『ヴァルバラッシャー』
概要
『仮面ライダーガッチャード』に登場するヴァルバラドの変身アイテム兼専用武器。
黒鋼スパナが生み出した剣状のレンチ型特殊錬成具でマッドウィールのライドケミーカードを装填することでヴァルバラドへ変身し、別のビークルケミーカードを用いることでカスタム形態への強化錬成を行うことも可能。
後にスパナが仮面ライダーヴァルバラドに変身できるようになってからも引き続き使用されている。
量産型ヴァルバラッシャー
第31話にてラケシスに与えられたアイテムで、鏡花が複製したヴァルバラッシャー。外見はスパナが持っているオリジナルと全く同じ。
一応コピー品とはいえ既存のヴァルバラッシャーと遜色のない性能を発揮するが、鉄鋼する際にはレプリマッドウィールのケミーカードを使用している。
なお、ミスにより初登場の前週である第30話の人物関係図にて記載されていた(後に削除された)。
外見・機能
調整レンチに紫色の巨大レンチを連結させたような形状で、左側には鋼鉄錬金刀身「ラッシャーブレード」を備え、レンチの口を象った先端は光弾「フォトンバレト」をはじめライドケミーカードの能力を加えた「ケミカバレト」を発射する鋼鉄錬金銃口「ケルビムマズル」となっており、射撃・斬撃の双方に対応する武器として機能する。
しかし、ケミカバレトの発射には破壊力に比例した反動が発生し、重量も並々ならないほどあるようで、ヴァルバラッシャーを扱うのは常人では困難を極め、使いこなすには上級錬金術師の練度が要求される。
中心に位置する六角ボルト型スイッチ「リベルタラチェット」を押しながらグリップを倒すとライドケミーカード装填用のスロット「ライドケミーカードハンガー」が開き、ビークル属性のケミーカードを装填して閉じた後、引き金のアルケミートリガーを引くことでヴァルバラドの錬成を実行する。
展開時には『ガキン!』、収納時は『ゴキン!』と音声が鳴る。
変身後、グリップ右側にある黒い六角ボルト型緊急リミッターカット機構「タイテンスクラッパー」を締めると安全装置が破壊され、変身者への凄まじい負荷を伴う必殺技「ヴァルバラブレイク」を発動する。また、ビークル属性以外のライドケミーカードを装填すれば特殊必殺攻撃「〇〇バースト」の発動が可能。
ラケシスは量産型でレプリマッドウィールのレプリケミーカードを用いてヴァルバラドに鉄鋼していたが、量産型だからこそ出来るのかスパナのオリジナルの時点で使用できるのかは不明。
立体物
「DXヴァルバラッシャー」が2023年9月16日に発売予定だったが、2023年9月30日に発売が延期されている。
この影響でヴァルバラドローバックルが先に発売される事態が起きている。
ラッシャーブレードには謎のレバーが付いており、いわゆるリロード時に動かすもののようだが玩具版では動かすことができない。
余談
- システムボイスはガッチャードライバーやナレーション同様小西克幸氏だが、ガッチャードライバー等よりも強い加工がかかっている。
- 名前の由来はヴァルバラドと同じく「バラす」「バラバラ」などと思われるが、こちらはタイテン(tighten=締める)やスクラッパーなどから由来に対する意味がより強くなっている。
- オカルトのケミーカードを使うと他のビークル以外の属性と違ってケミー名が読み上げられ、専用待機音が流れて「オカルトヴァルバラバースト」と音声が流れる。このためユーフォーエックスでこの仕様が判明した時はヴァルバラドとオカルトケミーはビークル程でなくとも相性が良いと思われていた。
- 後に仮面ライダーヴァルバラドがビークルとオカルトのケミーカードを用いることが判明し、ダイオーニのカードでオカルトヴァルバラバーストを繰り出している。オカルト属性のみ特殊な挙動なのはこれが由来と思われる。
関連タグ
ブレイクガンナー:乗り物がモチーフで紫の疑似ライダーの変身アイテム兼遠近両用武器。カラーリングが紫、キーアイテムを装填する事でそれぞれに応じた武装や能力を使用できる、変身前でも使用される、システムボイスが主役ライダーの変身ベルトやナレーションと同じながら強い加工がかかっている、使用者が疑似ライダーと怪人を経由して3号ライダーに変身した、使用者が仮面ライダーになってからは武器として使用されると共通点が多い。
スクラッシュドライバー、スパナーダー:スパナやレンチがモチーフの変身アイテム。前者は主に3号ライダーが使用するが、こちらは当初は疑似ライダーとして戦っていた人物も4号ライダーに変身する際に使用する。
3号ライダー武器
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