概要

秘密結社holoXの風真いろはが主催するMinecraft大会。ルールの基礎はいわゆる「ドロケイ/ケイドロ」で、子側のドロボウは鬼側のケイサツにタッチされると牢屋にテレポートされ、他のドロボウがアクションを起こす(詳しくは後述)と捕まったドロボウを解放できる方式。ケイサツを担当するのは風真いろはの同期であるholoXメンバーのうち鷹嶺ルイ・博衣こより・沙花叉クロヱの三人で、それぞれに能力が割り振られている。風真いろははゲームマスター・MC・カメラ担当、ラプラス・ダークネスはMC、カメラ担当で直接は参加しない。ドロボウはholoXを除く参加する全ホロメンで、全員に能力の違い等はない。

MAPは2023年は風真いろはが中心となって監修・制作しており、牢屋付近はholoX全員で配信しながら制作された。2024年はMAP規模が大きくなったことや本人が多忙になったことからほとんど監修に回っている。

ホロメンが主催を務めるMinecraftイベントとしては、さくらみこ、大神ミオ、大空スバル(サポート)が主催する「ホロ大運動会」と並ぶ名物イベント...だったのだが、さくらみこによって「2024年はホロ大運動会は開催しない」と名言されたため、実質的に本イベントがホロメン主催では最大の大会となった。

2023年

コンセプト・MAP

コンセプトは「ホロ鯖マイクラ」。MAPは中央の牢屋エリアとそこから十字に伸びる通路、そしてそれらに分たれた4つのエリアに旧ホロ鯖の名所がコピーされている。4つのエリアはMAP左上から「そらステーション」・「しけ村」・「ドドドタウン」・「不知火建設本社」の4箇所。ケイサツ側の衣装はいわゆる「警察」のスーツ姿で、スキンも5人分今回のために新製された。

ルール

• 逃走時間は20分
• ケイサツ3人 vs ドロボウ17人(本戦)
• 制限時間内を警察から逃げ切った上で必須ミッションを達成することでクリア
• ドロボウ側はケイサツ側(正確にはミッションで発生する敵モブも含む)からダメージを与えられると牢屋にTPする。仲間のドロボウに捕まった状態でダメージを与えられると解放される。解放には10秒のクールタイムが存在する。
• 第３試合では風真いろはによって緊急アプデが行われ、脱出したドロボウと救助したドロボウに9秒間の無敵が付与された。

ミッション

ミッションは必須ミッション、納品ミッション、通常ミッションの3種類。

必須ミッション

エリア内のチェストに入っているholoXerの頭を入手して被る。ゲーム終了時に被っていない場合には強制的に牢屋に送られるため、必ず達成する必要がある。達成の有無は各個で判定される。

納品ミッション

各ステージに所縁のあるアイテム(マイクラ内のアイテムでトロッコ、マグマバケツ、黄色羊毛、名札)をステージ内の納品BOX(チェスト)に納品する。4エリア納品し切るとドロボウ全員のスキルが強化(クールダウン短縮)される。誰がどのステージを行なっても構わない。

通常ミッション

各エリアに割り振られたミッションで、失敗するとそのエリアが封鎖されて逃走エリアが縮小される。ミッションはエリアごとに大きく異なる。

スキル

ドロボウ側

エリア内のビーコンを破壊することでランダムにスキルを獲得できる。スキルを獲得した状態でまたビーコンを破壊すると別のスキルに上書きされる。種類は以下の通りで、全てクールダウンは60秒。

• 20秒間ジャンプ力上昇
• 15秒間無敵
• 10秒間移動速度上昇
• 警察にデバフ「暗闇」を8秒間付与
• 警察にデバフ「移動速度低下」を10秒間付与
• 警察にデバフ「位置サーチ」を3秒間付与

警察側

• 鷹嶺ルイ　女幹部

ドロボウ全員に位置サーチ(発光)を10秒間付与する。クールダウン40秒間。

• 博衣こより　研究者

一定時間(能力により異なる)の移動速度上昇・ジャンプ力上昇、透明化をランダムに付与する。クールダウン15秒間。

• 沙花叉クロヱ　掃除屋

スニーク時透明化。クールダウンなし。

• ラプラス・ダークネス　刮目せよ！

残り時間3分からドロボウの牢屋から脱出が不可能に(ゲーム時は必ず発動)なる。

アイテム

斜体字はドロボウサイド専用

・ビーコン破壊用ピッケル

・能力使用棒(人参付きの釣竿)

・セルフキル用スプラッシュポーション(スタック時等の使用を目的としているが、ドロボウサイドでは誤使用も数回見られた)

参加者・視点配信・成績

2024年

コンセプト・MAP

コンセプトは「エデンholoXランド」。holoX2周年配信で登場したアレである。実に23種類ものアトラクションが設置されたアミューズメントパークで、面積は前作比数倍の広大なMAPとなっている。ケイサツ側の衣装は「エデンholoXランドのキャスト」で、前回の警察衣装とは対極的な様相。もちろん今回も5人分のスキンが新製されている。

