曖昧さ回避
- ACミラン所属のイタリア人ストライカー、フィリッポ・インザーギの愛称。
- 『ぼのぼの』に登場するキャラクター。→ピッポさん
概要
CV:小林由美子
ドラえもんが巨大ロボットザンダクロスの電子頭脳(本来の名前は「ジュド」)と交渉する際、ジュドを親しみやすい姿にして対話しやすくするため、中に入れた物の姿を動物っぽい姿に変身させるひみつ道具「おはなしボックス」を使って容姿を作り替えた姿。
改造の結果、外見はヒヨコのような可愛らしいものに変化した。ジュド本来の姿であるボウリングボール状の外装を卵の殻のように背負っているのが特徴。また、ジャイアンが聞き惚れるほど歌が上手いという特徴を持つ。
ボックスにはほんやくコンニャクも一緒に入れたため日本語を話せるようになったが、ヒヨコの姿に引っ張られたためか語尾に「ピヨ」と付くという副作用が生じてしまった。
目論見通り親しみやすい外見にはなったものの、人格を改造したわけではないため口が悪く好戦的という点は全く変わっておらず、当初はのび太たちに敵対的な発言を繰り返し、全く協力する姿勢を見せなかった。
しかし、外見が変わったことで鉄人兵団からは味方と認識されず、敵と見做されてしまう。更にのび太たちが自身やリルルを守り、庇おうとする姿を見せた事で心を開き、少しずつ態度を変えていく。やがて自身をゴミとしか見ない鉄人兵団に反旗を翻し、リルルだけの為に戦うことを決め、彼らと過ごすうち、仲間として立ち向かう事を決意する。
また、本作ではメカトピア星、人格は男性の労働ロボット(被差別階級)という出生が明かされた。
歌を歌うという労働ロボットには禁止された行為を取ったことで処罰され、破壊されかけたところをリルルに救われて、彼女の「心」を形成するパーツを移植されたという設定が追加されている。
『のび太と鉄人兵団』のリメイクにあたってデザインされた事実上の新キャラクターであり、原作の長編漫画、1986年版の映画、小説版では、この姿は登場していない。また、原作等ではジュドの頭脳そのものを改造(洗脳)しており、この行動が非人道的だという意見もあった(『新・のび太と鉄人兵団』の作中でも「改造するのは可哀想」という旨の台詞がある)為、本作のような設定になった。またその際、ドラえもんも地球人の友達ロボットという面が強調されている。一方、「味方のロボット」「マスコット的存在」という点で役柄が被ってしまったミクロスは本作では事実上、登場せず、只のラジコンという扱いである。
原作や旧映画、小説版では巨大戦力でしかなかったザンダクロスを改めてドラえもん達の仲間としてデザインされた事を評価するファンも多い。
関連イラスト
関連タグ
チダ・ニック、ゴリサキ・バナナ、ウサダ・レタス:巨大ロボットのメインシステムであるロボットというピッポとの共通点がある。
のび太の月面探査記:この映画の悪役ディアボロが、「その正体はカグヤ星の月を砕いた破壊兵器の人間の身体でいう脳に当たる人工知能搭載の丸いポッド型ロボット」というピッポに『のび太の海底鬼岩城』のポセイドンと『のび太とブリキの迷宮』のナポギストラー一世を掛け合わせたような設定となっている。