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タカ目タカ科ハイタカ属の鳥の一種。英語ではゴスホーク。

曖昧さ回避

曖昧さ回避

日本海軍空母「大鷹」については大鷹型空母を、これをモチーフとしたブラウザゲーム『艦隊これくしょん』の登場キャラクターについては大鷹(艦隊これくしょん)を参照のこと。なお、どちらも読みは「たいよう」である。


概要

概要

全長(平均):雄50cm 雌60cm

翼開長(平均):雄106cm 雌131cm


カラス程度の大きさの猛禽。

ユーラシア大陸・北アメリカ大陸の亜寒帯から温帯にかけて広く分布し、9つの亜種に分かれる。日本の亜種は白い眉斑と黒い眼帯が特徴である。北海道ではユーラシアの亜種が往来するので別種とされていたが、現在は本州の亜種と同じものとして扱われている。

生態系の頂点の一角を占め、主にハト類、ムクドリ、ヒヨドリなどの鳥を空中で捕らえて食べる。

現在はワシントン条約附属書II類で、日本で鷹狩りに使われているのは輸入した大鷹である。


【大鷹の鳴き声】

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日本海軍空母「大鷹」については大鷹型空母を、これをモチーフとしたブラウザゲーム『艦隊これくしょん』の登場キャラクターについては大鷹(艦隊これくしょん)を参照のこと。なお、どちらも読みは「たいよう」である。


概要

概要

全長(平均):雄50cm 雌60cm

翼開長(平均):雄106cm 雌131cm


カラス程度の大きさの猛禽。

ユーラシア大陸・北アメリカ大陸の亜寒帯から温帯にかけて広く分布し、9つの亜種に分かれる。日本の亜種は白い眉斑と黒い眼帯が特徴である。北海道ではユーラシアの亜種が往来するので別種とされていたが、現在は本州の亜種と同じものとして扱われている。

生態系の頂点の一角を占め、主にハト類、ムクドリ、ヒヨドリなどの鳥を空中で捕らえて食べる。

現在はワシントン条約附属書II類で、日本で鷹狩りに使われているのは輸入した大鷹である。


【大鷹の鳴き声】

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  • ボクの妹は空を飛べない。~父さんが拾ってきたのは“人間”の子どもでした~

    十五、陽炎。(一)

     「今日から、この子はお前の妹だ」  鳥人族の少年、ハヤブサ。長く里を離れていた彼の父、鳥人の族長が拾ってきたのは人の子。森でさまよっていたとかで、ボッロボロのガッリガリの幼い女の子。  「人の子が、ボクの妹!?」  「この子の世話は、お前にまかせた」  父親に、無理やり人の子を押し付けられたハヤブサ。  「なんで、ボクがお世話しなくちゃいけないんだ!」  それも、よりにもよって、人の子なんて!  鳥人と人は仲が悪い。森は鳥人のもの。野は人のもの。そう太古の昔に神々が定めたのに。人は自分たちを神の末裔だとか言って、世界を自分たちのものへと作り替えていく。鳥人の森を奪っていく。  そんな、憎くて、大っきらいな人の子の世話。  イヤでイヤでしょうがないのに、人の子はハヤブサにとっても懐いて……?  「……少しだけだからな。ちゃんとお世話しないと、父さんに怒られるからな」  しぶしぶ、人の子の世話をするハヤブサ。  鳥人の兄と人の子の妹。どんだけ嫌っても、ずっと自分を慕って懐いてくる人の子。ハヤブサたちに出会う前、心を砕かれ声を失うような目に遭った人族の少女。  「メドリは、ちょっと翼をなくしただけの女の子だ」  少女に「メドリ」と名付けたハヤブサ。彼と、彼の仲間、そして他の鳥人たちも、メドリを受け入れ始めた。――けれど。  彼女が手にする薄桃色の勾玉。森に突き立てられた剣。彼女を求める人の皇子。  メドリには、なにか秘密があるようで――!?  はるか昔、神々の時代が終わり、人の時代が始まる少し前の世界の物語。 ―――――――  第十五話です。  陽炎=かぎろひ。明け方、東方に見える光。  七年過ぎました。いつの間にやら七年過ぎました。  ハヤブサ=十五歳。メドリ=十二歳。  ここからの話、八歳のままでは進められないエピソードだらけだったので、一気に年齢引き上げです。一話進んだら一気に歳取る荒技発動です。  これからも、よろよろしくお願いいたしますm(_ _)m
  • 奥様は艦娘! pixiv版 軽空母編

    大鷹とケッコンしました。

    此度は春日丸さんこと、大鷹さんです! パッと見は赤城さんや鳳翔さんの隠し子みたいな印象が私にはありましたが、彼女もとても物腰の柔らかい大和撫子です。 なので、きっとデレたらこうなんじゃないかな?って妄想しながら書きました♪ 今回はアンケートも設定するので、よろしければご回答頂けると幸いです☆ これは艦隊これくしょんの二次創作であり、私の妄想です。どうかご了承くださいませ。 それでは、ブラックコーヒーをお供にお読みください♪
  • ボクの妹は空を飛べない。~父さんが拾ってきたのは“人間”の子どもでした~

    三十五、真秀。(七)

     「今日から、この子はお前の妹だ」  鳥人族の少年、ハヤブサ。長く里を離れていた彼の父、鳥人の族長が拾ってきたのは人の子。森でさまよっていたとかで、ボッロボロのガッリガリの幼い女の子。  「人の子が、ボクの妹!?」  「この子の世話は、お前にまかせた」  父親に、無理やり人の子を押し付けられたハヤブサ。  「なんで、ボクがお世話しなくちゃいけないんだ!」  それも、よりにもよって、人の子なんて!  鳥人と人は仲が悪い。森は鳥人のもの。野は人のもの。そう太古の昔に神々が定めたのに。人は自分たちを神の末裔だとか言って、世界を自分たちのものへと作り替えていく。鳥人の森を奪っていく。  そんな、憎くて、大っきらいな人の子の世話。  イヤでイヤでしょうがないのに、人の子はハヤブサにとっても懐いて……?  「……少しだけだからな。ちゃんとお世話しないと、父さんに怒られるからな」  しぶしぶ、人の子の世話をするハヤブサ。  鳥人の兄と人の子の妹。どんだけ嫌っても、ずっと自分を慕って懐いてくる人の子。ハヤブサたちに出会う前、心を砕かれ声を失うような目に遭った人族の少女。  「メドリは、ちょっと翼をなくしただけの女の子だ」  少女に「メドリ」と名付けたハヤブサ。彼と、彼の仲間、そして他の鳥人たちも、メドリを受け入れ始めた。――けれど。  彼女が手にする薄桃色の勾玉。森に突き立てられた剣。彼女を求める人の皇子。  メドリには、なにか秘密があるようで――!?  はるか昔、神々の時代が終わり、人の時代が始まる少し前の世界の物語。 ―――――――  第三十五話です。  メドリの苦悩。  ……よく考えたらさ、メドリ、まだ十二歳なんだよ。ハヤブサだって十五歳。   それで人生を左右するようなことを決定しなきゃいけないって辛すぎない? (自分で決めたくせに、なにを)  ついでに言えば、忍海彦は十六歳です。なんか、メドリをウンヌン言うとロリコンっぽいなって思ったけど、年の差にして四歳なら許容範囲内か? 自分ダンナと六歳差だし。以前、自分とダンナの関係を、「大学二年生が、中学二年生に手を出した」って表現したら、息子たちがら「オトン、犯罪やん」って言われた。……まあ、そうだよな。メドリと忍海彦だって、高一が小六と結婚ウンヌン言ってるようなもんだし。(コラコラ)  ハヤブサが十五歳になることだけ考えてたら、そんな年齢になっちゃった。エヘ。  なんで、ハヤブサを十五歳?  それは、十五歳ってのが古来(?)の成人年齢にあたるからなんでございます。結婚だってするし、一人前の大人扱いされます。(ただし、政治に参加する、子を産むなどの行為はもう少し後) 未来を考え、自分を決定するいい歳かな、と。  これからも、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
  • ボクの妹は空を飛べない。~父さんが拾ってきたのは“人間”の子どもでした~

    二十二、風巻。(一)

