父「もし自分が相手に劣っても嫉妬してはいけない。素直に尊敬し相手から学ぶんだ。そうすればいつかその人に並ぶことができる」
母「母さんはね、父さんが誇り。どんな逆境にも負けないスーパーマンだから」
概要
伊集院家は資産家にして古い名家であり、父は才能と実績を活かして多くの事業を手掛けていた。茂夫を幼い頃から次期当主として経営学や礼節、武道など様々な教育を受けさせ、また「人の在り方」を常に茂夫に説くなど品行方正を絵に描いたような立派な人物であった。母は美しく心優しい性格の持ち主で、夫と茂夫を心から愛しており、2人の愛情を一身に受けていた茂夫もそんな両親を誇らしく思っていた。しかしそんな彼を絶望へと堕とす悲劇が襲った。
彼が高校を卒業して間もない頃、父が手がけた事業の一つが敵対企業(父の成功を妬んでいる者達)の妨害に遭っている事を耳にした。その後まもなく、茂夫がたまたま所用で外出していた間に、両親ばかりか屋敷の使用人全員までも皆殺しにされてしまう。犯人は力をつけてきた伊集院家の存在を目障りに思った某政界の重鎮や伊集院家と因縁深い堂馬利信や大鳥が雇った一流の殺し屋とされるが、現時点では詳細は明らかではない。
一度に愛する両親と執事をはじめとする使用人を失った茂夫は、堂馬や大鳥ら主犯格が伊集院家断絶を目論んでいると察し、自分も命を狙われていると察して全国各地を逃走後、Sのドヤ街に辿り着いてホームレスとなったのであった。
2023年11月13日の動画では父が骨董品として拷問道具を収集していたことが判明。茂夫が拷問ソムリエへの道を歩むきっかけとなった。
暗殺事件に関する考察
伊集院茂夫の過去が明かされた時点では、伊集院の家族を殺した実行犯は姉妹チャンネル「漆黒のジェイル(現バグアカデミア)」に登場する拷問蛸、若しくは瓜生龍臣かもしれないと考えられていた。
その後、2022年11月13日付の動画にて本暗殺事件の黒幕である御前(ヒューマンバグ大学)とアサシンギルドであるCODE-ELとの繋がりが暗に示されたことで、(瓜生か否かはともかく)例のアサシンギルドの誰かが実行犯である可能性が高くなったと見られていたがトップだった銀田栄角の実家である(現在は兄の栄山が当主を務めている)銀田家は関与していなかった可能性が高いと見られている。
のちEL戦争でCODE-ELが壊滅し新たに御前お抱えの暗殺組織であるエルペタスが登場したが、銀田家と因縁ありかつ三門一郎太の父を謀殺したとされる秋月家がペタスに関わっていることから、秋月家やペタスも容疑者に浮上している。