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プリマドール

ぷりまどーる

「プリマドール」とは、ゲームブランド「Key」によるメディアミックスプロジェクト。(曖昧さ回避付き)
目次 [非表示]

歌と共に、世界は目覚める―。


曖昧さ回避

デュープリズムに登場するプリマドールは、デュープリズムを参照のこと。


本項ではゲームブランド「Key」によるメディアミックスプロジェクトとしてのプリマドールを取り扱う。


概要

『プリマドール』とは、Keyが送るメディアミックスプロジェクト。「歌と人形」をテーマにキャラクターたちの想いと成長を描く。

皇都五区の片隅にある喫茶・黒猫亭を舞台に、兵器として作られた自律人形の少女たちが、戦後に自分たちの新たな役目を探していく。


歌が大きな中核を持つため、『プリマドール』の声優は、いずれも個人名義での音楽活動を行う、若手の実力者達によって固められている。


登場キャラクター

自律人形(オートマタ)




身近な人物


その他関連人物


用語

体内に搭載された「論理機関」で人間さながらの思考を行い、文字通り自律的に行動できる少女型機械人形。

戦時中は兵器として使われていた。


  • 論理機関

自律人形の感情や意思、記憶を司る機関。

詳細は自律人形(プリマドール)を参照。


遠間ナギがオーナーとして開いている喫茶店。物語の主な舞台。


  • 東邦皇国

東の一大軍事国家。首都は皇都

皇都は山の手城を中心に七区画に分かれている。


山の手城

皇都の中心地。山の手城を中心としたエリア。政治の中心で首都機能が集まっている。皇宮、皇国議会、中央官庁、迎賓館、皇都大劇場などが存在する。山の手城は要塞であり、構造は最高軍事機密であるため地図は存在しない。モデルは皇居周辺。


一区

ビジネス街と高級繁華街を要する商業地区。大陸横断鉄道に繋がる駅がある。モデルは丸の内・銀座。


二区

皇都で一番大きな市場、心願寺市場がある。いつも月下が材料の買い出しに利用している。軍の施設も多数ある。モデルは築地。


三区

高級住宅地。モデルは麻布。


四区

文教地区。学校や出版社などがある。モデルは飯田橋。


五区

湾に面しており、倉庫街~下町~高級住宅地と連なっている。黒猫亭がある。築百年にもなる時計塔は、皇都の機械化の象徴にもなっている。モデルは品川・横浜。


六区

一大繁華街。「すずらん横丁」など、風俗店が立ち並ぶ、由緒ある歓楽街がある。戦前はキャバレーで機械人形が披露するショーも行われていたが、戦争中は風紀を乱すという理由で人形は壊されてしまった。休戦後も節電計画の影響で活気を失っている。モデルは浅草。


七区

下町の住宅街。千代の家などがある。モデルは上野。


皇都の他には水都が存在することが示唆されているが、詳細は不明。

皇国は島国であるため、皇国では自国を内地、大陸を外地と呼ぶ。


  • 皇国関連の用語

皇統派

皇軍内の好戦的な軍人からなる一派。現在も大陸に多く駐留している。休戦協定に不満を持っており、自律人形の再度の軍事利用を目論み、秘密裏に自律人形を集め、実験を行っている。

最近、彼らによるとみられる、機械人形(メカニカ)の暴走事件などが相次いでいる。


警務隊

皇軍の組織のひとつ。治安の維持や巡回などを任務とするほか、皇統派といった軍内部の監視なども行う。全体的に現実で言う、国家憲兵に近い。


  • 帝政ローベリア

皇国と36年に渡って戦争を続けてきた大陸最大国家。現在は休戦協定が結ばれている。

かつては、ローベリア連邦という連邦制国家だったが、帰還歴551年に解体され、帝政国家として再編された。

皇国とは長年に渡って戦争を続けていたが、戦争前は共同で、自律人形の開発を行うなど、少なくとも民間レベルでは必ずしも関係が悪いわけではなかった。


  • アルタリア共和国

大陸西部にある由緒ある国。首都はレバルジャク。

帰還歴549年に皇国が軍事侵攻し、以後皇国統治下となる。皇国がローベリアに攻め込むための前線拠点にされた。

気候的には寒い地域で、服装など文化的に、現実で言うロシアに近い雰囲気がある。ただし、使われている通貨はシリングであるため、ひとつの国がモデルになっているわけではないと思われる。


  • 帰還歴

この世界で使用されている暦法。

はるか昔は今よりも優れた文明が発展していたが、大戦争で大気が汚染され、人類はシェルターで生活せざるを得なくなった。帰還歴は人々が再び地上で暮らすようになったことを祝って付けられた元号。