     「今日から、この子はお前の妹だ」  鳥人族の少年、ハヤブサ。長く里を離れていた彼の父、鳥人の族長が拾ってきたのは人の子。森でさまよっていたとかで、ボッロボロのガッリガリの幼い女の子。  「人の子が、ボクの妹!?」  「この子の世話は、お前にまかせた」  父親に、無理やり人の子を押し付けられたハヤブサ。  「なんで、ボクがお世話しなくちゃいけないんだ!」  それも、よりにもよって、人の子なんて!  鳥人と人は仲が悪い。森は鳥人のもの。野は人のもの。そう太古の昔に神々が定めたのに。人は自分たちを神の末裔だとか言って、世界を自分たちのものへと作り替えていく。鳥人の森を奪っていく。  そんな、憎くて、大っきらいな人の子の世話。  イヤでイヤでしょうがないのに、人の子はハヤブサにとっても懐いて……?  「……少しだけだからな。ちゃんとお世話しないと、父さんに怒られるからな」  しぶしぶ、人の子の世話をするハヤブサ。  鳥人の兄と人の子の妹。どんだけ嫌っても、ずっと自分を慕って懐いてくる人の子。ハヤブサたちに出会う前、心を砕かれ声を失うような目に遭った人族の少女。  「メドリは、ちょっと翼をなくしただけの女の子だ」  少女に「メドリ」と名付けたハヤブサ。彼と、彼の仲間、そして他の鳥人たちも、メドリを受け入れ始めた。――けれど。  彼女が手にする薄桃色の勾玉。森に突き立てられた剣。彼女を求める人の皇子。  メドリには、なにか秘密があるようで――!?  はるか昔、神々の時代が終わり、人の時代が始まる少し前の世界の物語。 ―――――――  第二十二話です。  風巻=しまき。激しく吹き荒れる風。雨や雪を混じえて吹く風。  この物語、朝読とかにも使ってもらえるよう、一話=5分程度で、一週間で一章完結ってしてみたんだけど……。思いの外難しかった。七話も区分出来ないような章もあるんだよ。  一話ごとにタイトルつけるより、章ごとにタイトルをつけて「〇〇(一)」「○○(二)」のが断然楽だって気づいたのはよいことなんだけど。プロットを組んで、そこから起→承→転→結にあわせて章を構成していって。そのなかで、「ここからここまでの変化をどう区切るか」ってのを、一章=7話だから7つに割り振って(ネーム)。イベントとかエピソードはプロット段階で考えてあるので、それをどこに組み込むかも考えて。アニメにおける「シリーズ構成」さんの仕事ってこういうのを言うのかなと思いながらやってました。  基礎だけ作って(プロット)、あとは自由にキャラに動いてもらって、その場の言動次第で物語を作ってくってのも面白いけど、それをすると「お前は何をテーマに書きたいんじゃ」って自分でツッコミ入れたくなるような作品になってしまい……。まあ、読んで「面白い!」って思ってもらえたらそれで充分なんですけどね。  これからも、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
  • ボクの妹は空を飛べない。~父さんが拾ってきたのは“人間”の子どもでした~

    二十三、風巻。(二)

     「今日から、この子はお前の妹だ」  鳥人族の少年、ハヤブサ。長く里を離れていた彼の父、鳥人の族長が拾ってきたのは人の子。森でさまよっていたとかで、ボッロボロのガッリガリの幼い女の子。  「人の子が、ボクの妹!?」  「この子の世話は、お前にまかせた」  父親に、無理やり人の子を押し付けられたハヤブサ。  「なんで、ボクがお世話しなくちゃいけないんだ!」  それも、よりにもよって、人の子なんて!  鳥人と人は仲が悪い。森は鳥人のもの。野は人のもの。そう太古の昔に神々が定めたのに。人は自分たちを神の末裔だとか言って、世界を自分たちのものへと作り替えていく。鳥人の森を奪っていく。  そんな、憎くて、大っきらいな人の子の世話。  イヤでイヤでしょうがないのに、人の子はハヤブサにとっても懐いて……?  「……少しだけだからな。ちゃんとお世話しないと、父さんに怒られるからな」  しぶしぶ、人の子の世話をするハヤブサ。  鳥人の兄と人の子の妹。どんだけ嫌っても、ずっと自分を慕って懐いてくる人の子。ハヤブサたちに出会う前、心を砕かれ声を失うような目に遭った人族の少女。  「メドリは、ちょっと翼をなくしただけの女の子だ」  少女に「メドリ」と名付けたハヤブサ。彼と、彼の仲間、そして他の鳥人たちも、メドリを受け入れ始めた。――けれど。  彼女が手にする薄桃色の勾玉。森に突き立てられた剣。彼女を求める人の皇子。  メドリには、なにか秘密があるようで――!?  はるか昔、神々の時代が終わり、人の時代が始まる少し前の世界の物語。 ―――――――  第二十三話です。  ムラサキ。またまた出しちゃいましたムラサキ草。  「あかねさす 紫野行き 標野行き 野守が見ずや 君が袖振る」  額田王の歌です。『万葉集』です。  ここに出てくる「紫野行き」の「紫」は、「ムラサキ」という草のことなのです。  で。「ムラサキ」って名前なのに、花の色は白。根を染料として使うと紫色に染まるんだとか。(紫根という名で取引されます) 他にも「群れて咲く」から「群れ咲き」で「ムラサキ」なんだとか。  花は地味です。  って、本物、見たことないんだけどね。(だって絶滅危惧種?だから。普通に生えてないのよ)  どこだったかに観光に行った時に見たような気がするけど……。(多分、奈良。万葉集に出てくる草木を集めた植物園があった……と思う) その頃は「ふぅん」程度にしか思ってなかったんだよなあ。おこちゃまだったから、『万葉集』もろくに知らなかったし。よく見ておけばよかったと、今更ながらの後悔。  これからも、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
  • 四航戦がのんびりする話

    今年最後の投稿になります。 R-18じゃないのはご容赦を。四航戦の3人がのんびりとこたつに入る話です。
  • ボクの妹は空を飛べない。~父さんが拾ってきたのは“人間”の子どもでした~

    二十五、風巻。(四)

     「今日から、この子はお前の妹だ」  鳥人族の少年、ハヤブサ。長く里を離れていた彼の父、鳥人の族長が拾ってきたのは人の子。森でさまよっていたとかで、ボッロボロのガッリガリの幼い女の子。  「人の子が、ボクの妹!?」  「この子の世話は、お前にまかせた」  父親に、無理やり人の子を押し付けられたハヤブサ。  「なんで、ボクがお世話しなくちゃいけないんだ!」  それも、よりにもよって、人の子なんて!  鳥人と人は仲が悪い。森は鳥人のもの。野は人のもの。そう太古の昔に神々が定めたのに。人は自分たちを神の末裔だとか言って、世界を自分たちのものへと作り替えていく。鳥人の森を奪っていく。  そんな、憎くて、大っきらいな人の子の世話。  イヤでイヤでしょうがないのに、人の子はハヤブサにとっても懐いて……?  「……少しだけだからな。ちゃんとお世話しないと、父さんに怒られるからな」  しぶしぶ、人の子の世話をするハヤブサ。  鳥人の兄と人の子の妹。どんだけ嫌っても、ずっと自分を慕って懐いてくる人の子。ハヤブサたちに出会う前、心を砕かれ声を失うような目に遭った人族の少女。  「メドリは、ちょっと翼をなくしただけの女の子だ」  少女に「メドリ」と名付けたハヤブサ。彼と、彼の仲間、そして他の鳥人たちも、メドリを受け入れ始めた。――けれど。  彼女が手にする薄桃色の勾玉。森に突き立てられた剣。彼女を求める人の皇子。  メドリには、なにか秘密があるようで――!?  はるか昔、神々の時代が終わり、人の時代が始まる少し前の世界の物語。 ―――――――  第二十五話です。  山を下りてくだけの回。  そういや自分、「夏の共同執筆企画」にも参加しておるのですが。  ――私のプロット、長くね?  という事実に気づいてしまいました(焦)  いやあ、他の方のを見てるとさ、1000字以内に収まってるんすよ。  で、ネットで調べたら、「まずは200字。難易度高めの400字」とかあって。「1600字を超えるようなら再考を」みたいなことも書いてあって。  …………。自分余裕の2000字超えですわ。ハハハ。  これが長編のプロットになると、もう10000字でもすまないほどロングロング。  まあ、途中ひらめいた会話文とか地の文を書き連ねるから、純粋なプロットではないんですけどね。(それでも長い)  今のこの作品のプロットはエクセルで作ってますが、10000字どころじゃねえな。まあ、調べたこととか、元ネタや、ネームも記載したりするので、どうしても多くなりがちなんですが。(もはやそれはプロットではなく、アイディア帳に近い) 以前は、ノートにアイディアとプロットとネームのごっちゃになったようなものを書きなぐってたんですが、今年からエクセルに変えました。なぜかって? 老眼が進んだからじゃよ。ノートに書いて(眼鏡を外す)、その後パソコンを見て(眼鏡をかける)、資料を読み漁って(眼鏡を外す)が繰り返されると……。「ばあさんや、わしの眼鏡を知らんかのう」になってしまう。「頭の上にありますよ、ジジイ」(笑)  そんなだんごのプロットですが、どなたか「書いてやらあ」って神のようなお方、ぜひぜひ執筆をお願い致します。このプロットからどう変化していくのか。メッチャ読みたいでござる。  これからもよろしくお願いいたしますm(_ _)m
  • 艦これSS 岩川基地より

