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封印の文字

ふういんのもじ

封印の文字とは、『侍戦隊シンケンジャー』に登場する最強の力である。
目次 [非表示]

概要

外道衆の総大将・血祭ドウコク封印する為の最強のモヂカラ属性は「火」。

メイン画像がその文字で、「火人火」と同様に志葉家が開発したオリジナルの文字である。


シンケンレッドを襲名する歴代の志葉家当主にのみ伝えられ、肉体に生まれつき高純度の火のモヂカラを宿した志葉家の正当な血筋の当主のみが扱う事ができる。ドウコクが火のモヂカラに弱い事から編み出されたもので、ドウコクの身体を一撃でバラバラにして封印する事ができる


一方で、膨大なモヂカラを必要とする上に極めて高度な技である為、歴代の当主は誰も完全な習得はできておらず、先代シンケンレッド/志葉雅貴が十数年前に命と引き換えにこの力を使ってドウコクを封印したものの、封印は不完全でドウコクは現代に復活してしまい今の戦いに至る。

しかし、ドウコクもただで復活できた訳ではなく、封印の後遺症現世に出た瞬間に「水切れ」を起こして行動不能になる身体となり、事実上三途の川から動けなくなってしまった。

不完全な封印でこれなので、封印の文字がいかに強力でドウコクに有効であるかが窺える。


当代の志葉家当主である志葉丈瑠もこの力を未だ習得できておらず、他のメンバーも習得が困難である事を承知しつつも、この力の事で改めて丈瑠を守り戦う事を誓う。その一方で、外道衆はこの力の存在が発覚した事で、丈瑠が封印の文字を習得する前に彼を排除しようと動き出す。

しかし、基本的にアヤカシはドウコクの力に逆らえず従っているだけの者が大半なので、封印の文字の存在が知られると妙な気を起こす者が現れる可能性がある事から、情報を下手には広められず慎重策に出るしかない状況になった(後に実際に妙な気を起こした者が現れている)。

そして、それとは別に個人的な知識欲に駆られた骨のシタリが、この封印の文字の詳細を探ろうと度々独自に暗躍を行う(この行動はドウコクも不快感を示して咎めている)。


このように、序盤の終わり頃にこの力の存在が発覚して以降は物語の基点の一つとなり、慎重策に徹しながらも度々丈瑠を狙う外道衆と、丈瑠を守ろうとする家臣達の対立軸となっている。

しかし、何故か当の丈瑠本人はこの封印の文字については言葉を濁し、作中では習得に向けた動きをしている様子も特に見えないばかりか、自分の身を顧みないような行動が目立つのだが…


以下ネタバレ注意

終盤に志葉家の真の十八代当主は志葉薫で、彼女がこのモヂカラを完全に修得するまでの間の時間稼ぎとして立てた影武者の当主こそが、他でも無い志葉丈瑠である事が判明した。


つまり、丈瑠が作中で封印の文字について口を濁していたのも、習得に向けた具体的な修練をしている描写が無いのも当たり前で、最初から志葉家の血筋の人間ではない丈瑠では、封印の文字の習得は不可能だったのである。むしろ丈瑠の役割は薫が封印の文字を習得するまでの時間稼ぎ。

そして丈瑠が影武者として時間稼ぎをしている間、薫は生まれてから十数年に渡ってこの力の習得の為に血の滲むような努力を重ね、その結果遂に封印の文字の完全な習得に成功した


アヤカシであれば、ドウコクですら強制的に封印できる最強の文字である反面、発動には膨大な量のモヂカラと時間が必要で、連続使用は不可能な上に発動に最低でも3~5分は必要なので、仲間の援護が無ければまず使えない。さらに対アヤカシに完全に特化している為に「人間には効果が無い」という弱点が存在する。

その為、半分人間はぐれ外道である薄皮太夫を取り込んだドウコクに対しては、左胸にを負わせただけで封印には至らなかった(ドウコク自身が持つ対アヤカシの封印術も人間に対しては効果は無いので、どうやら対アヤカシに特化させた力はその分人間に対しては効果は薄くなるようである)。


しかし、作中でドウコクの身体に傷をつけられた攻撃は封印の文字だけであり、ドウコクの防御力を突破できないシンケンジャーは、最終的には「この胸の傷から直接ドウコクの体内に薫の強大な火のモヂカラを流し込む」という方法でドウコクを倒した。

つまり、いずれにせよ封印の文字が無ければドウコクを倒す事は不可能であり、対ドウコクにおける最大の切り札である事は最後まで一貫して変わらなかった。


天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー

同作では、ゴールドを含むスーパー化したシンケンジャー5人とハイパー化したシンケンレッドの6人で、1部首ずつに分けて封印の文字を発動し、血祭のブレドランが三途の川の水を護星界に引き込んで滅ぼそうとしたのを防ぐ為に使用された。ただし、一体彼等がいつどのタイミングで封印の文字を習得したのかは不明で、志葉家の人間にしか使えないという本編の設定も無視されている。


一応は、ゴセイジャーの力で全員がスーパー化及びハイパー化した状態で部首毎に分けての発動という、極めて特殊な状況下における使用なので、志葉家の人間でなければ使えないも同然だとは言えるのだが、逆にそういった条件下でもなければ使えない文字を習得した理由は不明。

また、封印の文字は「火」属性なので、レッド以外の面子が最高度のモヂカラである上に属性も異なる封印の文字を、秘伝ディスクを使わずに運用できた理由も謎である(TVシリーズの設定では属性の異なるモヂカラを使う場合は、必ず秘伝ディスクが必要だった)。


まあ……劇中の流れでも流ノ介達が戸惑う中、丈瑠がアラタ譲りの「何とかなる」という台詞を発しているあたり、そこも含めてあくまでお祭り作品という事だろう。


関連タグ

侍戦隊シンケンジャー ショドウフォン モヂカラ


志葉薫:継承者にして唯一の完全な習得者。


ナイトアックスゴーカイガレオンバスターリュウソウカリバー:特定の敵対策の切り札とされていて、終盤本人に向けるも通じなかった武具や技繋がり。なお、ゴーカイガレオンバスター以外はその標的がラスボスという点も共通している。ただし、封印の文字は前述通りその後のラスボス討伐において重大な役割を果たしており、封印の文字無しではラスボスを倒せなかった事に変わりはなく、この手の武器や技の中ではかなり優遇されている方である。

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