「そのスカした顔を、恐怖で歪ませてやる！」
「俺は貴様より高く飛べる！貴様は俺に届かないっ！！」
データ
概要
『仮面ライダーガッチャード』第6話に登場。
アニマルケミー「ホークスター」が、黒鋼スパナに恨みを抱く錬金術師・鉛崎ボルトの悪意と結合して誕生したマルガム。
両肩から生やした茶色い翼と猛禽類の顔と脚を模した頭部を持ち、遠目から見ると巨大な翼を広げて獲物に飛び掛かる小さな鷹を強引に固定しているように見える。素体となる銀色の両腕は交差されているが、飛行能力を発揮する際に解放されハーピーの如き姿に変化し、人間を軽々と持ち運んで飛ぶ事が出来るようになる。
モチーフの通り超高度飛行を得意とし、接近した対象の攻撃範囲外から鋭利な羽根を射出して攻撃を行う。
また、憑依したボルトのメンタリティーが強化されたことで狙った獲物を執拗に追い回し、過剰に接近する習性を持つため、空中戦では無類の強さを発揮する。
尚、やはり鳥がモチーフなのか、鳥の鳴き声のような奇声を上げることもある。
活躍
散々貢がされた挙句にこっぴどく振られた女性のマルガム化を食い止めた黒鋼スパナ/ヴァルバラドに対して恨みの眼差しを送るボルトに目をつけたラケシスの手によってマルガム化。
スパナを襲撃するも一ノ瀬宝太郎/仮面ライダーガッチャードが乱入、アントレスラーワイルドの攻撃を喰らい、「今は見逃してやる…首を洗って待っていろ!」と捨て台詞を吐きながら一時撤退する。
そんな中、りんねに対し親しげに発見したバーニングネロのライドケミーカードを渡すスパナの姿を見て『りんねはスパナの恋人』と勘違いし、アルケミストリングを奪った上で彼女を攫い因縁の最終試験場跡地へと誘き出す。
人質を盾に土下座を要求するボルトだったが、何故か全く動じず接近してくるヴァルバラドに上空からりんねを突き落としにかかるが、そこにバーニングネロの居場所を察知したゴリラセンセイに導かれた宝太郎が到着、バーニングゴリラへと変身した彼に救出される。
人質を手放してしまうも、ヴァルバラドですら到達できない超上空から攻撃を仕掛けて苦戦させる。そこに、下からスチームホッパーワイルドのガッチャードからのキックで勢いつけたヴァルバラドが彼の高度に到達したと同時に叩き落とされてしまい、地上で待機していたバーニングゴリラの「バーニングゴリラフィーバー」で岩山に叩きつけられ敗北。ホークスターも回収されてしまった。
変身解除後、今なおスパナに恨み節をぶつけようとするも、彼は一回だけしか顔を合わせていなかったボルトのことを全く覚えておらず、これまでの復讐心が無意味だったと叩きつけられてしまう。更に錬金術師と言えど、掟を破ったこともあってミナト先生の手によってケミーと錬金術に関する記憶消去を受ける。自身の復讐心まで没収されてしまうという惨めな末路を迎えてしまった。