    岩川基地より 番外延長戦2 小ネタ集・改装編

    艦これSS 岩川基地より 番外延長戦その2です。 各エピゾードの時系列はそれぞれバラバラです。 外伝も新シリーズも一向に始まらなくて申し訳ありませんが、しばらくLA書きます。 アプデまとめ http://blog.livedoor.jp/koki_akimi/archives/71635727.html
  • ボクの妹は空を飛べない。~父さんが拾ってきたのは“人間”の子どもでした~

    三十三、真秀。(五)

     「今日から、この子はお前の妹だ」  鳥人族の少年、ハヤブサ。長く里を離れていた彼の父、鳥人の族長が拾ってきたのは人の子。森でさまよっていたとかで、ボッロボロのガッリガリの幼い女の子。  「人の子が、ボクの妹!?」  「この子の世話は、お前にまかせた」  父親に、無理やり人の子を押し付けられたハヤブサ。  「なんで、ボクがお世話しなくちゃいけないんだ!」  それも、よりにもよって、人の子なんて!  鳥人と人は仲が悪い。森は鳥人のもの。野は人のもの。そう太古の昔に神々が定めたのに。人は自分たちを神の末裔だとか言って、世界を自分たちのものへと作り替えていく。鳥人の森を奪っていく。  そんな、憎くて、大っきらいな人の子の世話。  イヤでイヤでしょうがないのに、人の子はハヤブサにとっても懐いて……?  「……少しだけだからな。ちゃんとお世話しないと、父さんに怒られるからな」  しぶしぶ、人の子の世話をするハヤブサ。  鳥人の兄と人の子の妹。どんだけ嫌っても、ずっと自分を慕って懐いてくる人の子。ハヤブサたちに出会う前、心を砕かれ声を失うような目に遭った人族の少女。  「メドリは、ちょっと翼をなくしただけの女の子だ」  少女に「メドリ」と名付けたハヤブサ。彼と、彼の仲間、そして他の鳥人たちも、メドリを受け入れ始めた。――けれど。  彼女が手にする薄桃色の勾玉。森に突き立てられた剣。彼女を求める人の皇子。  メドリには、なにか秘密があるようで――!?  はるか昔、神々の時代が終わり、人の時代が始まる少し前の世界の物語。 ―――――――  第三十三話です。  血の繋がった家族であってもギッスギスの大王家(人)と、血が繋がらなくても家族(メドリ)を大事にする鳥人族。  対比的に出したかったのですが、上手く出てるかな?どうかな?  なるべく(「なるべく」ですが)、人と鳥人は対極にあるように書いてるつもりです。(あくまで「つもり」ですが)   自然と共存する鳥人と、自然を自分のものにしていく人。同族殺しの人と、武器を持たない鳥人。  それぞれの神宝も、「誰かを呼べるマグマ大使風の」笛と、「ライデインのできる」剣。その性質まで違います。  自分の好きな「古代」で好き放題するだけじゃなく、そのへんもテーマとして放り込みたかったので(なんのテーマなんだろう)、書けて満足してます。(だから、なんのテーマ)  これからも、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
  • ボクの妹は空を飛べない。~父さんが拾ってきたのは“人間”の子どもでした~

    三十六、風早。(一)

     「今日から、この子はお前の妹だ」  鳥人族の少年、ハヤブサ。長く里を離れていた彼の父、鳥人の族長が拾ってきたのは人の子。森でさまよっていたとかで、ボッロボロのガッリガリの幼い女の子。  「人の子が、ボクの妹!?」  「この子の世話は、お前にまかせた」  父親に、無理やり人の子を押し付けられたハヤブサ。  「なんで、ボクがお世話しなくちゃいけないんだ!」  それも、よりにもよって、人の子なんて!  鳥人と人は仲が悪い。森は鳥人のもの。野は人のもの。そう太古の昔に神々が定めたのに。人は自分たちを神の末裔だとか言って、世界を自分たちのものへと作り替えていく。鳥人の森を奪っていく。  そんな、憎くて、大っきらいな人の子の世話。  イヤでイヤでしょうがないのに、人の子はハヤブサにとっても懐いて……?  「……少しだけだからな。ちゃんとお世話しないと、父さんに怒られるからな」  しぶしぶ、人の子の世話をするハヤブサ。  鳥人の兄と人の子の妹。どんだけ嫌っても、ずっと自分を慕って懐いてくる人の子。ハヤブサたちに出会う前、心を砕かれ声を失うような目に遭った人族の少女。  「メドリは、ちょっと翼をなくしただけの女の子だ」  少女に「メドリ」と名付けたハヤブサ。彼と、彼の仲間、そして他の鳥人たちも、メドリを受け入れ始めた。――けれど。  彼女が手にする薄桃色の勾玉。森に突き立てられた剣。彼女を求める人の皇子。  メドリには、なにか秘密があるようで――!?  はるか昔、神々の時代が終わり、人の時代が始まる少し前の世界の物語。 ―――――――  第三十六話です。  風早=かざはや。風が強く吹くこと。風の激しい土地。  素珥山(そにやま)は現在の曽爾山。ススキで有名な曽爾高原がある、奈良県の山(っていうか、その一帯)でございます。  『古事記』において、隼別皇子と女鳥王が仁徳天皇の軍によって殺された所。彼らは、難波高津宮(難波宮、大阪城の近く)から伊勢に向かって逃げて、明日香村の東、倉橋山を越えて宇陀、さらに東、曽爾山で追手に捕まるという、逃走経路。おそらく、竹内街道(丹比道)から横大路からの倉橋山、その先の伊勢本街道を通って伊勢に行こうとしたのかな、と。これだと、西から東、伊勢までズバーンとまっすぐ一直線ですが……。山、すごいよ? 身を隠すには最適だけど、山すごいよ?(何度でも言う) それぐらいなら、津(古名は安濃津)の方に出る初瀬街道のがマシ。そっちも山多いけど。  『日本書紀』だと二人は、伊勢国まで逃げて、「コモシロノ」で殺され、「イオキ川」のほとりに埋葬されたとあるんだけど、それ、ドコ? そんな地名、三重県民だけど知らんのだよ。誰か教えてくだされ。  これからも、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
  • ボクの妹は空を飛べない。~父さんが拾ってきたのは“人間”の子どもでした~

    二十六、風巻。(五)

     「今日から、この子はお前の妹だ」  鳥人族の少年、ハヤブサ。長く里を離れていた彼の父、鳥人の族長が拾ってきたのは人の子。森でさまよっていたとかで、ボッロボロのガッリガリの幼い女の子。  「人の子が、ボクの妹!?」  「この子の世話は、お前にまかせた」  父親に、無理やり人の子を押し付けられたハヤブサ。  「なんで、ボクがお世話しなくちゃいけないんだ!」  それも、よりにもよって、人の子なんて!  鳥人と人は仲が悪い。森は鳥人のもの。野は人のもの。そう太古の昔に神々が定めたのに。人は自分たちを神の末裔だとか言って、世界を自分たちのものへと作り替えていく。鳥人の森を奪っていく。  そんな、憎くて、大っきらいな人の子の世話。  イヤでイヤでしょうがないのに、人の子はハヤブサにとっても懐いて……?  「……少しだけだからな。ちゃんとお世話しないと、父さんに怒られるからな」  しぶしぶ、人の子の世話をするハヤブサ。  鳥人の兄と人の子の妹。どんだけ嫌っても、ずっと自分を慕って懐いてくる人の子。ハヤブサたちに出会う前、心を砕かれ声を失うような目に遭った人族の少女。  「メドリは、ちょっと翼をなくしただけの女の子だ」  少女に「メドリ」と名付けたハヤブサ。彼と、彼の仲間、そして他の鳥人たちも、メドリを受け入れ始めた。――けれど。  彼女が手にする薄桃色の勾玉。森に突き立てられた剣。彼女を求める人の皇子。  メドリには、なにか秘密があるようで――!?  はるか昔、神々の時代が終わり、人の時代が始まる少し前の世界の物語。 ―――――――  第二十六話です。  カッコよく口上(?)を述べるハヤブサ。次期族長として頑張ってます。――が。  矢、痛そう。  自分の書く物語では、矢で射られる率が高いです。そして刀(剣)で斬られる率は低い。  おそらくだけど「剣で斬られたら死ぬけど、矢なら(刺さった部分によっては)ワンチャン生き延びられそう」って思ってるんでしょうね。  でも刺さったら、絶対痛い。きっと「火のついたように痛い」んだろうな。ごめんね、ハヤブサ。  これからも、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
  • ボクの妹は空を飛べない。~父さんが拾ってきたのは“人間”の子どもでした~

