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概要

CV:櫻庭有紗


本作の舞台である異世界を牛耳る魔王直近の配下である四大公爵家のひとつ「ファフニール家」に仕える女ヴァンパイア(吸血鬼)で、その公爵家の長女であるファフニール・ギルドメラグ・リンダブレア(通称・花子)の従者。


物語当初はファフニール家の居城にて花子の世話役を務めていたが、ある日マズイ食事に飽き飽きした花子が人間の町に家出してしまう。主の失踪に気付いたカーミラは、一足遅れて彼女が向かった「エドガルド王国」に赴いた。…なお、このとき「つい舞い上がって」夜中に人間の血を吸って廻っていたため、町中では「ドラゴンが出た」と騒ぎになっていた。


花子は人間の町でペットショップを開こうとしている主人公・柴田源蔵と知り合い交友を築き、上述のカーミラが起こしたドラゴン騒動で花子の身を案じた源蔵…もとい“ケモナーマスク”によって保護された。彼女を連れ戻すことと、四大公爵家の名を聞いた源蔵たちを始末しようと彼らの家に押しかけ襲いかかるも、シグレの起点で吸血鬼の弱点である聖水やニンニクの反撃を受けアッサリと敗北。事がようやく落ち着いたところで、花子から人間たちの食事に憧れて家出をしたという事情と、源蔵の下で暮らしたいという意志を伝えられ、カーミラも上役にうまく話をつけるとともに、自身も主を守るという名目で源蔵宅に転がり込んだ。


人物

金髪に赤い瞳、尖った耳や歯が特徴。容貌もさる事ながら抜群のプロポーションの持ち主で(見た目だけなら)作中でも指折りの美女であるが、超が付くケモナーである源蔵からは「ケモノ要素がない」という理由で同居人たちの中でも一際雑に扱われており、事あるごとにプロレス技を極められている。


人間を「ヒト種」と呼んで見下すなど気位が非常に高く、源蔵宅に転がり込んでからは「ヒト種の命令など聞けない」として、だらしない格好で惰眠を貪るなどぐうたらな生活を送っている。加えて花子に対しては主従を超えた屈折した情愛を抱いており、花子のために浪費も繰り返している。ただでさえ飼育する魔獣たちのエサ代や花子の膨大な食費でジリ貧の生活が続いているため、シグレからは持て余されている。最近は、その悪びれない態度にとうとう怒髪天に達した源蔵に玄関前で恥ずかし固めをかけられるという辱めを受けしまい、近所の子どもたちから「股全開のお姉ちゃん」黒パンツのお姉ちゃん」と渾名されるまでに至った。


こうした気位の高さに反してかなりのポンコツ

ときには花子のために体を張ろうとするが、人間社会への無頓着さや己の実力の過信により失敗することが多いなど、いざというときに役に立たない。自ら問題を起こすことも多々あり、上述のドラゴン騒動以外に、皆がそれぞれアルバイトで金を稼ごうとした際には、町の男に金を寄越すように廻っていたために娼婦と勘違いされ、金だけをもらってそのまま立ち去ろうとしたため怒った男たちに追いかけ回されたりしている。

大の酒好きでもあり、一升瓶を抱き枕代わりに寝たり、飲んで朝帰りなども日常茶飯事。


彼女の種族は、正確には「レッサーヴァンパイア」と呼ばれる種族であり、3階級存在するヴァンパイア一族の中でも最下位であるとのこと。アニメ版では、同じくヴァンパイア一族で最高位「真祖」のイオアナや、その従者で序列第二位「エルダーヴァンパイア」のローゼなどが登場しており、彼女たちからは種族としての階級の低さや日頃のポンコツっぷりから「一族の面汚し」と軽んじられている。しかし、花子はカーミラについて「居てくれるとその場が和む」として一定の愛着があるようで、イオアナたちの進言を無視して今も側に置いている。


ただ、レッサーではあるが腐ってもヴァンパイアなので戦闘力はそれなりに高い。

武器の使い方をある程度心得ていたり、源蔵とも多少は渡り合える怪力を持つ。アニメでは城下町で開かれた第一回闘技大会において源蔵とタッグを組まされるが、仲間割れする二人を急襲しようとした陽炎&ミーシャを咄嗟にドラゴンスクリューで撃退。さらにはヴォルフガングの参戦で再開された試合でも、ミーシャをチョークスラムで轟沈させている。

他にも伸縮自在の爪、コウモリや狼、霧状への変化など実に多彩な能力を持っている。

ちなみに不浄の土に埋まる事で自身の回復を早める事ができるため、ダメージを受けた後は源蔵宅の敷地内にある木陰に埋まっている。(当初そこがひろゆき(犬)のトイレである事は知らず、パワースポットと呼んでいた)


