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一休さん

いっきゅうさん

「一休さん」とは昔話を元にしたテレビアニメ、またはその主人公のこと。
目次 [非表示]

「あわてない あわてない ひとやすみ ひとやすみ」

CV:藤田淑子(2012年に放送されたテレビドラマ版でもナレーションとして参加)


概要

1975年10月から1982年6月にかけて(NET→)テレビ朝日系列局ほかにて放送された。全296話。

アニメーション製作は東映動画(現・東映アニメーション)で、長らく東映アニメとしては放送期間が最長の部類だった(現在は『ONEPIECE』が最長)。

最高視聴率は関東で27.2%、関西で42%を記録している。

今でも懐かしのアニメ特集では常連の、古き良き日本の大人気作品である。


その人気ぶりから、1985年から2012年の間に四度の実写化がされている。全てフジテレビ系列局にて放送された(ただし放送されなかった系列局もあったが)。


内容

安国寺の小坊主「一休さん」は鮮やかな「とんち」で大評判。今日も京都の人々を困らせる無理難題を自慢のとんちで解決します!


日本の禅僧・一休宗純の子供時代の説話とされる昔話『一休咄』が元になっている。


殿様「毎晩夜になると、屏風に描いてある絵の中から虎が飛び出してくる。どうにかして捕まえてくれ」

一休「お殿様、屏風の後ろに回って虎を追い出してください。出てきたらわたしがすぐに捕まえます!」

殿様「・・・そんなことはできない。実はお前を困らせようとしてついた嘘だったんだ。すまなかった」


この有名なエピソード「屏風の虎」に代表されるように、一休がユーモアたっぷりのとんちをきかせて様々な問題を解決していく。

基本的には痛快なギャグタッチのストーリーだが、一休が母親の言葉に傷ついて自殺未遂をするなど、ときたまシリアスな展開になることもある。


ちなみに「屏風の虎」の話は禅問答をアレンジしたもので、一休さんのとんち話は禅問答とよく似たものが多い。実際の禅問答はあえて不条理な無理難題に挑むことで悟りに至る一助とするものだが、作中ではより分かりやすい問答と鮮やかな解決が試みられている。


登場人物

主人公。後小松天皇の御落胤であり、政治的事情で母と離れて安国寺で修行している。小坊主の中では新入りで失敗も多いが、自慢のとんちで活躍しながら僧として人間としても成長していく。

ヒロイン。戦で両親を失い、祖父の吾作と共に安国寺の使用人として暮らす。一休を時に優しく時に強く支えてくれる女の子。

貧乏寺・安国寺の住職。一休ら小坊主たちを厳しく導く師である。作中では和尚さま、外鑑和尚等と呼ばれる。史実で言う像外集鑑にあたる人物。

寺社奉行という幕府の高官にあたる武士。元は将軍から一休の監視を命じられていたが、その人柄に惚れ込んですぐ揉め事を持ち込m・・友達となる。

室町幕府三代将軍その人。南朝に利用されかねない御落胤の一休を警戒していたはずが、気がつけばすっかり一休とのとんち勝負に夢中である。

京都の豪商。色々と町の人々に迷惑をかける商売に手を染め、一休に度々やり込められる。安国寺を支える信徒という一面もある。

桔梗屋のお嬢様。一休をからかって遊ぶのが大好きで、しばしばさよちゃんの嫉妬を呼ぶ。父親よりは一休たちに協力的。

後小松天皇の女官であり一休を生んだが南朝側公家の出身であった為、義満の命で一休を寺に預けることになった。日々、息子の無事を願っている。


余談

作中でも一休(さん)と呼ばれている為、一休は名前かと思われがちだが「一休宗純」の項目にもあるように「一休」とは道号である。その為、一休宗純の少年の頃をモデルにした一休さんの本名というべきものは実は戒名である「周建」である。

伊予の局が一休を「千菊丸」と呼ぶがこれは一休の幼名である。


関連タグ

一休宗純 とんち 東映動画

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