いものとなっている。

岩王帝君との関係

  • 「浮世の錠」の武器ストーリーは岩王帝君側の視点(第一人称ではないが)での回想という形で語られている物語であり、しかもどこか感情ありげな書き方をしているため、両者の間に「同盟を結んだ盟友」としての感情を超えた何かがあるのではないかという説がある。

帰終の外見について

  • 早くもその存在がゲーム内で確認され、特に岩王帝君と上記の匂わせぶりな関係を持つことから話題性を持ち、早い段階から既にPixiv内で創作イラストが投稿されるようになっていた。
  • しかし、公式が帰終の外見を公開したのは遅れに遅れて2023年1月になってからであり、それ以前の段階で確認できる外見描写は「ぶかぶかな着物」を着ていた「少女」のみであった。そのため、当時の創作者たちは帰終の人物像を脳内補完するしかなかった。
  • 関連イラストを検索する際、下のような明らかに公式の帰終と違った外見の絵が出てくるのはそのためである。(※岩王帝君に関するネタバレがあります)

























Ver3.4以前の帰終と岩王帝君を描いたイラスト

Genshin Impact log 2琉璃百合散落之时Watching Over Liyue, TogetherTo Dust


























関連動画


関連イラスト

旧友归终帰終无题それゆけ帰終ちゃん‼️🔔更新~归终


関連タグ

璃月

魔神


归终、Guizhong ※中国語・英語名の表記ゆれタグ

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