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「パレカナの火は浄化の炎です… 迷いも疑いも全てを包み込み 等しく無へと帰すのです…」


CV:古谷徹

概要

龍が如く8』に登場するハワイホノルルシティに古くから存在する宗教団体「パレカナ」の現代表。

「すべての寄る辺なき者によすがを」という信念に基づき、地元のホームレスへのフードバンク活動といった奉仕活動を積極的に行っており、行政関係者からの信頼も厚い。


銃を向けられても動じることのない心を持ち、逆に銃を撃とうとしたチンピラが銃の暴発でケガをするなど、信者からは神の御加護に守られていると信じられている。


また、横浜伊勢佐木異人町の極道組織「横浜星龍会」若頭の海老名正孝とはビジネスパートナーとして友好関係を結んでいる。


関連タグ

龍が如く8 ホノルルシティ 教祖

























この先はネタバレ注意




















正体


「いいじゃないですか」

「彼らは今もなおパレカナを勝手に信じて 勝手に救われて死んでいくのです」

「要はすべて当人の問題なのです」


春日一番のパーティーにおけるラスボス。

なお、『龍が如く』シリーズのラスボスを外国人のキャラが務めるのは『0真島編の老鬼以来であり、『4』の宗像征四郎を大きく引き離しシリーズ最年長のラスボスとなった。


パレカナの代表者というのは表の顔であり、真の正体はハワイ裏社会のオーナーにして、本作の物語における黒幕である。


年齢は作中描写からして100歳を超えており、30年前から変わらぬ見た目を維持し続けている。


表向きは穏やかな老紳士だが、実際は信者や他人を自身が金を力を得るための駒としてしか認識せず、彼らが命を落とそうがを何とも思わない悪魔のような人物。

パレカナの信仰心も全くなく、裏社会のためのツール程度にしか思っていない。

「今も昔もパレカナはネレ神といういもしない存在で信者を騙していることは同じ」「信条と掟の元で生成される上下関係がある点は宗教もマフィアも大差ない」と真っ当な信者まで虚仮にしている。

普段こそ大物ぶった発言が多いが、追い詰められると「役立たずども」「いまいましいゴミどもめが」と本性が表れる。


彼は自信の立場を利用し、一部の信者に自分自身を信仰するよう仕向け、熱心な信者を「ハク」としてネレ島に送っている。さらに、そこで過酷な訓練をさせ、優秀な駒を選抜する。その訓練の内容は、

  • まだ年端もいかぬ子供に銃を持たせ、教団や傘下のマフィアの罪人(裏切り者等)を射殺させる
  • 信仰心を試すため信者たちを互いに殺し合わせる

といった恐ろしいもの。こうして、自分の命令に忠実で、それを果たすためには命すら投げ打つ狂信者を作り上げ、彼らをスパイとしてガンジョーやバラクーダなどのギャング、さらには司法や行政、経済など表の権力にも忍び込ませている。

この裏のネットワークが、彼の裏社会での地位を絶対的なものとしている。


その最終的な目的は、巨大なブラックボックスであるネレ島で各国の中枢が処分に困っている厄介なゴミを引き受け、その秘密を彼らと共有し弱みを握ることで、世界全体に影響力を持つ存在となること。これはシリーズの歴代ラスボスの中でも飛び抜けてスケールの大きい野望である。日本との核廃棄物処理ビジネスはこれの一端に過ぎない。


元々彼はマフィアに属していた人間であり、30年以上前、ネレ島を含む教団の財産に目を付け組織に侵入。絶対的な上下関係を元にした組織での身の振り方を心得ていた彼は、長い時間をかけ組織内での信用を積み上げていった。教団の次期代表と目されるようにまでなった頃、当時の代表だったミニラニ夫妻がネレ島を売却しボランティアの資金にすることを決める。

焦った彼は、ネレ島売却を阻止するため、雇った殺し屋に夫妻2人を殺害させ、代表の証であるペンダントを奪うという強引なやり方で代表の座につく(殺し屋は夫妻殺害直後に用済みとみなしたブライスによって始末された)

これがゲームスタート直後のムービーでの出来事である。


その後は自身の思惑通りに物事が進んでいくが、ある夜、パレカナが運営する養護施設の所長・岸田茜から連絡を受けて養護施設へ行くと、入所者の少女・ラニが持っていたペンダントとミニラニ夫妻の遺言状から


  • ミニラニ夫妻は以前からブライスに不信感を抱いており、万が一ブライスが代表になった場合、何か不正があったことは確実であるため、代表として認めない、本物のペンダントを預けているミニラニ家の中から選挙で決めることを方針としていた。
  • 万が一の事態に備えて、本物のペンダントを隠し、代わりに偽物を身に着けるようにしていた。つまり、ブライスが奪ったペンダントは偽物。

