ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ファントムブレイブ

ふぁんとむぶれいぶ

 『ファントムブレイブ』(Phantom Brave)とは、日本一ソフトウェアより発売されたシミュレーションRPG。
目次 [非表示]

概要

 やりたい放題シミュレーションRPG

 多島海の世界「イヴォワール」を舞台とした作品。

ディスガイア」シリーズの流れを汲み、際限ないキャラクター&アイテム強化で楽しめる作品だが、移動がマス単位ではなかったり、敵味方を戦闘フィールドの外へ投げ込めたりと、やれる事には大きな差がある。

 プレイヤーは、拠点・おばけ島での準備画面ではアッシュを、戦闘ではマローネを中心に操作する。

 作中に登場する人物・能力・地方などの名前には、色の名前が使われている。


 キャラクターデザインは原田たけひと、音楽は佐藤天平。

 道満晴明によってコンプティークより漫画化されたほか、電撃ゲーム文庫とファミ通文庫で小説化もされている。


登場人物

 PS2版公式サイトではアッシュが、PSP版ではマローネが先頭に紹介されているが、ここではゲーム本編エンディングでの並び順に従ってマローネを先頭とする。


マローネ

 主人公。生まれつき霊魂(ファントム)を操る能力を持っている。この世界で身分の低い「請負人(クローム)」(後述)であることに加え、その能力のせいで「悪霊憑き」と蔑まれ、難癖を付けて報酬を踏み倒す依頼人までいる始末。だが、前向きに生き、誰を恨むこともなく日々を暮らしている健気な少女。

 能力は「奇跡の能力 シャルトルーズ」。ファントムをオブジェクトにコンファインさせ、実体を持たせて戦えるようにする。


アッシュ

 もう一人の主人公。マローネの良き兄貴分かつ理解者で、正義感の強い青年。

 元は請負人だったが、仕事中に魔物に襲われ命を落とした。その際、マローネの両親が持つ能力により幽体の身となる。

 能力は破邪の力を身にまとう「水竜の能力(ちから)エカルラート」。コンファイン最終ターンに大幅パワーアップする。


カスティル

 マローネの初めての友達。生まれつき足が悪く、車椅子で生活している。生物「パティ」と手話で意思疎通ができ、その特技を買われて最終決戦まで同行する。車椅子で


ウォルナット

 請負人(クローム)の青年。同業者の仕事を横取りして達成する”オクサイド”を専門としており、実力は高いものの、金への執着心が強いことなどから評判は良くない。余談だが、この世界の通貨「ボルドー」は貨幣ではなく、赤い球体に金色の縁取りが付いた物体である。

 能力は「覚醒の能力 サイコ・バーガンディ」。


シェンナ

 アッシュとマローネの住む「おばけ島」のオーナー。ボトルメール(メールボトル型の人造生物)の工場も抱えている。


コールドロン

 強面の不動産屋で、「島喰らいのコールドロン」と呼ばれる。物怖じしないマローネに「おじさま」と呼ばれて感動し、ファンとなる事に。関西弁


ブータンシシカバブ

 大企業社長とサーカス団長の兄弟。仲違いしていたが、最終的に仲直りする。


ラファエル

 「イヴォワール九つ剣」の1人に数えられる誇り高き剣士。

 世界最強の傭兵団「白狼騎士団」の団長を務める。

 能力は「極みの能力 ヘリオトロープ」。


モカ

 パティ族のひとり。サーカス団から逃げ出したところをマローネにかくまわれる。

 その後、ある出来事がきっかけでカスティルの家に居候することになる。

 人語は話せないが、カスティルとは手話を通じて意思疎通が可能。


キャナリー

 「希少モンスターの権利を主張する会・会長」を自称する人物。着物のような格好で「ござる」言葉でしゃべる。


スプラウト

 「大剣士スプラウト」「輝ける聖剣」と呼ばれ、全ての剣士の憧れだった人物。

 とある事件をきっかけに、豹変してしまった。

 能力は「冒涜の能力 ダークエボレウス」。


サルファー

 30年前イヴォワールを襲った巨大な魔物。


勇者スカーレット

 30年前サルファーを退けた人物。貴族(セレスト)のモルト伯カーマインが行方を捜索している。


クローネ

 別次元のもう一人のマローネ。


汎用キャラクター

 初期状態で使える一部を除き、敵を倒す事でその職種・種族を作成可能になるが、まさか殺害したそのユニットの霊……ではないと、マローネのためにも信じたい。職種はファイター、レディナイト、ヒーラー、ウィッチ、商人といった一般的なものもあるが、魔導合成師、称号師、ダンジョン師、じいさん、ばあさんといった独特のものも多い。