アトラクションは下表の通り。順番は概ね地図左上〜右下の順。ミッションについては後述。

ルール

• 逃走時間は30分
• ケイサツ3人 vs ドロボウ29人(前回比12人増、本戦)
• ミッションをこなしたりMAP上で拾ったりドロボウを脱獄させると獲得できる"YMDolllar"を使ってMAP上の店で脱出チケットを購入し、園内4箇所にいる「STAFF」に話しかけることで脱出できるシステム。脱出は残り5分から終了までに限られる。
• ドロボウの脱出者が半数以上の場合はドロボウの勝利、出なければケイサツの勝利。
• 牢屋から脱獄するにはMAP上の「脱出用PC」を使用することで、一番長く捕まっているドロボウ1名を脱獄させることができる。この時ドロボウはケイサツの周囲一定範囲以外にスポーンする。なお、捕まったドロボウはMAP上の牢屋で幽体離脱状態になり、本体はスペクテイターモードでMAP上を回ることができる。
• 近くにいるプレイヤー同士は会話が可能。ケイサツはトランシーバ、ドロボウは携帯電話(時間制限・クールダウン有)を使用して離れたプレイヤーとの会話も可能である。
• 所持アイテムは基本捕まっても保持されるが、後述の特殊ミッションで所持する可能性のある金インゴットは捕まると没収される。
• 残り時間10分で一度ドロボウ全員が牢屋から解放される。

ミッション

特殊ミッション

決まった時間に発生する大きめのミッション。報酬が大きい。

通常ミッション

常時発生している様々なミッション。報酬は小〜中程度。

• 秘伝のシチューを作ろう！

レストランの厨房の鍋にショップで購入した野菜等を投入することで達成。ただしショップで野菜を購入するには必要な2種の野菜で合わせて20YMDolllarが必要。報酬は100YMDolllar。

• 迷子の子供を助けよう！

園内に居る子供(子供村人)に声をかける(右クリック)で達成。常時園内には複数人の子供がスポーンしている。報酬は1人あたり25YMDolllar。

• 落とし物を届けよう！

園内の地面に落ちている落とし物(時計)に接触して拾い、インフォメーションセンターに届けることで達成。報酬は落とし物1つあたり25YMDolllar。

• クッキーを届けよう！

クッキーをレストランで購入(75YMDolllar)してショップに配達することで報酬を得ることが出来る。報酬はクッキー1つあたり125YMDolllar。クッキーは自分で食すことで移動速度を上げることが出来るため、運搬しないことも選択肢となっている。ちなみに配達する理由は「ショップの店員が店に貼り付きで食糧調達に行けないから」とのこと。

リピートミッション

MAP上のエリアに設置されているアトラクションのうち、指定された三種を巡ってスタンプを集めることで報酬75YMDolllarを獲得できる。ミッションは何度でも挑戦可能。スタンプが設置されているアトラクションはMAP項のアトラクション一覧を参照。

テストプレイを行ったスタッフ曰く、「これだけやっててもギリギリ脱出できる」とのこと。

スキル

• 鷹嶺ルイ　ホークアイ

使用するとドロボウが全員の画面にハイライト表示される。また、ケイサツのアイテムのマップにも表示される。発動時間30秒間、クールダウン150(第1試合)→120(第2試合)秒間。

• 博衣こより　瞬間移動

使用すると瞬間移動でドロボウとの距離を一気に詰めることが出来る。レンジがかなり長いのが特徴。決して爆発ではない。発動時間30秒間、クールダウン150(第1試合)→120(第2試合)秒間。

• 沙花叉クロヱ　透明化

使用すると一定時間透明化する。昨年猛威を振るった結果クールタイムが実装されたが、透明化がスニーク状態に依存しなくなったため、透明化して走ることが可能になった。発動時間15秒間、クールダウン150(第1試合)→120(第2試合)秒間。

• ラプラス・ダークネス　刮目せよ！

ゲーム時間残り3分になると自動で発動。ドロボウはそれ以降牢屋からの脱獄が不可能となる。前作から変更は加えられていない。

• 風真いろは　ござる風のごとし

速度上昇のクールタイムが30秒から10秒に、ホークアイのクールタイムが150秒から100秒に短縮される。また、 製作者として神の力を行使し、ゲーム開始前に物品の価格、スキルや復活のクールタイムを変更することも可能である。神の力を行使することは本試合でも行われたが、速度上昇とホークアイのクールタイム短縮の能力は風真いろはがケイサツとなる2024年度前夜祭のみでの使用であった。

前夜祭では他のholoXメンバーが多忙により参加出来なかったため、クールタイムを短縮した強化スキルがケイサツ役の風真いろはに付与されている形となっている。

アイテム

初期アイテム

• トランシーバー

ケイサツ用。手に持って話すと警察全員に声が聞こえる

• スタンプカード

ドロボウ用。インベントリに所持して使用することで、スタンプを埋めることができる。

• 携帯電話

ドロボウ用。右クリックで使用することで、1分間好きな相手と通話可能。クールダウン有

• 地図

両陣営初期状態で所持。MAPやミッション情報が表示される地図。初期状態では埋まっていないが、SHOPや脱出用PCなどは埋まっていなくても表示される。

購入可能アイテム

• チケット

脱出用のチケット。残り時間5分経過後に脱出ゲートのスタッフにこれを所持して話しかけると脱出成功となる。価格は第1試合500YMDolllar、第2試合800YMDolllar。

