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概要

ワイトとは、『指輪物語』・『D&D』・『遊戯王OCG』などから登場する由緒正しきアンデッドモンスターの一種。

本項目では『遊戯王』シリーズに登場したワイトを解説する。


カードテキスト

Wight on vacation!(休暇中のワイト!)

通常モンスター

星1/闇属性/アンデット族/攻 300/守 200

どこにでも出てくるガイコツのおばけ。攻撃は弱いが集まると大変。


解説

遊戯王OCGの歴史のなかでも最初期に登場したカードの一枚。効果を持たない通常モンスターで、その攻撃力・守備力もかなり低い。「集まると大変」らしいが、OCGにおいてデッキに入れられる同名カードは3枚まで。よって、3体集まったとしてもその攻撃力は合計たったの900。

ここまでステータスが低いと何の役にも立ちゃしないよ!ということで登場当初からネタにされていた。


しかし、一方でネタにされ続けるあまり愛着がわいた人もいるようで、一部ではそのささかやな攻撃力がかわいいじゃないか!と主張する熱狂的なファンも現れはじめ、「ワイトさんを使って勝とうぜ」というファンデッキまで誕生したくらいだった。


そして、ついに「ワイト」が報われる時が来たのだった。


ワイトキング

効果モンスター

星1/闇属性/アンデット族/攻 ?/守 0

(1):このカードの元々の攻撃力は、

自分の墓地の「ワイトキング」「ワイト」の数×1000になる。

(2):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時、

自分の墓地から他の「ワイトキング」か「ワイト」1体を除外して発動できる。

このカードを特殊召喚する。


解説

2005年2月に登場したブースターパック「THE LOST MILLENNIUM」で登場したこのカードは、「ワイト」の存在価値を莫大に上げた。

「ワイト」3枚と「ワイトキング」2枚が墓地にある状況なら、このカードの攻撃力はなんと5000。さらに、のちに登場した「ワイト夫人」「ワイトメア」「ワイトプリンス」「ワイトプリンセス」「ワイトベイキング」「ワイトロード」は、総てが墓地で「ワイト」として扱う効果を持っているので、これらと合わせれば最大なんと23000という凄まじい攻撃力となる。

おまけにレベル1であることを活かし、「光学迷彩アーマー」を装備させれば直接攻撃も可能。


「集まると大変」なワイトだが、実際に「墓地に集まると、ワイトキングの攻撃力が上がって大変」ということになってしまった。「ワイト」はネタどころか実戦デッキにまでランクアップしてしまったのである。


……のだが、「ワイト夫人」「ワイトメア」が優秀な効果を備えているので「ワイトキング」を使うデッキに「ワイト」はいらないという状況になりつつある。あえて「ワイト」を使うならば通常モンスターである点で差別化することになるだろう。

そのため本家「ワイト」に関するサポートカードの登場が期待されていたところ、そうした(一部の)デュエリスト達の願いが届いたのか、墓地へ送られた時に「ワイト」を「ワイト夫人」と共に手札やデッキから墓地へ送りつつ自身も墓地では「ワイト」として扱う「ワイトプリンス」、その「ワイトプリンス」を墓地へ送りつつ自身も相手フィールドを弱体化させながら墓地へ送る「ワイトプリンセス」が続々と登場。ワイトキングは攻撃力15000以上を狙えるようになった。


以上のように、ワイトキングによる打点インフレに目がいきがちなカードだが、融合召喚先が数年がかりで増加しているのも特徴で、簡易融合簡素融合で特殊召喚できるアンデット・ウォーリアーフレイム・ゴーストをはじめ、アンデット族指定のドラゴネクロ、通常モンスター指定のワイアームなど、様々なモンスターに融合できる。単体での性能の高いものから、シンクロ・エクシーズへの布石として役立つものまで、多様なモンスター達が存在するため、構築の際はその点を踏まえて組むのも面白いか。


攻撃力300・守備力200のため、クリバーでリクルート可能である。


「ワイト」出演カードの一覧

「ワイト」はスタッフからの人気も高いようで、低レベル通常モンスターアンデット族に関連する効果を持つ魔法やモンスターのイラストにゲスト出演していることが多い。

ちなみに一応、これらのカードの効果はすべて「ワイト」に適用可能である。

モンスターカード

  • ゾンビ・マスター」 … よく見ないとわからないが、イラストの左側奥のほうにいる。ゾンビ・マスターが他のアンデットを蘇生しているのを眺めている。順番待ちだろうか。
  • 魂を呼ぶ者」 … 蘇生されている。何気にローブが脱げており、セクシーショット。いやん。
  • ワイトプリンス」 … 効果については上記を参照。骨犬マロンを連れて歩くワイトプリンスをワイト夫人と共に後ろから見守っている。ワイトプリンスに伴って墓地へと向かっているのだろうか。

魔法カード

  • アンティ勝負」 … アンティ(賭け)のカードとして「ワイト」のカードが提示されている。カード効果ではレベルの高いモンスターを出した方の勝ちのはずだが、「ワイト」のレベルは1。案の定負けたのか「ワイト」を黒い渦のような物に放り込んでいるようにも見える。そもそもこの人、勝つ気はあったのだろうか?あるいは逆に手札に低レベルモンスターしかいない所をこのカードで狙われてしまった、という場面を描いているのかもしれない。