    四十、風早。(五)

     「今日から、この子はお前の妹だ」  鳥人族の少年、ハヤブサ。長く里を離れていた彼の父、鳥人の族長が拾ってきたのは人の子。森でさまよっていたとかで、ボッロボロのガッリガリの幼い女の子。  「人の子が、ボクの妹!?」  「この子の世話は、お前にまかせた」  父親に、無理やり人の子を押し付けられたハヤブサ。  「なんで、ボクがお世話しなくちゃいけないんだ!」  それも、よりにもよって、人の子なんて!  鳥人と人は仲が悪い。森は鳥人のもの。野は人のもの。そう太古の昔に神々が定めたのに。人は自分たちを神の末裔だとか言って、世界を自分たちのものへと作り替えていく。鳥人の森を奪っていく。  そんな、憎くて、大っきらいな人の子の世話。  イヤでイヤでしょうがないのに、人の子はハヤブサにとっても懐いて……?  「……少しだけだからな。ちゃんとお世話しないと、父さんに怒られるからな」  しぶしぶ、人の子の世話をするハヤブサ。  鳥人の兄と人の子の妹。どんだけ嫌っても、ずっと自分を慕って懐いてくる人の子。ハヤブサたちに出会う前、心を砕かれ声を失うような目に遭った人族の少女。  「メドリは、ちょっと翼をなくしただけの女の子だ」  少女に「メドリ」と名付けたハヤブサ。彼と、彼の仲間、そして他の鳥人たちも、メドリを受け入れ始めた。――けれど。  彼女が手にする薄桃色の勾玉。森に突き立てられた剣。彼女を求める人の皇子。  メドリには、なにか秘密があるようで――!?  はるか昔、神々の時代が終わり、人の時代が始まる少し前の世界の物語。 ―――――――  第四十話です。  「梯立ての 倉橋山は 嶮しけど 妹と登れば 嶮しくあらず」  『古事記』にある、隼別皇子が詠んだ歌です。天にかかるハシゴのように険しい山でも、愛しい人(妻)と登れば、険しくないさ、楽勝さ♪  『日本書紀』だと、「橋立の 嶮しき山も 吾妹子と 二人越ゆれば 安筵かも」になります。天にかかったハシゴのような山でも、妻(吾妹子)と二人で越えたなら、筵(ムシロ)に座ってるように楽勝、楽チン♪ という意味。  う~~ん。個人的には『古事記』のが好きかな。「ムシロに座って~」がどうにも引っかかって。山越えでムシロに座ってるみたいにってなんなのさ。フライングカーペット(ムシロ)か? 「嶮しけど~嶮しくあらず」って同じ文言をくり返してるのも素朴な感情の現れみたいで好き。(上古の時代には多いのよ、そういうの)  ハヤブサたちが残してきた剣。天叢雲剣(草薙剣)か布都御魂剣か悩んだけど、最終的に布都御魂剣におさまりました。天皇(大君)の武力、権力の象徴だから天叢雲剣も捨てがたかったけど。武甕槌命(タケミカヅチノミコト)という雷神っぽい方(ミカヅチ=ミ・イカヅチ=御・雷)が豊葦原平定に使われた布都御魂剣のほうが、ライデインっぽくっていいかな、と。(ライデイン?) 武甕槌命は国譲りで建御名方命(タケミナカタノミコト)と力を競い合う武神でもあり、雷にも縁の深い神様。鹿島神宮の御祭神だす。タケミナカタノミコトは諏訪大社の御祭神。名前が似てるのでやや混乱。  この後、忍海彦はどうするんでしょうね。初心を忘れず父親を倒すんでしょうかね。それとも、ジッと父親が死ぬまで雌伏の時を過ごす? どっちにしても不穏です。大君は仁徳天皇がモデルですが、彼の息子(履中天皇)は同母弟を(女を取り合うことで)誅したけど、父親にはなにもしてないからねえ。いずれにせよ、「不穏!」なので書かないです。書きたくねえ。  これからも、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
  • 艦これSS 岩川基地よりktkr

    岩川基地よりktkr 23 松風-スタバ誕生-

    艦これSS 岩川基地よりktkr 第23話です。 松風は乙女だけどアッピールの仕方は男の子のそれででもやっぱり心は乙女だったらいいなそして朝風は喧嘩しながらも応援してあげたり励ましてくれると最高だと思うんですよね概念推進委員会実働部隊隊長幸記アキミ、参る。 新生活、初めてスタバへ踏み出すキミへ……。
  • ボクの妹は空を飛べない。~父さんが拾ってきたのは“人間”の子どもでした~

    三十、真秀。(二)

     「今日から、この子はお前の妹だ」  鳥人族の少年、ハヤブサ。長く里を離れていた彼の父、鳥人の族長が拾ってきたのは人の子。森でさまよっていたとかで、ボッロボロのガッリガリの幼い女の子。  「人の子が、ボクの妹!?」  「この子の世話は、お前にまかせた」  父親に、無理やり人の子を押し付けられたハヤブサ。  「なんで、ボクがお世話しなくちゃいけないんだ!」  それも、よりにもよって、人の子なんて!  鳥人と人は仲が悪い。森は鳥人のもの。野は人のもの。そう太古の昔に神々が定めたのに。人は自分たちを神の末裔だとか言って、世界を自分たちのものへと作り替えていく。鳥人の森を奪っていく。  そんな、憎くて、大っきらいな人の子の世話。  イヤでイヤでしょうがないのに、人の子はハヤブサにとっても懐いて……?  「……少しだけだからな。ちゃんとお世話しないと、父さんに怒られるからな」  しぶしぶ、人の子の世話をするハヤブサ。  鳥人の兄と人の子の妹。どんだけ嫌っても、ずっと自分を慕って懐いてくる人の子。ハヤブサたちに出会う前、心を砕かれ声を失うような目に遭った人族の少女。  「メドリは、ちょっと翼をなくしただけの女の子だ」  少女に「メドリ」と名付けたハヤブサ。彼と、彼の仲間、そして他の鳥人たちも、メドリを受け入れ始めた。――けれど。  彼女が手にする薄桃色の勾玉。森に突き立てられた剣。彼女を求める人の皇子。  メドリには、なにか秘密があるようで――!?  はるか昔、神々の時代が終わり、人の時代が始まる少し前の世界の物語。 ―――――――  第三十話です。  今回は、主役がメドリ。  人側で起きてることは、ハヤブサにはわかりませんから。メドリに主役をしてもらいます。  こういう時、一人称って辛いのよな。「一方、あちらでは」ができない。神視点、三人称なら可能なのかもれいないけど、三人称……無理なんよ。書けないんよ。ちょっとだけ挑戦しようとしたことあったけど、すぐに挫折した。感情がね、書きにくい。  そういうの、他の作家さんはどうしてるんだろうって気になったので、先日古本屋でライトノベル系をザッと眺めてきました。そしたら、大抵「一人称」だったんですよ。(おそらく) すごいなって思ったのが、「主人公ヒロイン=わたし、ヒーロー=私」で、二人で視点転換をしてる作品を見たこと。え? わたしと私ってこんがらがったりしない? それで視点を交代するの? ビックリでした。他にも「オレと俺」のBLとかね。(そしてこっちも視点の切り替えがある。メチャクチャ切り替える)  自分そういう小難しい(だんごには難しいのだよ)ことは無視して、好きなものを勢いのままに書いてるので、ちょっとは立ち止まって、ちゃんと学んだほうがいいなって思いました。ってことで、今度実家に行って、オカンの持ってるラノベ、もらってきます。  これからも、よろしくお願いいたしますm(_ _)m 
  • ケッコン艦と執務シリーズ

    ケッコン艦と執務

    SS投稿速報に投稿した作品です。一応シリーズ化していますが、ケッコン艦がまだまだ少ないので更新はかなり後になりそうです
    14,154文字pixiv小説作品
  • 参加させていただいた企画

    飛行艇母艦と秋刀魚漁

    どうにか大漁旗が取れたので参加いたしました。潜水艦の元締め提督に再登板してもらいます。よろしくお願いいたします。 ※忠犬系秋津洲。後半に飲酒描写あり。 花火大会での話:https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8464875 ~簡単な紹介~ ・口下手な提督は潜水艦娘の父親扱い。潜水艦とその母艦の親玉と言われている ・夏の花火大会では潜水艦娘と一緒に出掛けた
  • 海外艦あれこれ

    独国軽空母艦娘の話

    今回は、プリンツの提督が少しだけ再登場します。はるかドイツからやって来た空母艦娘・神鷹。彼女の選択とは――。 プリンツの話の復習用に:https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10758707

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タカ目タカ科ハイタカ属の鳥の一種。英語ではゴスホーク。

曖昧さ回避

曖昧さ回避

日本海軍空母「大鷹」については大鷹型空母を、これをモチーフとしたブラウザゲーム『艦隊これくしょん』の登場キャラクターについては大鷹(艦隊これくしょん)を参照のこと。なお、どちらも読みは「たいよう」である。


概要

概要

全長(平均):雄50cm 雌60cm

翼開長(平均):雄106cm 雌131cm


カラス程度の大きさの猛禽。

ユーラシア大陸・北アメリカ大陸の亜寒帯から温帯にかけて広く分布し、9つの亜種に分かれる。日本の亜種は白い眉斑と黒い眼帯が特徴である。北海道ではユーラシアの亜種が往来するので別種とされていたが、現在は本州の亜種と同じものとして扱われている。

生態系の頂点の一角を占め、主にハト類、ムクドリ、ヒヨドリなどの鳥を空中で捕らえて食べる。

現在はワシントン条約附属書II類で、日本で鷹狩りに使われているのは輸入した大鷹である。


【大鷹の鳴き声】

曖昧さ回避

曖昧さ回避

日本海軍空母「大鷹」については大鷹型空母を、これをモチーフとしたブラウザゲーム『艦隊これくしょん』の登場キャラクターについては大鷹(艦隊これくしょん)を参照のこと。なお、どちらも読みは「たいよう」である。


概要

概要

全長(平均):雄50cm 雌60cm

翼開長(平均):雄106cm 雌131cm


カラス程度の大きさの猛禽。

ユーラシア大陸・北アメリカ大陸の亜寒帯から温帯にかけて広く分布し、9つの亜種に分かれる。日本の亜種は白い眉斑と黒い眼帯が特徴である。北海道ではユーラシアの亜種が往来するので別種とされていたが、現在は本州の亜種と同じものとして扱われている。

生態系の頂点の一角を占め、主にハト類、ムクドリ、ヒヨドリなどの鳥を空中で捕らえて食べる。

現在はワシントン条約附属書II類で、日本で鷹狩りに使われているのは輸入した大鷹である。


【大鷹の鳴き声】

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  • ボクの妹は空を飛べない。~父さんが拾ってきたのは“人間”の子どもでした~

    十五、陽炎。(一)

     「今日から、この子はお前の妹だ」  鳥人族の少年、ハヤブサ。長く里を離れていた彼の父、鳥人の族長が拾ってきたのは人の子。森でさまよっていたとかで、ボッロボロのガッリガリの幼い女の子。  「人の子が、ボクの妹!?」  「この子の世話は、お前にまかせた」  父親に、無理やり人の子を押し付けられたハヤブサ。  「なんで、ボクがお世話しなくちゃいけないんだ!」  それも、よりにもよって、人の子なんて!  鳥人と人は仲が悪い。森は鳥人のもの。野は人のもの。そう太古の昔に神々が定めたのに。人は自分たちを神の末裔だとか言って、世界を自分たちのものへと作り替えていく。鳥人の森を奪っていく。  そんな、憎くて、大っきらいな人の子の世話。  イヤでイヤでしょうがないのに、人の子はハヤブサにとっても懐いて……?  「……少しだけだからな。ちゃんとお世話しないと、父さんに怒られるからな」  しぶしぶ、人の子の世話をするハヤブサ。  鳥人の兄と人の子の妹。どんだけ嫌っても、ずっと自分を慕って懐いてくる人の子。ハヤブサたちに出会う前、心を砕かれ声を失うような目に遭った人族の少女。  「メドリは、ちょっと翼をなくしただけの女の子だ」  少女に「メドリ」と名付けたハヤブサ。彼と、彼の仲間、そして他の鳥人たちも、メドリを受け入れ始めた。――けれど。  彼女が手にする薄桃色の勾玉。森に突き立てられた剣。彼女を求める人の皇子。  メドリには、なにか秘密があるようで――!?  はるか昔、神々の時代が終わり、人の時代が始まる少し前の世界の物語。 ―――――――  第十五話です。  陽炎=かぎろひ。明け方、東方に見える光。  七年過ぎました。いつの間にやら七年過ぎました。  ハヤブサ=十五歳。メドリ=十二歳。  ここからの話、八歳のままでは進められないエピソードだらけだったので、一気に年齢引き上げです。一話進んだら一気に歳取る荒技発動です。  これからも、よろよろしくお願いいたしますm(_ _)m
  • 奥様は艦娘! pixiv版 軽空母編

    大鷹とケッコンしました。

    此度は春日丸さんこと、大鷹さんです! パッと見は赤城さんや鳳翔さんの隠し子みたいな印象が私にはありましたが、彼女もとても物腰の柔らかい大和撫子です。 なので、きっとデレたらこうなんじゃないかな?って妄想しながら書きました♪ 今回はアンケートも設定するので、よろしければご回答頂けると幸いです☆ これは艦隊これくしょんの二次創作であり、私の妄想です。どうかご了承くださいませ。 それでは、ブラックコーヒーをお供にお読みください♪
  • ボクの妹は空を飛べない。~父さんが拾ってきたのは“人間”の子どもでした~

    三十五、真秀。(七)

     「今日から、この子はお前の妹だ」  鳥人族の少年、ハヤブサ。長く里を離れていた彼の父、鳥人の族長が拾ってきたのは人の子。森でさまよっていたとかで、ボッロボロのガッリガリの幼い女の子。  「人の子が、ボクの妹!?」  「この子の世話は、お前にまかせた」  父親に、無理やり人の子を押し付けられたハヤブサ。  「なんで、ボクがお世話しなくちゃいけないんだ!」  それも、よりにもよって、人の子なんて!  鳥人と人は仲が悪い。森は鳥人のもの。野は人のもの。そう太古の昔に神々が定めたのに。人は自分たちを神の末裔だとか言って、世界を自分たちのものへと作り替えていく。鳥人の森を奪っていく。  そんな、憎くて、大っきらいな人の子の世話。  イヤでイヤでしょうがないのに、人の子はハヤブサにとっても懐いて……?  「……少しだけだからな。ちゃんとお世話しないと、父さんに怒られるからな」  しぶしぶ、人の子の世話をするハヤブサ。  鳥人の兄と人の子の妹。どんだけ嫌っても、ずっと自分を慕って懐いてくる人の子。ハヤブサたちに出会う前、心を砕かれ声を失うような目に遭った人族の少女。  「メドリは、ちょっと翼をなくしただけの女の子だ」  少女に「メドリ」と名付けたハヤブサ。彼と、彼の仲間、そして他の鳥人たちも、メドリを受け入れ始めた。――けれど。  彼女が手にする薄桃色の勾玉。森に突き立てられた剣。彼女を求める人の皇子。  メドリには、なにか秘密があるようで――!?  はるか昔、神々の時代が終わり、人の時代が始まる少し前の世界の物語。 ―――――――  第三十五話です。  メドリの苦悩。  ……よく考えたらさ、メドリ、まだ十二歳なんだよ。ハヤブサだって十五歳。   それで人生を左右するようなことを決定しなきゃいけないって辛すぎない? (自分で決めたくせに、なにを)  ついでに言えば、忍海彦は十六歳です。なんか、メドリをウンヌン言うとロリコンっぽいなって思ったけど、年の差にして四歳なら許容範囲内か? 自分ダンナと六歳差だし。以前、自分とダンナの関係を、「大学二年生が、中学二年生に手を出した」って表現したら、息子たちがら「オトン、犯罪やん」って言われた。……まあ、そうだよな。メドリと忍海彦だって、高一が小六と結婚ウンヌン言ってるようなもんだし。(コラコラ)  ハヤブサが十五歳になることだけ考えてたら、そんな年齢になっちゃった。エヘ。  なんで、ハヤブサを十五歳?  それは、十五歳ってのが古来(?)の成人年齢にあたるからなんでございます。結婚だってするし、一人前の大人扱いされます。(ただし、政治に参加する、子を産むなどの行為はもう少し後) 未来を考え、自分を決定するいい歳かな、と。  これからも、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
  • ボクの妹は空を飛べない。~父さんが拾ってきたのは“人間”の子どもでした~

    二十二、風巻。(一)