なお、アニメの舞台について、第1話のテロップや「皇都新聞」の日付には「帰還歴601年」とある。一方で、Key内部の公式サイトによると、黒猫亭がオープンしたのは「帰還歴604年」とあり、矛盾している。ビジュアルファンブックにて「帰還歴604年」は黒猫亭が再オープンした年であることが明かされたが、黒猫亭が焼失したのはその前年とも書かれており、それに従うとアニメの舞台は「帰還歴603年」になり、またもや矛盾する。どちらが正しいかは不明。


テレビアニメ

2022年7月から9月までAT-XTOKYOMX毎日放送BS朝日にて放送されたほか、ABEMAなどにて配信が実施されている。


灰桜が目を覚ますところから物語が始まる。


スタッフ

監督天衝
シリーズ構成・脚本丘野塔也
キャラクター原案Na-Ga藤ちょこ原悠衣森倉円lack
サブキャラクター原案杉原みなみ倉嶋丈康
キャラクターデザイン・総作画監督矢野茜
メカニック原案石渡マコト
音楽制作ビジュアルアーツNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
アニメーション制作バイブリーアニメーションスタジオ

各話リスト

話数サブタイトル話数サブタイトル
第1話初めての旋律第2話月と奏でる
第3話星空の鎮魂歌第4話羽音は巡る
第5話雨に歌えば第6話黒猫亭の音楽会
第7話夢想の日々第8話常冬のロンド
第9話ひとときの六重奏第10話斉唱は終わらない
第11話戦歌万雷第12話この想い、響かせて

楽曲

灰桜(和氣あず未)、鴉羽(楠木ともり)、月下(富田美憂)、箒星(中島由貴)、レーツェル(鬼頭明里)によるユニット『シャノワール』が黒猫亭から生まれた。


オープニングテーマ『Tin Toy Melody』

2022年7月6日発売

曲名作詞・作曲・編曲
Tin Toy Melodyシャノワール作詞・作曲:麻枝准/編曲:MANYO
機械仕掛けの賛歌シャノワール作詞・作曲:麻枝准/編曲:MANYO

キャラクターソングアルバム『SHOW UP』

2022年7月6日発売

曲名作詞・作曲・編曲
夢咲*ハレ舞台シャノワール作詞:六ツ見純代/作曲・編曲:睦月周平
薄花桜灰桜作詞:丘野塔也/作曲:折戸伸治/編曲:奈須野新平(Rebrast)
ツギハギ鴉羽作詞:Soflan Daichi/作曲・編曲:井内舞子
待宵月月下作詞:Soflan Daichi/作曲・編曲:山口たこ
星導〜ホシシルベ〜箒星作詞:六ツ見純代/作曲・編曲:大川茂伸
雨の迷い猫灰桜&レーツェル作詞:丘野塔也/作曲・編曲:bermei.inazawa

キャラクターソングアルバム『ON STAGE』

2022年9月21日発売

曲名作詞・作曲・編曲
想歌灯シャノワール作詞:魁/作曲:折戸伸治/編曲:山口たこ
月来香月下作詞:Soflan Daichi/作曲・編曲:大隅知宇
アイスクリームの歌灰桜&千代作詞:丘野塔也/作曲・編曲:水月陵
祝彩歌灰桜作詞:六ツ見純代/作曲・編曲:大川茂伸
華羽織灰桜&鴉羽作詞:魁/作曲・編曲:MANYO
カミツレの歌千代作詞:丘野塔也/作曲・編曲:rionos

サウンドトラックアルバム『CURTAIN FALL』

2022年9月21日発売

※本CDに収録された劇中歌のみ記載。

曲名作詞・作曲・編曲
機械仕掛けの賛歌 〜Next Order〜シャノワール作詞・作曲:麻枝准/編曲:MANYO
時のゆりかご桜花作詞:六ツ見純代/作曲・編曲:渡辺剛

フィギュア特典

灰桜 初回生産限定版特典『プリマドール電気蓄音盤#01』

曲名作詞・作曲・編曲
機械仕掛けの賛歌シャノワール作詞・作曲:麻枝准/編曲:MANYO
薄花桜灰桜作詞:丘野塔也/作曲:折戸伸治/編曲:奈須野新平(Rebrast)