TVアニメ『旗揚!けものみち』でのカーミラ

アニメ版では、上述のイオアナやローゼとの過去の因縁についてが触れられており、ある日の魔族たちの宴会の席において、花子とカーミラを偶然見かけたイオアナから「そんなポンコツを従者にされてはヴァンパイア一族の恥だ」という言い分で、カーミラとローゼを一騎打ちさせて、彼女が公爵家の従者にふさわしいかを試させようと持ちかける(これにはイオアナが自身の息のかかったエルダーヴァンパイアを花子の側に置くことで、彼女の力の秘密を探らせるという目論見があった)。


宴会の後、二人の主人の前でカーミラ、ローゼによる決闘が執り行われ、それぞれローゼが大鎌、カーミラがバトルアックスを手に勝負を繰り広げる。カーミラも常人離れした豪腕で斧を振るって闘うも、やはり種族としての差は大きく、ローゼに瞬く間に打ち倒されてしまう。それでも主人のために負けを認められず、涙と鼻水でグシャグシャになりながらローゼにしがみついて抵抗(このときローゼのスカートを引っ剥がしてとんでもないデザインのショーツを顕にするなど困らせている)。


結局、勝負は主人二人の判断でローゼの勝利が宣言され、約束通りカーミラは花子の従者を退くように強要されるも、花子は上述の通りカーミラへの愛着を語りこれを拒否。その答えにイオアナは、「せっかくの提案を保護にされては一族の面子が潰れる」として、今度は花子に土下座を要求する。花子も素直にこれに応じ、イオアナたちの前に膝をつくと深々と頭を下げて許しを請う。その無様な姿に満足したイオアナたちは、満足げにその場から立ち去り、カーミラもこの一件は花子に恥をかかせてしまった出来事として罪悪感を抱くことになる(…もっとも、この直後に花子はイオアナたちにリベンジを挑んで徹底的に叩き伏せ、カーミラもカーミラで主人の帰りを待つ間自棄酒を煽っていたが)。


源蔵宅での暮らしが続いてしばらく後、突如としてイオアナとローゼが「異世界の魔王」こと源蔵のライバルのレスラー・マカデミアンオーガ(MAO)とその配下の魔獣たちを引き連れて彼らの住居に来訪。源蔵との決着を望むMAOの話を聞いて何処からともなく現れた銀行員クラウスの仲介により、魔王軍VS勇者チームによる5番勝負の闘技大会の企画が持ち上がる。


その日の晩、カーミラはトレーニングする源蔵の前に現れ「我にもプロレスを教えてほしい」と懇願し、ローゼとの再戦に挑むことになる。当初は日頃のズボラな性格が祟り練習をすっぽかしては源蔵にお灸を据えられていたが、ローゼとの因縁を聞いた源蔵から活を入れられると、大好きな酒を我慢して、いつになく真剣にトレーニングに専念。


試合当日、「お嬢様のために」絶対に勝とうと強張っているカーミラに、花子からは「私のために闘う必要はない」と諭され、緊張をやわらげて壇上に上がった。いざ開始されたローゼとの試合では、日頃の鍛錬により基礎体力や体の柔軟性が向上しており、ローゼも内心その成長ぶりに驚き、焦燥感から矢継ぎ早にラッシュを展開する。カーミラは源蔵のアドバイスを思い出し、彼女がようやく攻撃が命中した際にみせた一瞬の油断をついてフランケンシュタイナーでキャンバスに叩きつけた。

しかし、白目を向いて昏睡する彼女に勝利を確信したカーミラは、セコンドの源蔵の声も届かぬほど大はしゃぎしてしまい、その間に復活したローゼからジャーマンスープレックスを受けてダウン、3カウントをとられ敗北してしまう。


源蔵からは、カーミラ自身が逆に油断してしまったことを咎められつつも「いい試合だった」と優しい言葉をもらい、花子のほうも「私の中では勝利でした」と称賛されると共にアメリカンドッグを与えられ、涙を流して喜んだ。


その後におこなわれた大一番である源蔵(ケモナーマスク) VS MAOの試合では、自身の試合を終えて緊張がほぐれたのか久々の酒瓶をあおぎながら観戦。二人が場外乱闘をはじめると、壊れた屋台から火事場泥棒がてらに奪った酒を味わいつつ、混沌とする会場内の騒ぎを煽っていた。最終的に試合は源蔵の勝利に終わり、優勝賞金と興行売上が振る舞われるかとおもわれたが、やはり前大会同様、施設の修理代、花子の食事代、そしてカーミラの酒代で大赤字となり、花子共々、これまでにないほど怒り狂ったシグレにお説教されてしまった。


因みに、アニメ版では声を担当する櫻庭有紗氏の好演により、原作よりさらにコメディリリーフとしての側面が強調されており、とくにガヤの際のアドリブに定評がある。


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