という事実を知り、今の自身の権威が失墜することを恐ると、本物のペンダントと遺言状を託されたラニと彼女を庇った茜を見つけることに躍起になる。


物語終盤、ネレ島の地下洞窟にて春日たちと交戦。


「貴方たちにネレ神の罰と救済を!」


部下に戦闘を任せ、自身は手榴弾などで追撃したり、一人ずつだが人員を補充したりしてくる。

ある程度先鋭隊を倒すと、今度は弱った信者を背後から蜂の巣にしながら精鋭の登場。

今度は信者呼びのターンで狂信者を呼ぶ様になり、狂信者は自身のターンになると文字通りの自爆特攻を、仕掛けてくる

それすら蹴散らされると、自身に縋りついた信者をSMGで殺害し、足蹴にする。


「茶番は終わりだ…」


そして、自身も二丁のSMGを両手に持ち参戦。

全体攻撃が多いので、回復を怠らないように。

HPを削られ、春日に銃を二丁共蹴り飛ばされてしまい、追い詰められると、パレカナの精鋭が持つ刀剣で戦う。

が明らかに先ほどより攻撃力が下がっており、HPも残り少ないため文字通り「悪あがき」で、一度も行動に移れないこともしばしば。


敗北後も各国の後ろ盾を理由に余裕を崩さなかったが、名門の不二宮家に裏切られると自身の分が悪いことを悟る。

核廃棄物で汚染された池に身を投じて自殺を図るが、「死んでチャラにはさせない」と一番に引き上げられ、阻止される。その後警察に身柄を引き渡された。

こうして彼はパレカナの教祖ではなく、世界を巻き込んだ大犯罪者として歴史に名を残すこととなった。


足立「俺たちの仕事は終わったな、春日」


春日「いや、まだ終わりじゃねえ…」



余談(ネタバレ注意)

ブライスが引き受けたビジネスの一つ「放射性廃棄物の処理」に関しては、世界各国から排出された核廃棄物をネレ島の地下で日夜厳重に管理し、確立されたパレカナ独自の技術で真っ当に処理していた…というのは嘘で、実際は核廃棄物が詰まった大量の容器を島の地下洞窟にただ積み上げて放置しているだけの不法投棄に過ぎない。

つまり、送り込まれた核廃棄物の容器をひたすら地下洞窟に収容していたということ。

そして世間には、真っ当に処理していると偽ることで、世界中の核廃棄物問題の解決は勿論、現在停止中である日本の原子力発電所を再稼働させ、その利権を得ることも目的の一つだった。

そしてそのための人員は日本から送り込まれてきたヤクザであり、「表向きは運び入れだけ」と謳っているが運び入れる場所は島の奥地であるのに、その島からは出られない様に地雷などが敷設されていることや、島の信者連中は殺しに躊躇がない事を考えると実質的にはただの奴隷である。


しかし、トミザワや海老名が言及しているように、世界から排出される膨大な核廃棄物を地下洞窟にいつまでも収容し続けられるはずがなく、短期間で洞窟は容器で埋め尽くされ、地上にも容器が放置されるようになっていく。(というかまだ物語が始まって間もないのに既に洞窟のほとんどが埋まっていた)


そうなるとネレ島はやがて核廃棄物の容器で溢れ返る…どころか、もし容器が破損して中の廃棄物が外に出れば、瞬く間に島全土が放射能で汚染され、住民・自然、さらには周囲の海にまで被害が及ぶほどの大惨事になってしまう(足立曰く、放置された容器の中にはサビ付いているものもあり、劣化で破損しかねないことを示唆している)。


ブライス自身は「ネレ島は世界中から排出される核のゴミを引き受けるための犠牲(意訳)」だと謳っているが、そもそも真っ当に処理もせず、放置している時点でゴミを引き受けているとは到底言い難い。

また上記の大惨事によって海洋汚染が発生し、放置していた事実が世間に発覚した場合、どう切り抜けるつもりだったのだろうか?


これに関しては、桐生たちと対峙した際に海老名が「ネレ島の真相を仮に暴けなかったとしても計画の失敗は既定路線」と語っていたことから、ブライスとしては「例え海洋汚染になっても、しらを切るか他人に責任転嫁をした上で、各国に圧力をかければ何とか揉み消せる」とでも考えていたのかもしれない。


つまり、春日たちの介入に関係なく、彼はどのみち破滅する運命だったと言える。


真の関連タグ

ラスボス(龍が如く) 黒幕 外道


ムナンチョ・鈴木:過去作に登場した教祖キャラ。こちらもブライスと同様に信者を洗脳するなどして悪事の限りを尽くしていたが、最終的には改心し人生をかけて罪の償いをしているという点で大きく異なる。


神宮京平宗像征四郎…ブライス同様、裏から手を回して利益を得ようとした黒幕。戦闘時に数多の護衛を差し向ける点も共通している。

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