カバー曲

Blu-rayの各巻の初回限定版封入特典として、Key歴代作品の名曲がカバーされた。

曲名カバー元
時を刻む唄灰桜CLANNAD AFTER STORY』OPテーマ
鳥の詩鴉羽AIR』OPテーマ
Last regrets月下Kanon』OPテーマ
Twinkle Starlight箒星planetarian ~ちいさなほしのゆめ~』EDテーマ
星屑レーツェルクドわふたー』EDテーマ
Little Busters!シャノワールリトルバスターズ!』OPテーマ

CD未収録曲

※クレジットが存在する曲のみ記載。

曲名作詞・作曲・編曲
機械仕掛けの賛歌 short ver.灰桜&鴉羽&月下作詞・作曲:麻枝准/編曲:MANYO
カミツレの歌灰桜&千代&夕霧作詞:丘野塔也/作曲・編曲:rionos
雨の迷い猫灰桜作詞:丘野塔也/作曲・編曲:bermei.inazawa

キネティックノベル

テレビアニメの前日譚、後日譚がキネティックノベルで制作されることが決定した。

全4作の短編シリーズで、メイシナリオはテレビアニメ版のシリーズ構成の丘野塔也、イラストはバイブリーアニメーションスタジオが手がける。


第一巻 「プリマドール:冬空花火/雪華文様」

公式サイトで連載されていた、灰桜と鴉羽の前日譚エピソードをキネティックノベル化したもの。2023年4月28日発売予定。


第二巻 「プリマドール:無名典礼」

箒星の前日譚エピソード。2023年発売予定。


第三巻 「プリマドール:皇都探偵」

月下とレーツェルのテレビアニメの後日譚エピソード。2023年発売予定。


第四巻 「プリマドール・アンコール」

黒猫亭のその後を描く、ファイナルエピソード。2024年発売予定。


小説

「プリマドール・アンコール」

執筆:丘野塔也、魁

挿絵:まろやか

キネティックノベルLiteという形で公式サイトで連載されているWeb小説。一部ボイス付き。

黒猫亭がオープンしてから数年後の話で、宇佐美と灰桜の出会いから物語が始まる。

また、灰桜、鴉羽の過去も描かれている。(キネティックノベル化が決まったため、現在は公開終了されている。)

現在六話まで連載されており、次回更新は未定。


「プリマドール interlude」

電撃G'sマガジンにて連載されたショートストーリー。

  • 第1期(2020年12月号~2021年11月号)

執筆:丘野塔也、魁

挿絵:まろやか

黒猫亭の店長になった宇佐美の日常が描かれた。


  • 第2期(2022年7月号~2022年11月号)

執筆:丘野塔也

挿絵:浅見百合子

アニメの6話と7話の間となる日常が描かれた。第2期はビジュアルファンブックにも収録されており、さらに同書には灰神楽のSSも書き下ろされている。


コミカライズ

「プリマドール New Order」

脚本:丘野塔也

漫画:浅見百合子

ComicWalkerニコニコ静画」内「電撃G’sコミックページ」にて連載中。

黒猫亭がオープンするまでの前日譚を描く。


「プリマドール ~ようこそ黒猫亭へ~」

漫画:戸田大貴

「コミックブシロードWEB」にて連載中。

自律人形たちのハートウォーミングな物語を描く。


フィギュア

本企画のメインコンテンツの一つ。コトブキヤより発売されている。現在は灰桜のみ発売されており、鴉羽、月下の発売も決定している。

サイズは1/7スケール。初回生産限定版には限定CD「プリマドール電気蓄音盤」と限定小冊子が付属する。


アニラジ

黒猫亭ラジヲ局』が2022年6月23日より、毎週木曜日にRadiotalkで生配信されている。また、公式YouTubeでも1週間遅れで編集版を配信。パーソナリティーは灰桜役の和氣あず未と月下役の富田美憂。

番組内では番組オリジナルラジオドラマ「黒猫亭の思い出」を聴くことができる。ラジオドラマでは、アニメ第12話の後のあるかもしれない世界線が描かれた。つまりIFストーリーであり、正式な後日譚であるキネティックノベルLite「プリマドール・アンコール」や「プリマドール interlude」第1期とは繋がっていない。


ファンクラブ

プリマドール FANCLUB』が2022年8月15日にオープンした。ファンが語り合えるトークルームや、背景美術や設定資料が会員限定で公開されている。


余談

メインの自律人形はそれぞれKey作品のキャラクターが元ネタとなっている。


灰桜→古河渚CLANNAD

鴉羽→神尾観鈴そらAIR

月下→月宮あゆKanon

箒星→ほしのゆめみplanetarian

レーツェル→能美クドリャフカリトルバスターズ!


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