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ハリボテエレジー

はりぼてえれじー

JRA(日本中央競馬会)の協力で作成された真島理一郎作の競馬ムービー・馬券予想ゲーム『JAPAN WORLD CUP』に出走した架空の馬。誰がなんと言おうと馬だ。たぶん。
目次 [非表示]

概要

牡6歳(第1回当時)、父ダンボウルガクエン、母ガムテイプマツリ。父親譲りの軽く丈夫な体と、母親譲りの粘り強さを併せ持つ隠れた名馬といわれているが、父馬、母馬とも経歴は一切不明の未完の大器。レースの朝仕上がったばかりの生まれたてという説もある。主戦騎手は手作好太郎(てづくり・すきたろう)。普段はチューリップハットを愛用する工作が趣味の好青年で、一切喋らないため「伝説のあの人では?」との噂も絶えない。


ここまで未勝利(前走は富士ステークス16着)ながらGⅠレースであるJAPAN WORLD CUPに出走。単勝オッズは8頭中最下位の8番人気で125.0倍、いわゆる大穴。脚質は追い込み。1600mの走破タイム(実在競走馬なら1分35秒程度)は3分を超える。

レース中に空き箱を叩くような音が聞こえたり接着剤の匂いがしたりするが中の人などいないことになっている。そもそもJWCには他にも車輪でゴロゴロ走ったりペンキの匂いのする馬がいるのであまり気にしてはいけない。

GⅠの開催される東京競馬場で走ると、魔の第3コーナーで必ず転倒しバラバラに壊れてしまう(中の人も投げ出される)。が、レース展開によってはここから巻き返して勝つこともある(その際は中の人たちが手作騎手をおぶっていたりバラバラになったパーツを抱えて走ってくる)。


こんな馬(?)であるがJWC以後も根強い人気を保ち、動画や絵で彼を見るとたとえ直線であろうとも「曲がれえええええええええええええええええええ」と叫んでしまうのがファンの常である。


バージョンアップ

またお前か

第2回JWCではハリボテエレジー2.0として登場。胴体をドラム缶に替えたので真っ二つにはならなくなったが、馬体重は54kgほど増えている。そしてやはり転倒する。巻き返して勝つ際は、手作騎手と中の人たちが馬の首のパーツを掲げつつ、玉乗りの要領で転がるドラム缶に乗ってやってくる。またJWC2の予想ゲーム開催期間中は、JRAの各競馬場でハリボテエレジーのフィギュアストラップが、数量限定ながら無料配布されるサービスが行われていた。


またお前か2

第3回JWCではハリボテエレジー3.0とさらにバージョンアップ。脚が6本(後述の条件を満たせば8本になる)に増えた。今回はコーナーを曲がるための秘策(中の人の1人が外に出て外側から支える)を用意している他、この大会の前に手作騎手は溶接の資格を取ったらしい。

また、ハリボテ種のライバルとしてアメリカからロボット馬の「メカハリボテ(牡4歳、父マイクロプロセッサ、母パトランプ。総開発費20億円)」も来日した。主戦騎手はタイラー・アーサーズ。ダッシュの際に腰の両脇から翼を出したり、首がグルグル回って口から火花を吹いたり、胸の所からドリルを出して前方の他馬を蹴散らすなどのギミックを持つ他、当然こちらもコーナー対策を用意している(騎手がバイクレースの如くハングオンする)が、前半はハリボテエレジー3.0のすぐ後ろを走っているため、コーナーでハリボテエレジー3.0が転倒すると巻き込まれて一緒に転倒する。

ハリボテエレジー3.0が無事コーナーを曲がりきれたらハリボテエレジー3.0とメカハリボテのどちらかが1着になるパターンとなり、最後の直線でハリボテエレジー3.0の脚が8本に増える上、手作騎手が手漕ぎボートの要領で後ろを向いてオールを漕いだりする。


さらに第3回JWCの前の第10レースとして全馬がハリボテ種の「ハリボテ記念」(GⅢ)が行われ、手作騎手も「ハリボテネイチャー(牡3歳、父ワラアツメ、母ワラシバリ。要はでかい藁馬)」に騎乗している。

ちなみに、ハリボテ記念では出走した全馬が第3コーナーで転倒する(この時一旦中継が中断され、花畑などの映像に切り替わる放送事故が起こるのがお約束)。コーナーを曲がれないのはハリボテ種に共通の特徴らしいが、前述の通りコーナーを克服したハリボテ種がメインレースで登場している。


『仮装の宴2024』でも笠松競馬場で出走。残念ながら7着だった。


ちなみに

人間の場合の話であるが、1マイル競走の世界記録はヒシャム・エルゲルージ氏の3分43秒13であり、3分程度での走破は人間ならば非常に足が速いといえる。

しかも3.0までのハリボテエレジーを実現する為の事情を考慮するともはや超人級である。(その足の速い人間が2人以上要る上、全員がペースを合わせて走らねばならず、狭い馬体の中で腕を振ることもできず、そこに別の1人(騎手)の体重を支え、さらに見通しの効かないダンボール箱か重さのあるドラム缶をかぶる)


ハリボテに歴史あり

実はこのハリボテエレジー、由緒正しい歴史を持つ馬である。

役者が二人一組で馬のハリボテをかぶる歌舞伎の馬はまさにハリボテエレジー。見た目のユーモラスさに反し、時に演者と衣装を合わせた100kg超の斤量を背負ったうえで二人が足並みを合わせて歩く、碁盤の上に乗るなど技量と体力の両方が求められる。そのハードさから、役者たちには出演料のほかにボーナスとして「飼葉料」が支払われる。

転倒して中の人が出るアクシデントもあったそうで、そこから「馬脚をあらわす」という慣用句が生まれた。

ちなみに、一人で演じるハリボテイノシシもいる。



ウマ娘との関係

ウマ娘との関係についてはこちらを参考のこと。


動画


関連タグ

JAPAN_WORLD_CUP 中の人などいない ハリボテ


木野小次郎竹高


外部リンク

かぶきのおはなし 飼葉料

歌舞伎の馬、猪、四天

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