• 閃光弾

右クリックで投擲し、着弾地点付近のケイサツに盲目を付与する。価格30YMDolllar、最大スタック(所持)数3。

• テーザーガン

右クリックで使用し、着弾したケイサツを数秒間拘束する。価格50YMDolllar、最大スタック(所持)数1。

参加者・視点配信

JPメンバーは猫又おかゆ以外は全員前回大会にも参加した面々。一方で前回大会が全員JPメンバーだったものがEN・IDメンバーと前回大会後にデビューしたReGLOSSが新規メンバーとして多数参加している。

• ドロボウ

• ケイサツ

余談

主催者について

• 主催者の風真いろはは、常設のホロ鯖マイクラではIDのカエラ・コヴァルスキアと並ぶ便利屋2大巨頭であり、カエラが資材提供中心なのに対してこちらは建築施工・回路制作などが主な仕事(といってもフリー食糧などの提供量は相当である)。「風真工務店」として活動しており、単騎ながら鯖内で力を持つ泥棒建設や鯖のドンとして君臨するそらギルドと業務提携している。この「風真工務店」の活動以外でも度々他ホロメンに援助をしており、結果として鯖内での信頼と実績は非常に大きい。
• また、風真いろはは建築や回路に加えてコマンドの知識もあるが、Minecfart配信はほとんどバニラのホロ鯖マイクラであるため見れる機会は非常に少ない。ホロドロケイを動かすコマンドはしっかり把握している様子で、緊急でアップデートを入れるなど、あまり目立たないがコマンドの知識はかなりの模様。

詳しくは→風真いろは

第1回/2023年大会

• 2023年大会に参加した星街すいせいは企画終了後「逃走中のようなゲームに出てみたかったが、バーチャルだから一生参加できないと諦めていた。今回はめっちゃ面白かった」と語っている。
• この点は主催の風真いろはも「Minecraftは我々に難しいことを実現させてくれる」と語っている(※この発言は2024年度のもの)。
• 終了後は後夜祭として、本編に参加しなかった風真いろはとラプラスダークネスも参加して少人数でのゲームも行われた。ちなみに人数が少ないこともあって、二人ともドロとケイの垣根を越えて先輩へのオタク状態が全開であった。

第2回/2024年大会

• 第1回ではMinecraft既存のアイテムに専用の機能をつけた上でテクスチャをそのまま使用していたが、第2回では脱獄用PCや携帯電話などテクスチャもしっかり制作されている。
• 第2回でMAP中央に設置されている「holoXアジト」は、地図上で見た際にそれぞれのメンバーのモジュールに移動する通路が「X」に見えるように再設計されている。
• 第2回でボイスチャットシステムが導入されたのだが、配信開始後のルール説明の間に参加者のネリッサが「ノーパン」であるという話(ここまでは既知の事実)をスバルがしていたところ、オリーに「スバル先輩ノーパンなの！？」と勘違いされ、そのままノーパンの話題が拡散してあらゆるホロメンがノーパンになってしまうという珍事が発生していた。なお、実際スバルは一度もノーパンであることは肯定していない。
• 海外組が参加した第2回では、ゲーム内の説明等がしっかり英語に翻訳されている。これは専門の翻訳スタッフが行なっており、結果として海外組も円滑にゲームの進行がなされている。
• 第2回ではスタッフが大幅に増員されてテストプレイやデバッグがなされているが、回数を重ねているためかなり上手いとのこと。また、テスト中にジェットコースターに乗るスタッフを神視点の風真いろはが目撃して「おい〇〇(スタッフ名)、見てるぞ」とチャットで指摘するとスタッフルームが沸いたとのことなので、かなりスタッフとも仲が良い様子。
• 実はお蔵入りミッションがあり、「クイズマン」というNPCまで用意されているのだが、お蔵入りとなった結果某建物内に誰にも話しかけられないクイズマンのみが本番時にも残されていたとのこと。怪談話かな？
• デバッグ時に発見されたバグの中に、迷子の子供のミッションで使われる子供村人の成長のパラメータを消し忘れた結果子供が成長して迷子のおじさんが爆誕するというものがあった。これは流石に修正が入ったものの、これを話した雑談配信を聞いていたリスナーの一部からは残念という声が漏れた。
• また、日本語版を使用しており、NPCの名称がカタカナになっているのにもかかわらず話しかけると流暢な英語を話し始めるというバグもあったとのこと。先述の迷子のおじさんバグを含めてスタッフ共々爆笑していたとが風真いろはの口から語られている。

本配信・ティザーPV

ホロドロケイ2023本配信

ホロドロケイ2024本配信

ホロドロケイ2023ティザーPV

ホロドロケイ2024ティザーPV