     「今日から、この子はお前の妹だ」  鳥人族の少年、ハヤブサ。長く里を離れていた彼の父、鳥人の族長が拾ってきたのは人の子。森でさまよっていたとかで、ボッロボロのガッリガリの幼い女の子。  「人の子が、ボクの妹!?」  「この子の世話は、お前にまかせた」  父親に、無理やり人の子を押し付けられたハヤブサ。  「なんで、ボクがお世話しなくちゃいけないんだ!」  それも、よりにもよって、人の子なんて!  鳥人と人は仲が悪い。森は鳥人のもの。野は人のもの。そう太古の昔に神々が定めたのに。人は自分たちを神の末裔だとか言って、世界を自分たちのものへと作り替えていく。鳥人の森を奪っていく。  そんな、憎くて、大っきらいな人の子の世話。  イヤでイヤでしょうがないのに、人の子はハヤブサにとっても懐いて……?  「……少しだけだからな。ちゃんとお世話しないと、父さんに怒られるからな」  しぶしぶ、人の子の世話をするハヤブサ。  鳥人の兄と人の子の妹。どんだけ嫌っても、ずっと自分を慕って懐いてくる人の子。ハヤブサたちに出会う前、心を砕かれ声を失うような目に遭った人族の少女。  「メドリは、ちょっと翼をなくしただけの女の子だ」  少女に「メドリ」と名付けたハヤブサ。彼と、彼の仲間、そして他の鳥人たちも、メドリを受け入れ始めた。――けれど。  彼女が手にする薄桃色の勾玉。森に突き立てられた剣。彼女を求める人の皇子。  メドリには、なにか秘密があるようで――!?  はるか昔、神々の時代が終わり、人の時代が始まる少し前の世界の物語。 ―――――――  第二十二話です。  風巻=しまき。激しく吹き荒れる風。雨や雪を混じえて吹く風。  この物語、朝読とかにも使ってもらえるよう、一話=5分程度で、一週間で一章完結ってしてみたんだけど……。思いの外難しかった。七話も区分出来ないような章もあるんだよ。  一話ごとにタイトルつけるより、章ごとにタイトルをつけて「〇〇(一)」「○○(二)」のが断然楽だって気づいたのはよいことなんだけど。プロットを組んで、そこから起→承→転→結にあわせて章を構成していって。そのなかで、「ここからここまでの変化をどう区切るか」ってのを、一章=7話だから7つに割り振って(ネーム)。イベントとかエピソードはプロット段階で考えてあるので、それをどこに組み込むかも考えて。アニメにおける「シリーズ構成」さんの仕事ってこういうのを言うのかなと思いながらやってました。  基礎だけ作って(プロット)、あとは自由にキャラに動いてもらって、その場の言動次第で物語を作ってくってのも面白いけど、それをすると「お前は何をテーマに書きたいんじゃ」って自分でツッコミ入れたくなるような作品になってしまい……。まあ、読んで「面白い!」って思ってもらえたらそれで充分なんですけどね。  これからも、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
  • ボクの妹は空を飛べない。~父さんが拾ってきたのは“人間”の子どもでした~

    二十三、風巻。(二)

     「今日から、この子はお前の妹だ」  鳥人族の少年、ハヤブサ。長く里を離れていた彼の父、鳥人の族長が拾ってきたのは人の子。森でさまよっていたとかで、ボッロボロのガッリガリの幼い女の子。  「人の子が、ボクの妹!?」  「この子の世話は、お前にまかせた」  父親に、無理やり人の子を押し付けられたハヤブサ。  「なんで、ボクがお世話しなくちゃいけないんだ!」  それも、よりにもよって、人の子なんて!  鳥人と人は仲が悪い。森は鳥人のもの。野は人のもの。そう太古の昔に神々が定めたのに。人は自分たちを神の末裔だとか言って、世界を自分たちのものへと作り替えていく。鳥人の森を奪っていく。  そんな、憎くて、大っきらいな人の子の世話。  イヤでイヤでしょうがないのに、人の子はハヤブサにとっても懐いて……?  「……少しだけだからな。ちゃんとお世話しないと、父さんに怒られるからな」  しぶしぶ、人の子の世話をするハヤブサ。  鳥人の兄と人の子の妹。どんだけ嫌っても、ずっと自分を慕って懐いてくる人の子。ハヤブサたちに出会う前、心を砕かれ声を失うような目に遭った人族の少女。  「メドリは、ちょっと翼をなくしただけの女の子だ」  少女に「メドリ」と名付けたハヤブサ。彼と、彼の仲間、そして他の鳥人たちも、メドリを受け入れ始めた。――けれど。  彼女が手にする薄桃色の勾玉。森に突き立てられた剣。彼女を求める人の皇子。  メドリには、なにか秘密があるようで――!?  はるか昔、神々の時代が終わり、人の時代が始まる少し前の世界の物語。 ―――――――  第二十三話です。  ムラサキ。またまた出しちゃいましたムラサキ草。  「あかねさす 紫野行き 標野行き 野守が見ずや 君が袖振る」  額田王の歌です。『万葉集』です。  ここに出てくる「紫野行き」の「紫」は、「ムラサキ」という草のことなのです。  で。「ムラサキ」って名前なのに、花の色は白。根を染料として使うと紫色に染まるんだとか。(紫根という名で取引されます) 他にも「群れて咲く」から「群れ咲き」で「ムラサキ」なんだとか。  花は地味です。  って、本物、見たことないんだけどね。(だって絶滅危惧種?だから。普通に生えてないのよ)  どこだったかに観光に行った時に見たような気がするけど……。(多分、奈良。万葉集に出てくる草木を集めた植物園があった……と思う) その頃は「ふぅん」程度にしか思ってなかったんだよなあ。おこちゃまだったから、『万葉集』もろくに知らなかったし。よく見ておけばよかったと、今更ながらの後悔。  これからも、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
  • 四航戦がのんびりする話

    今年最後の投稿になります。 R-18じゃないのはご容赦を。四航戦の3人がのんびりとこたつに入る話です。
  • ボクの妹は空を飛べない。~父さんが拾ってきたのは“人間”の子どもでした~

    二十五、風巻。(四)

     「今日から、この子はお前の妹だ」  鳥人族の少年、ハヤブサ。長く里を離れていた彼の父、鳥人の族長が拾ってきたのは人の子。森でさまよっていたとかで、ボッロボロのガッリガリの幼い女の子。  「人の子が、ボクの妹!?」  「この子の世話は、お前にまかせた」  父親に、無理やり人の子を押し付けられたハヤブサ。  「なんで、ボクがお世話しなくちゃいけないんだ!」  それも、よりにもよって、人の子なんて!  鳥人と人は仲が悪い。森は鳥人のもの。野は人のもの。そう太古の昔に神々が定めたのに。人は自分たちを神の末裔だとか言って、世界を自分たちのものへと作り替えていく。鳥人の森を奪っていく。  そんな、憎くて、大っきらいな人の子の世話。  イヤでイヤでしょうがないのに、人の子はハヤブサにとっても懐いて……?  「……少しだけだからな。ちゃんとお世話しないと、父さんに怒られるからな」  しぶしぶ、人の子の世話をするハヤブサ。  鳥人の兄と人の子の妹。どんだけ嫌っても、ずっと自分を慕って懐いてくる人の子。ハヤブサたちに出会う前、心を砕かれ声を失うような目に遭った人族の少女。  「メドリは、ちょっと翼をなくしただけの女の子だ」  少女に「メドリ」と名付けたハヤブサ。彼と、彼の仲間、そして他の鳥人たちも、メドリを受け入れ始めた。――けれど。  彼女が手にする薄桃色の勾玉。森に突き立てられた剣。彼女を求める人の皇子。  メドリには、なにか秘密があるようで――!?  はるか昔、神々の時代が終わり、人の時代が始まる少し前の世界の物語。 ―――――――  第二十五話です。  山を下りてくだけの回。  そういや自分、「夏の共同執筆企画」にも参加しておるのですが。  ――私のプロット、長くね?  という事実に気づいてしまいました(焦)  いやあ、他の方のを見てるとさ、1000字以内に収まってるんすよ。  で、ネットで調べたら、「まずは200字。難易度高めの400字」とかあって。「1600字を超えるようなら再考を」みたいなことも書いてあって。  …………。自分余裕の2000字超えですわ。ハハハ。  これが長編のプロットになると、もう10000字でもすまないほどロングロング。  まあ、途中ひらめいた会話文とか地の文を書き連ねるから、純粋なプロットではないんですけどね。(それでも長い)  今のこの作品のプロットはエクセルで作ってますが、10000字どころじゃねえな。まあ、調べたこととか、元ネタや、ネームも記載したりするので、どうしても多くなりがちなんですが。(もはやそれはプロットではなく、アイディア帳に近い) 以前は、ノートにアイディアとプロットとネームのごっちゃになったようなものを書きなぐってたんですが、今年からエクセルに変えました。なぜかって? 老眼が進んだからじゃよ。ノートに書いて(眼鏡を外す)、その後パソコンを見て(眼鏡をかける)、資料を読み漁って(眼鏡を外す)が繰り返されると……。「ばあさんや、わしの眼鏡を知らんかのう」になってしまう。「頭の上にありますよ、ジジイ」(笑)  そんなだんごのプロットですが、どなたか「書いてやらあ」って神のようなお方、ぜひぜひ執筆をお願い致します。このプロットからどう変化していくのか。メッチャ読みたいでござる。  これからもよろしくお願いいたしますm(_ _)m
  • 艦これSS 岩川基地より