 お馴染み、アーチャープリニーエリンギャーも仲間にできる。ただしこの世界に、アーチャーが本来得意なは存在しない。


ゲストキャラクター

ミャオ

ラハール

エトナ

フロン

プリニー

中ボス

カスティル

魔王ゼタ

主人公プリニー

マケレンノジャー

アサギ


種族(マルカスト)

パティ

 とある島に住む一族。葉っぱの帽子と衣を纏っており、喋ることができない。設定資料によると、植物の一種であるらしい。

 他人が大事にしている物を亜空間にしまいこんでしまうため、他の種族からは嫌われていたが、その能力が最終決戦で役に立つ。


階級

  • セルリアン(地区代表者)
  • セレスト(貴族)…モルト伯等
  • ネフライト(魔導士、神職、医師)
  • フォーン(商人)
  • フラックス(生産階級)
  • レイヴン(傭兵)…ラファエル、ドラブ等
  • クローム(請負人)…マローネ、ウォルナット等
  • ベリル(島荒らし、盗賊)


戦闘

 戦闘開始時、フィールド上にはマローネ(とその武器)を除いた味方ユニットは存在せず、フィールド上の物(オブジェクト)に「コンファイン」(簡単に表現すると、依り代を使った召喚)して戦わせる必要がある。一定ターンが過ぎると味方は送還される。

 送還された味方は同じ戦闘で再度呼び出す事は出来ないが、味方ユニット数の最大値は減らないので、あらかじめ余分にユニットを作っておけば、戦闘が長引いても安心。


アイテム持ち帰り

 味方ユニットが送還される際、コンファインしていた物を一緒に持ち帰る可能性がある

 持ち帰った物(人工物・自然物問わず)は、拠点の「おばけ島」に配置した汎用キャラクター(通常の店などはなく、対応した職種のキャラクターがいないとサービスを受けられない)を経て、


・売る。

・合成して、アイテムに含まれるマナや、アイテムを武器として装備した時に使える技を吸収させる。

・称号(アイテム名やキャラクターの職種名に付き、アイテムやキャラクターの能力に修正を与える)を取り換える。

・放置して、マナを少しずつ吸収させて蓄える。


 事ができる。

 アイテムはどんな物でもキャラクターが装備して(持って)武器として使えるのだが、剣や杖といった普通の武器でない、草木、岩、器物なども武器にできる(種類別に特有の技がある。能力が戦闘向きでない場合は、技だけを他のアイテムへ合成すればいい)。また、このゲームのアイテムは「それ自体が能力値を持ち、修正パーセント(マイナスもありえる)分キャラクターを強化する」「持ち主が攻撃されるとアイテムもダメージを受ける」「防具や消費アイテムは存在しない」という特徴がある。

 ただし、SPD(速度)が高いと手番が回って来るのが早くなるため、SPD修正が高い暗器(ジャマダハルに似た武器)にSPD修正を引き上げるトロッコを合成し、ほかの各種アイテムから技を合成した物が、戦士系キャラクターに最適。マローネには、RES(抵抗力)基準で通常攻撃ができる壺がお奨め。


ひまわり光線オブジェクト装備例。


ラインナップ

ファントム・ブレイブ (PS2

 2004年1月22日発売。


ファントム・ブレイブ 2周目はじめました。PlayStation 2 the Best

 クリア後のレベル・アイテム引き継ぎ機能やエクストラボス「プリニガーXX」などを追加した廉価版。


ファントム・ブレイブ Wii

 「もうひとりのマローネ編」の追加、画面・音声のリファイン、操作性の向上など様々な改良が加えられた。


ファントム・ブレイブ PORTABLE (PSP

 Wii版をベースに5人のキャラクターを追加。


ファントム・ブレイブ PC (Steam

 PSP版ベースの移植版。実績機能や英語音声も収録されている。



関連イラスト

魔界の森【ファントムブレイブ】WEBの方とか

マローネさんメガロ・クロッカス!


関連タグ

ファントム・ブレイブ

ファントムキングダム 魔界戦記ディスガイア 日本一ソフトウェア


獣電戦隊キョウリュウジャー仮面ライダーウィザード

 ※たて続けの放送枠で「ブレイブ」「ファントム」という言葉を頻発させていた。


外部リンク

ファントム・ブレイブ ポータルサイト

関連記事

親記事

日本一ソフトウェア にっぽんいちそふとうぇあ

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 629475

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました