この記事にはR-17.9相当の性的表現および特殊な嗜好が含まれます |
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概要
甲冑を身に着けていたり武器を携えていたり技を繰り出しているなど、バトル要素を持った妊婦を扱うジャンルのこと。主な提唱者は漫画家のコバヤシテツヤ氏。
pixivでは妊婦に母性とエロスの調和を見出す傾向が強いが、これに更に「身重でありながら戦場やリングに立つ勇ましさ」が加わることで、唯一無二の神秘性と背徳感が混ざり合ったものとなる。
妊婦に本来似つかわしくない戦闘的動作や、武具特有の「剛」の質感と妊婦の身体が産み出す「柔」の質感の対比など、所謂ギャップ萌えの流れを汲んだ特殊嗜好と言える。
また、妊娠してしまったせいで普段避けられるはずの攻撃を受けてしまったり、動きが鈍重になってしまったり、無意識にお腹を庇ったり、不意な腹痛や陣痛で行動不能に陥ってしまう姿にインモラルな興奮を覚える紳士も少なくはない。
最後に
妊娠中の過剰な運動は厳禁だが2次元だからなんら問題ないこと、もちろん現実では母体と胎児にとって危険な行為になりかねないことを忘れることなきよう。
(稀に現実でもバレエやポールダンスなどの全身を使う激しい運動を身重の体で行っている猛者がいるが…)
主なバトル妊婦(五十音順)
かなり特殊な性癖かつ、現代の価値観では身重の女性の激しい運動、ましてや戦闘行為は忌避される行為だが、古今東西には女性の逞しさの究極形として、戦う妊婦の物語が実話・創作ともに遺されている。以下はその一例。
史実
- カテリーナ・スフォルツァ:15世紀のイタリアに実在した伯爵夫人。1484年のローマ暴動の際、妊娠7ヶ月の体で自ら馬を駆り、兵を率いてバチカンに駆け付けると指揮官として戦い、暴徒を鎮圧した。
- 神功皇后:古事記および日本書紀に記されている、第14代仲哀天皇の皇后。新羅遠征の折、急死した仲哀天皇の代任として懐妊したまま戦場に立ち、これを成し遂げる。後に熊襲への帰路に着いた際に産気づき、そこで応神天皇を御出産になられたと伝承されている。ある意味日本文学におけるバトル妊婦の祖である。
創作
- クイーンオブスレイヴス:コミックグレープにて連載されている、コバヤシテツヤ氏による成人向け漫画。妊婦武闘家たちが互いの威信を賭けて戦う。「バトル妊婦」というジャンル名もこの作品が由来のひとつになっている。
- くノ一忍法帖:山田風太郎氏の時代小説。豊臣秀頼の子を身籠った真田くノ一五人衆の死闘を描く。
- 白娘子:中国の民間伝承および京劇『白蛇伝』のヒロイン。京劇では身重の体(と言う設定)で護法童子と共にアクロバティックな演武を繰り広げる。
- プリセラ:漫画『マテリアル・パズル』の登場人物。胎児と共に不老不死になっているため母子ともに肉体の成長が止まっており、不老不死を解き我が子を産むことを目的としている。ただし妊娠初期に不老不死になったことで、そこまでお腹は目立っていない。
- 屁祖隠ちよめ:『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』のゲストヒロインのひとり。第二子を妊娠中、しかも臨月でありながら忍者としての実力は健在で、周囲の時間を止める能力のほか、傀儡を使った戦法を得意としている。
- モリガン(魔法使いの嫁):アイルランドに伝わる、ケルト神話の破壊と必勝の女神・モーリアンその人。本作ではモリグナ三姉妹の特徴を併せ持ったかのような妙齢の妊婦の姿をしている。
- ルイーズ(烈火の剣):SRPG『FE 烈火の剣』の登場人物。ゲーム内では遠距離ユニットとして操作が可能。夫と共に特定場面で出撃させると見られる特殊会話を追っていくと、いつの間にかちゃっかり愛の結晶を授かっていたことが発覚する。
バトル妊婦…?
- 火山怪鳥バードン:円谷プロダクション制作の特撮作品『ウルトラマンX』に登場した個体。Xioのラボチームの解析により腹部に自身の子(卵)を身篭っていることが判明しており、巣作りの為近隣のビル街を襲っていたことでXioやエックスと戦闘が繰り広げられ、最終的にエックスのゴモラ振動波によってスパークドールズに姿を変えられ、Xio日本支部で胎内の子と共に保護された。
関連タグ
ビキニアーマー/ぴっちりスーツ:バトル要素を持ちつつ、お腹が強調される衣装であるため相性が良い。
生体ユニット:もともと妊婦やボテ腹と相性が良く、「妊娠していると何らかの利点がある」などの理由から妊娠した状態でロボットなどの兵器に組み込ませられて戦う・戦わせられるシチュエーションも存在する。余談になるが、某月はいつもそこにあるロボットアニメでは人間の脳波を用いたジャミング兵器が登場しており、「生体ユニットが子持ちなら、胎児の脳波と合わせて効果倍増するんじゃね?」と妄想および考察する紳士たちもいるとかいないとか…