    岩川基地より 番外延長戦2 小ネタ集・改装編

    艦これSS 岩川基地より 番外延長戦その2です。 各エピゾードの時系列はそれぞれバラバラです。 外伝も新シリーズも一向に始まらなくて申し訳ありませんが、しばらくLA書きます。 アプデまとめ http://blog.livedoor.jp/koki_akimi/archives/71635727.html
  • ボクの妹は空を飛べない。~父さんが拾ってきたのは“人間”の子どもでした~

    三十三、真秀。(五)

     「今日から、この子はお前の妹だ」  鳥人族の少年、ハヤブサ。長く里を離れていた彼の父、鳥人の族長が拾ってきたのは人の子。森でさまよっていたとかで、ボッロボロのガッリガリの幼い女の子。  「人の子が、ボクの妹!?」  「この子の世話は、お前にまかせた」  父親に、無理やり人の子を押し付けられたハヤブサ。  「なんで、ボクがお世話しなくちゃいけないんだ!」  それも、よりにもよって、人の子なんて!  鳥人と人は仲が悪い。森は鳥人のもの。野は人のもの。そう太古の昔に神々が定めたのに。人は自分たちを神の末裔だとか言って、世界を自分たちのものへと作り替えていく。鳥人の森を奪っていく。  そんな、憎くて、大っきらいな人の子の世話。  イヤでイヤでしょうがないのに、人の子はハヤブサにとっても懐いて……?  「……少しだけだからな。ちゃんとお世話しないと、父さんに怒られるからな」  しぶしぶ、人の子の世話をするハヤブサ。  鳥人の兄と人の子の妹。どんだけ嫌っても、ずっと自分を慕って懐いてくる人の子。ハヤブサたちに出会う前、心を砕かれ声を失うような目に遭った人族の少女。  「メドリは、ちょっと翼をなくしただけの女の子だ」  少女に「メドリ」と名付けたハヤブサ。彼と、彼の仲間、そして他の鳥人たちも、メドリを受け入れ始めた。――けれど。  彼女が手にする薄桃色の勾玉。森に突き立てられた剣。彼女を求める人の皇子。  メドリには、なにか秘密があるようで――!?  はるか昔、神々の時代が終わり、人の時代が始まる少し前の世界の物語。 ―――――――  第三十三話です。  血の繋がった家族であってもギッスギスの大王家(人)と、血が繋がらなくても家族(メドリ)を大事にする鳥人族。  対比的に出したかったのですが、上手く出てるかな?どうかな?  なるべく(「なるべく」ですが)、人と鳥人は対極にあるように書いてるつもりです。(あくまで「つもり」ですが)   自然と共存する鳥人と、自然を自分のものにしていく人。同族殺しの人と、武器を持たない鳥人。  それぞれの神宝も、「誰かを呼べるマグマ大使風の」笛と、「ライデインのできる」剣。その性質まで違います。  自分の好きな「古代」で好き放題するだけじゃなく、そのへんもテーマとして放り込みたかったので(なんのテーマなんだろう)、書けて満足してます。(だから、なんのテーマ)  これからも、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
  • ボクの妹は空を飛べない。~父さんが拾ってきたのは“人間”の子どもでした~

    三十六、風早。(一)

     「今日から、この子はお前の妹だ」  鳥人族の少年、ハヤブサ。長く里を離れていた彼の父、鳥人の族長が拾ってきたのは人の子。森でさまよっていたとかで、ボッロボロのガッリガリの幼い女の子。  「人の子が、ボクの妹!?」  「この子の世話は、お前にまかせた」  父親に、無理やり人の子を押し付けられたハヤブサ。  「なんで、ボクがお世話しなくちゃいけないんだ!」  それも、よりにもよって、人の子なんて!  鳥人と人は仲が悪い。森は鳥人のもの。野は人のもの。そう太古の昔に神々が定めたのに。人は自分たちを神の末裔だとか言って、世界を自分たちのものへと作り替えていく。鳥人の森を奪っていく。  そんな、憎くて、大っきらいな人の子の世話。  イヤでイヤでしょうがないのに、人の子はハヤブサにとっても懐いて……?  「……少しだけだからな。ちゃんとお世話しないと、父さんに怒られるからな」  しぶしぶ、人の子の世話をするハヤブサ。  鳥人の兄と人の子の妹。どんだけ嫌っても、ずっと自分を慕って懐いてくる人の子。ハヤブサたちに出会う前、心を砕かれ声を失うような目に遭った人族の少女。  「メドリは、ちょっと翼をなくしただけの女の子だ」  少女に「メドリ」と名付けたハヤブサ。彼と、彼の仲間、そして他の鳥人たちも、メドリを受け入れ始めた。――けれど。  彼女が手にする薄桃色の勾玉。森に突き立てられた剣。彼女を求める人の皇子。  メドリには、なにか秘密があるようで――!?  はるか昔、神々の時代が終わり、人の時代が始まる少し前の世界の物語。 ―――――――  第三十六話です。  風早=かざはや。風が強く吹くこと。風の激しい土地。  素珥山(そにやま)は現在の曽爾山。ススキで有名な曽爾高原がある、奈良県の山(っていうか、その一帯)でございます。  『古事記』において、隼別皇子と女鳥王が仁徳天皇の軍によって殺された所。彼らは、難波高津宮(難波宮、大阪城の近く)から伊勢に向かって逃げて、明日香村の東、倉橋山を越えて宇陀、さらに東、曽爾山で追手に捕まるという、逃走経路。おそらく、竹内街道(丹比道)から横大路からの倉橋山、その先の伊勢本街道を通って伊勢に行こうとしたのかな、と。これだと、西から東、伊勢までズバーンとまっすぐ一直線ですが……。山、すごいよ? 身を隠すには最適だけど、山すごいよ?(何度でも言う) それぐらいなら、津(古名は安濃津)の方に出る初瀬街道のがマシ。そっちも山多いけど。  『日本書紀』だと二人は、伊勢国まで逃げて、「コモシロノ」で殺され、「イオキ川」のほとりに埋葬されたとあるんだけど、それ、ドコ? そんな地名、三重県民だけど知らんのだよ。誰か教えてくだされ。  これからも、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
  • ボクの妹は空を飛べない。~父さんが拾ってきたのは“人間”の子どもでした~

    二十六、風巻。(五)

     「今日から、この子はお前の妹だ」  鳥人族の少年、ハヤブサ。長く里を離れていた彼の父、鳥人の族長が拾ってきたのは人の子。森でさまよっていたとかで、ボッロボロのガッリガリの幼い女の子。  「人の子が、ボクの妹!?」  「この子の世話は、お前にまかせた」  父親に、無理やり人の子を押し付けられたハヤブサ。  「なんで、ボクがお世話しなくちゃいけないんだ!」  それも、よりにもよって、人の子なんて!  鳥人と人は仲が悪い。森は鳥人のもの。野は人のもの。そう太古の昔に神々が定めたのに。人は自分たちを神の末裔だとか言って、世界を自分たちのものへと作り替えていく。鳥人の森を奪っていく。  そんな、憎くて、大っきらいな人の子の世話。  イヤでイヤでしょうがないのに、人の子はハヤブサにとっても懐いて……?  「……少しだけだからな。ちゃんとお世話しないと、父さんに怒られるからな」  しぶしぶ、人の子の世話をするハヤブサ。  鳥人の兄と人の子の妹。どんだけ嫌っても、ずっと自分を慕って懐いてくる人の子。ハヤブサたちに出会う前、心を砕かれ声を失うような目に遭った人族の少女。  「メドリは、ちょっと翼をなくしただけの女の子だ」  少女に「メドリ」と名付けたハヤブサ。彼と、彼の仲間、そして他の鳥人たちも、メドリを受け入れ始めた。――けれど。  彼女が手にする薄桃色の勾玉。森に突き立てられた剣。彼女を求める人の皇子。  メドリには、なにか秘密があるようで――!?  はるか昔、神々の時代が終わり、人の時代が始まる少し前の世界の物語。 ―――――――  第二十六話です。  カッコよく口上(?)を述べるハヤブサ。次期族長として頑張ってます。――が。  矢、痛そう。  自分の書く物語では、矢で射られる率が高いです。そして刀(剣)で斬られる率は低い。  おそらくだけど「剣で斬られたら死ぬけど、矢なら(刺さった部分によっては)ワンチャン生き延びられそう」って思ってるんでしょうね。  でも刺さったら、絶対痛い。きっと「火のついたように痛い」んだろうな。ごめんね、ハヤブサ。  これからも、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
  • ボクの妹は空を飛べない。~父さんが拾ってきたのは“人間”の子どもでした~