もしくはダメージ覚悟で「ワイト」を墓地に送るために提示した可能性もある。

  • 弱者の意地」 … 骨にヒビが入りながらも、意地を見せる「ワイト」。さすがワイトさんパネェっす!
  • 即神仏」 … 僧侶のような人が「ワイト」になっている。こうしてワイトは誕生した……のだろうか?ちなみに即仏ではなく即仏である。
  • ダーク・バースト」 … 墓石を破壊した爆風で吹っ飛んでいる。カード効果で墓地から手札に戻されているようだが、なんとも荒々しいやり方である。
  • トライワイトゾーン」 … 「ワイト」3体が蘇生されている。「トライワイト」で「ワイト3体」ということだろう。
  • 大金星!?」 … モンスターカードをトランプの代わりに使用してポーカーを行っている。一方のプレイヤーにはワイト系カード4種類が揃っており、ポーカーで言う「同じ数字」として扱うならフォー・オブ・アカインドフォーカード)という強力な役となる。しかし、その相手であるサンド・ギャンブラーの手にはエクゾディアの両手両足とまだ開示されていないカードがあり……

罠カード

  • エンジェル・リフト」 … 二人の天使によって持ち上げられている。体重は軽いのかもしれない。
  • ヘル・ブラスト」 … よくよく見てみると、爆破されているモンスターが「ワイト」。ちなみに「ヘル・ブラスト」の効果で「ワイト」を破壊した場合、お互いが受けるダメージは150ポイント

漫画・アニメでの「ワイト」

原作

遊戯が海馬の家に招待された際にコレクションルームに展示されているのが確認できる。

「闇遊戯vs海馬」戦において遊戯が使用。守備表示で召喚されるが、巨大化を装備したミノタウルスに素手で握りつぶされ、闇遊戯は「アンデット系カードではどうにも相手にならない!」と発言している。

東映版遊戯王

武藤双六が使用。

遊戯王GX

アカデミアの古井戸に捨てられていた弱小カードの1枚。万丈目に引き取られた。

また、幼少期の十代の友人であるオサムが使用。「マーダーサーカス・ゾンビ」・「ドラゴン・ゾンビ」とともに場にいたことでアニメオリジナル罠カード「パーフェクトカウンター コード1・2・3」の発動条件を満たし、十代の「ユベル」の召喚を無効にした。その後、それらと共に直接攻撃を決めた。

遊戯王5D's

「龍亞vsミシェル」戦においてミシェルがドローしているのが確認できるが、召喚されることはなかった。

また、チーム太陽が考案したデッキの中に最低でも2枚投入されており、吉蔵のデッキにも入っている。

遊戯王VRAINS

Aiによりダークワイト@イグニスターが召喚されるも、このカードはサイバース族であり、墓地に関する効果も持っていない。

単にワイトという名前を持つだけの赤の他人であろう。

このカードを模したアカウントも背景キャラとして登場した。


デジタルゲーム作品での「ワイト」

一部の作品では、「ワイト」の攻撃でとどめを刺すと『ワイトボーナス』なるポイントがもらえるものも存在する。

また、タッグフォースでは瀬良あゆみがデッキに入れている。デッキ名は「パパとママのデッキ」であり、このカードと共に「ワイト夫人」も投入されている。つまり、彼女のパパとママは……。

尚『遊戯王5D'sWORLDCHAMPIONSHIP2011』でのフリーデュエルのタッグデュエリストの1組・『海と闇と儀式と』の出現条件は『ワイトの攻撃で勝利する』である。


元ネタのワイトについて

指輪物語に登場するモンスターの一種で、大抵はアンデッドに分類されるが、死者が魂を吹き返したのではなく、死体に悪霊が取り憑いたものである。(王族の成れの果てと解説されることもある為、装飾品を身につけている事もある。)正式名もワイトではなく『ブロウワイト』であり、日本語では「塚人」と訳される。

塚山丘陵に生息し、生きた人間を地面に引きずり込んだり、恐ろしげな声で呪い殺そうとする。アンデッドであるため、無論、体温も低い。


遊戯王ラッシュデュエル

Wight on vacation!(休暇中のワイト!)

通常モンスター

星1/闇属性/アンデット族/攻 300/守 200

どこにでも出てくるガイコツのおばけ。

攻撃は弱いが集まると大変。


解説

2020年4月11日遊戯王ラッシュデュエルにも登場した。

現在はアンデット族のカードプール拡張により数合わせ以外に用途はない。


関連イラスト

遊馬「あるんだよ、それが!!」瀬良ちゃんとアンデットな仲間たち

お題:かっこいいワイトはっぴーにぇいーうぇいあぁあーーーーーー2011ぃ〜

パパとママといっしょ


関連項目

遊戯王OCG 通常モンスター アンデット族

ワイトベイキング ワイト夫人 ワイトメア

ジャガーマンシリーズ


原作・アニメ・ゲームの使用者、所持者、チーム

海馬瀬人 闇遊戯 武藤双六 万丈目準

瀬良あゆみ チーム太陽

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