概要
英語表記:Doopliss
ランペルは『ペーパーマリオRPG』に登場するボスキャラクター。『マリオストーリー』に登場したバケバケの一人であり、本編中では明記されていないものの(クリスチーヌ曰く似たようなモンスターが本に載っていると言うのみ)リメイク版の設定資料で明確にされている。
ステージ4のオドロン寺院に登場。ウスグラ村の暗い雰囲気がつまらないという理由で、住民達をブタに変えていた。また、オドロン寺院には彼を象ったステンドグラスが飾られている。
白いシーツをかぶっていて、その上に三角帽子をかぶり、青いリボンを胸元(?)に結んでいる。口癖の「チャオ チャオ!」と「うしゃしゃしゃ」という笑い方が特徴。
自分や他のものに姿を変えることが得意で、普段は飛び上がってから急降下による体当たり攻撃を行うが、戦闘中にマリオや仲間の姿に変身して攻撃する。
謎の怪物として噂される彼を追って、隠れ家のオドロン寺院へ向かうことになる一行。そのまま戦闘になり勝利したはいいものの(1回目の戦闘は変身を行うシーンが必ず挟まれるため、チャージ等を用いてHPを削り切っても10まで回復されてしまう)、なんとマリオの体がいつのまにかランペルに奪われてしまう。
仲間たちもランペルのほうを本物のマリオを信じ込んでしまった為(おしゃべりになったが気のせいだろう程度)、しばらくのあいだマリオは一人ぼっちで行動することになる(ちなみにカラスは偽物である事に気付いている)。その際はウスグラの道を通るたびに上空からランペルが現れ、名前を言い当てるまでは毎回お互いにダメージを与えられない戦闘が続くので、戦闘のたびに逃げる必要がある。
その後物語を進め、新たに仲間になったビビアンとともにオドロン寺院での二回目の戦いに勝利することで、ようやくマリオは元の姿に戻ってステージクリアとなる。
ちなみに彼の名前を答えるイベントがあるのだが、とあるアイテムを手に入れるまでは入力画面から「ある文字」が抜けている。また、オドロン寺院での2回目の戦闘は、仲間に影響を及ぼすバッジの効果が表れない為、それらのバッジを外して付け替える事が推奨される。
彼のその後
マリオの仲間になったビビアンの代わりにカゲ三人組の一員に加わっており、後にマジョリンやマリリンと共に何度か再登場することになる。(マジョリンには「シロスケ」と呼ばれ、可哀想な扱いを受けている。ただ、マジョリンがビビアンを冤罪で追い詰め離反を招きランペルの計画をぶち壊した事を思うと、あまりにも面の皮の厚い話だと言えよう)
エンディングでのクリスチーヌの話によると、全てが終わった後の彼はクラウダとともに演劇役者として活躍しているとか。彼にとっては天職かもしれない。
クリスチーヌはランペルが改心したか否かぼかしているものの、カゲ三人組やメガバッテンが改心した事を考えると改心したと見て間違いないだろう。
余談
ボスキャラクターとしては愛らしいその姿や、小生意気だがどこか憎めない独特の話し方、軽快ながらも恐怖を駆り立てる戦闘BGM、ステージ4全体の絶妙なホラー演出などが相俟って、ファンの間では人気が高いキャラクターである。一方でステージそのものは同じダンジョンを3度も訪れなければならず、その道中も地味に長いのでかなり面倒な相手になっている。
ちなみに、ランペルがマリオの名前と体を乗っ取った証拠として
- ランペルが化けたマリオはホンモノと待機モーションが違う
- スターストーン獲得時に出てくるはずのスターストーンにまつわる技(例えばムキムキボディ等)の習得メッセージが無い
- スターストーン獲得後に日記調のテキストが流れない
- スターストーン獲得時のマリオのポーズが偽物と本物で違う(偽物はただスターストーンを掲げているだけなのに対し、本物は爪先立ちのような体勢になっている)
などの点で判別できる。
中でも2つ目と3つ目については違和感を感じやすいため、勘のいい人ならばこの時点でマリオが名前を乗っ取られたことに気づいたかもしれない。
名前の由来はグリム童話「ルンペルシュティルツヒェン(Rumpelstilzchen)」の英語読みであるランペルスティルスキンからと思われる。ざっくり言うと悪魔の名前を言い当てる話であり、劇中のイベントはまさにそれである。
スーパーマリオくんでは
ゲームと同じくステージ4のオドロン寺院に登場。一人称が「おれ」で語尾に「ペル」をつける。
村人をブタに変えた理由は養豚場を開くためらしく、性格はゲームと比べて臆病である。マリオとの入れ替わりは転んだマリオと頭を打った事が原因となっており(その為初登場と同時に名前を名乗る)、クリスチーヌがもう一度頭を打たせ、間違い探しに正解した事で元に戻る。そしてマリオに「自分の力で強くなれ」と諭され、改心した。
関連イラスト
関連タグ
マネーラ:ペーパーマリオシリーズにおける変身能力の後継者。