    四十、風早。(五)

     「今日から、この子はお前の妹だ」  鳥人族の少年、ハヤブサ。長く里を離れていた彼の父、鳥人の族長が拾ってきたのは人の子。森でさまよっていたとかで、ボッロボロのガッリガリの幼い女の子。  「人の子が、ボクの妹!?」  「この子の世話は、お前にまかせた」  父親に、無理やり人の子を押し付けられたハヤブサ。  「なんで、ボクがお世話しなくちゃいけないんだ!」  それも、よりにもよって、人の子なんて!  鳥人と人は仲が悪い。森は鳥人のもの。野は人のもの。そう太古の昔に神々が定めたのに。人は自分たちを神の末裔だとか言って、世界を自分たちのものへと作り替えていく。鳥人の森を奪っていく。  そんな、憎くて、大っきらいな人の子の世話。  イヤでイヤでしょうがないのに、人の子はハヤブサにとっても懐いて……?  「……少しだけだからな。ちゃんとお世話しないと、父さんに怒られるからな」  しぶしぶ、人の子の世話をするハヤブサ。  鳥人の兄と人の子の妹。どんだけ嫌っても、ずっと自分を慕って懐いてくる人の子。ハヤブサたちに出会う前、心を砕かれ声を失うような目に遭った人族の少女。  「メドリは、ちょっと翼をなくしただけの女の子だ」  少女に「メドリ」と名付けたハヤブサ。彼と、彼の仲間、そして他の鳥人たちも、メドリを受け入れ始めた。――けれど。  彼女が手にする薄桃色の勾玉。森に突き立てられた剣。彼女を求める人の皇子。  メドリには、なにか秘密があるようで――!?  はるか昔、神々の時代が終わり、人の時代が始まる少し前の世界の物語。 ―――――――  第四十話です。  「梯立ての 倉橋山は 嶮しけど 妹と登れば 嶮しくあらず」  『古事記』にある、隼別皇子が詠んだ歌です。天にかかるハシゴのように険しい山でも、愛しい人(妻)と登れば、険しくないさ、楽勝さ♪  『日本書紀』だと、「橋立の 嶮しき山も 吾妹子と 二人越ゆれば 安筵かも」になります。天にかかったハシゴのような山でも、妻(吾妹子)と二人で越えたなら、筵(ムシロ)に座ってるように楽勝、楽チン♪ という意味。  う~~ん。個人的には『古事記』のが好きかな。「ムシロに座って~」がどうにも引っかかって。山越えでムシロに座ってるみたいにってなんなのさ。フライングカーペット(ムシロ)か? 「嶮しけど~嶮しくあらず」って同じ文言をくり返してるのも素朴な感情の現れみたいで好き。(上古の時代には多いのよ、そういうの)  ハヤブサたちが残してきた剣。天叢雲剣(草薙剣)か布都御魂剣か悩んだけど、最終的に布都御魂剣におさまりました。天皇(大君)の武力、権力の象徴だから天叢雲剣も捨てがたかったけど。武甕槌命(タケミカヅチノミコト)という雷神っぽい方(ミカヅチ=ミ・イカヅチ=御・雷)が豊葦原平定に使われた布都御魂剣のほうが、ライデインっぽくっていいかな、と。(ライデイン?) 武甕槌命は国譲りで建御名方命(タケミナカタノミコト)と力を競い合う武神でもあり、雷にも縁の深い神様。鹿島神宮の御祭神だす。タケミナカタノミコトは諏訪大社の御祭神。名前が似てるのでやや混乱。  この後、忍海彦はどうするんでしょうね。初心を忘れず父親を倒すんでしょうかね。それとも、ジッと父親が死ぬまで雌伏の時を過ごす? どっちにしても不穏です。大君は仁徳天皇がモデルですが、彼の息子(履中天皇)は同母弟を(女を取り合うことで)誅したけど、父親にはなにもしてないからねえ。いずれにせよ、「不穏!」なので書かないです。書きたくねえ。  これからも、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
  • 艦これSS 岩川基地よりktkr

    岩川基地よりktkr 23 松風-スタバ誕生-

    艦これSS 岩川基地よりktkr 第23話です。 松風は乙女だけどアッピールの仕方は男の子のそれででもやっぱり心は乙女だったらいいなそして朝風は喧嘩しながらも応援してあげたり励ましてくれると最高だと思うんですよね概念推進委員会実働部隊隊長幸記アキミ、参る。 新生活、初めてスタバへ踏み出すキミへ……。
  • ボクの妹は空を飛べない。~父さんが拾ってきたのは“人間”の子どもでした~

    三十、真秀。(二)

     「今日から、この子はお前の妹だ」  鳥人族の少年、ハヤブサ。長く里を離れていた彼の父、鳥人の族長が拾ってきたのは人の子。森でさまよっていたとかで、ボッロボロのガッリガリの幼い女の子。  「人の子が、ボクの妹!?」  「この子の世話は、お前にまかせた」  父親に、無理やり人の子を押し付けられたハヤブサ。  「なんで、ボクがお世話しなくちゃいけないんだ!」  それも、よりにもよって、人の子なんて!  鳥人と人は仲が悪い。森は鳥人のもの。野は人のもの。そう太古の昔に神々が定めたのに。人は自分たちを神の末裔だとか言って、世界を自分たちのものへと作り替えていく。鳥人の森を奪っていく。  そんな、憎くて、大っきらいな人の子の世話。  イヤでイヤでしょうがないのに、人の子はハヤブサにとっても懐いて……?  「……少しだけだからな。ちゃんとお世話しないと、父さんに怒られるからな」  しぶしぶ、人の子の世話をするハヤブサ。  鳥人の兄と人の子の妹。どんだけ嫌っても、ずっと自分を慕って懐いてくる人の子。ハヤブサたちに出会う前、心を砕かれ声を失うような目に遭った人族の少女。  「メドリは、ちょっと翼をなくしただけの女の子だ」  少女に「メドリ」と名付けたハヤブサ。彼と、彼の仲間、そして他の鳥人たちも、メドリを受け入れ始めた。――けれど。  彼女が手にする薄桃色の勾玉。森に突き立てられた剣。彼女を求める人の皇子。  メドリには、なにか秘密があるようで――!?  はるか昔、神々の時代が終わり、人の時代が始まる少し前の世界の物語。 ―――――――  第三十話です。  今回は、主役がメドリ。  人側で起きてることは、ハヤブサにはわかりませんから。メドリに主役をしてもらいます。  こういう時、一人称って辛いのよな。「一方、あちらでは」ができない。神視点、三人称なら可能なのかもれいないけど、三人称……無理なんよ。書けないんよ。ちょっとだけ挑戦しようとしたことあったけど、すぐに挫折した。感情がね、書きにくい。  そういうの、他の作家さんはどうしてるんだろうって気になったので、先日古本屋でライトノベル系をザッと眺めてきました。そしたら、大抵「一人称」だったんですよ。(おそらく) すごいなって思ったのが、「主人公ヒロイン=わたし、ヒーロー=私」で、二人で視点転換をしてる作品を見たこと。え? わたしと私ってこんがらがったりしない? それで視点を交代するの? ビックリでした。他にも「オレと俺」のBLとかね。(そしてこっちも視点の切り替えがある。メチャクチャ切り替える)  自分そういう小難しい(だんごには難しいのだよ)ことは無視して、好きなものを勢いのままに書いてるので、ちょっとは立ち止まって、ちゃんと学んだほうがいいなって思いました。ってことで、今度実家に行って、オカンの持ってるラノベ、もらってきます。  これからも、よろしくお願いいたしますm(_ _)m 
  • ケッコン艦と執務シリーズ

    ケッコン艦と執務

    SS投稿速報に投稿した作品です。一応シリーズ化していますが、ケッコン艦がまだまだ少ないので更新はかなり後になりそうです
    14,154文字pixiv小説作品
  • 参加させていただいた企画

    飛行艇母艦と秋刀魚漁

    どうにか大漁旗が取れたので参加いたしました。潜水艦の元締め提督に再登板してもらいます。よろしくお願いいたします。 ※忠犬系秋津洲。後半に飲酒描写あり。 花火大会での話:https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8464875 ~簡単な紹介~ ・口下手な提督は潜水艦娘の父親扱い。潜水艦とその母艦の親玉と言われている ・夏の花火大会では潜水艦娘と一緒に出掛けた
  • 海外艦あれこれ

    独国軽空母艦娘の話

    今回は、プリンツの提督が少しだけ再登場します。はるかドイツからやって来た空母艦娘・神鷹。彼女の選択とは――。 プリンツの話の復習用に:https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10758707

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