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概要

古代強欲海賊デービー・ジョーンズにちなんで行われる海賊同士のゲーム勝者敗者から仲間海賊旗を分捕れる。


偉大なる航路新世界に存在する、かつてロックス海賊団が結成された海賊達の楽園(現在は四皇の一角、黒ひげ海賊団の縄張り)、海賊島「ハチノス」にて発祥した。


様々なジャンルの試合を奇数回行うことによって勝負を決め、例えば第1試合で海賊団Aが海賊団Bから構成員のbさんを強奪したとしても、第2試合で海賊団Bが勝てばこれを取り返せる。しかし、海賊旗は例外で、一度でも奪われたら二度と掲示できない。そのため非常に重い意味を持つため軽々しく海賊旗を強奪すべきではない(奪った対象からリデザインされた場合は別だが、それがどんなにド下手くそなものでも「海賊旗」ならば、以降同海賊団が海賊旗を掲げる場合それでなければならない)


ルール

試合は参加する海賊団の船長同士が試合数に応じたコインに投げ込み、を天に向けて発砲することで開始される。これは船長命令のため、仮に船員のあずかり知らぬところで開始の儀式が行われていても船員は必ず参加しなければならない。なお、他の海賊から挑まれたこのゲームを拒否する事は「ゲームから逃げた臆病者」と扱われ、海賊として生き恥を晒す行為とされる。一人1回参加できる(アニメは一人2回)。


ゲームへの出場者の途中変更は認められず、仮に先の試合で出場予定者が取られても補填は効かない。ただし、次に控える1vs1のゲームの参加者を奪い、次戦を参加者不在=不戦勝扱いにして勝利を強奪する戦法は「ピーナッツ戦法」と呼ばれ、ルール上に問題は無いが海賊の美学に反する行為として敬遠されている(実際、『ワンピースパーティー』ではフォクシーがこれをやろうとした)。

作中でナミがやろうとしたピーナッツ戦法は「確かにここで決着を着ける事自体はできるが、同時にオヤビン(フォクシー)が仲間になってしまう」というロビンの指摘と、男メンバー一同の「あれはいらねえ」という拒絶を受けて取り消された。


なお、観客プレイヤーへの攻撃自由が認められている。無茶苦茶としか思えないが、ウソップが言うには「海賊のゲームで相手の妨害は常識」らしい。しかし妨害に参加するか否かは観客の自由であり、その時のノリやゲーム内容などにもよる。


作中ではルフィがこのゲームの存在すら知らなかったこともあって設備・道具・審判などは全てフォクシー海賊団が用意という超アンフェアな条件での試合となったが、双方が持ち出しを主張した場合の取り決めについては詳細不明。


ゲーム内容

原作に登場したのは以下の3種目だが、このほかにもアニメでは数々のオリジナルゲームが登場していた。


ドーナツレース

種目はレース


支給された素材(空ダル3つと木製のオール2本)だけを使って即席のボートを作り、それで島の外周などの指定されたルートを一周する。

ただし大まかなルートは定められず、どれだけ外周に膨らんでもコースアウトにはならない…というよりこのレースにはコースアウトという概念が存在せず、万が一離れすぎて戻って来れなくなってしまわないように、それぞれのチームの参加者にはレース開始前にその島の永久指針が支給される。

普通に考えればレースである以上、インを積極的に狙って最短ルートで攻略するのがベストと思えるが、これはデービーバックファイトであるため、インを狙いすぎると相手チームからの妨害がより激しく襲い掛かってくる危険があるフォクシー海賊団の場合、数百人の構成員からの集中砲火がレース開始と同時に襲い掛かってくるため、むしろ島の外周から全速力で離れ、妨害を回避しなければまともなレースにならない。また、偉大なる航路で行われる以上、その島周辺の環境が生み出す特殊な自然現象や地形にも注意が必要。

なお、基本的に最初に支給される2本のオールで漕ぐ形になるが、メンバーに魚類魚人族・人魚族などの生き物が居た場合、彼らが推進力になってもルール上問題ない。また、参加者の装備や能力を利用して加速したり相手を妨害したりするのも問題ない。ボートが損傷、浸水する程度なら問題ないが、全壊、転覆、沈没した場合はその時点で敗北扱いになってしまう(参加者が転落した場合については不明)。相手側のボートを攻撃し、沈めてしまうのも作戦としてはアリ。

麦わら一味参加者・・・ナミウソップロビン(アニメでは全員参加)


グロッキーリング

種目は球技


比較的広い長方形のフィールドで自チームと相手チームに分かれ、先に相手側のゴール(浮き輪)へ相手の持つ「」を入れれば勝利となる「球技」。

ただし「珠」は頭に「珠印」を括りつけられた参加者(メイン画像参照)であり、つまり相手をグロッキー状態にまで追い込み、ゴールに叩き込むのが勝利の基本となる。珠印は各チームに一つ(一名)ずつ、誰が付けても構わない。たとえ巨人族が珠印を付けてもルール上に問題は無い

武器の使用は禁止…だが、審判が「目撃」しなければ黙認されるフォクシー海賊団の場合、基本的にフォクシー海賊団側から審判が選出されるため、その審判がゲームから偶然目を逸らしたり、フィールドに偶然背を向けてしまったりすると、フォクシー海賊団側の参加者が凶器を取り出し、それで相手に猛襲を掛けても反則にならない。しかし、それに腹を立てて審判に攻撃すれば即座にイエローカード、最悪レッドカードが提示されるという理不尽が罷り通る。

ただ、審判もカードを取り出す場合やゲーム終了の際にはホイッスルを吹いてその旨を伝える必要がある。カードやホイッスルを盗まれたりして取り出せなければ、それらの判定を無効扱いにする事も不可能ではない。審判ですら公平ではなく、場合によっては審判をも出し抜けるというのは海賊競技ならではといったところか。

麦わら一味参加者・・・ゾロサンジチョッパー(ただし1回戦で敗れたため、チョッパーが相手側にとられてしまったので不参加)


コンバット

種目は戦闘で、要するにタイマン。ゲームの花形的存在。


事前にプレイヤー二人で大砲を回し、止まったところで砲弾を撃って着弾地点から半径50mをリングとする。相手をリングから一歩でも出せば勝ち。選手が死亡した場合は欠損した「体の一部」がリングの外に出ていれば試合終了となる。ただし空中水中は範囲外扱いになる。(能力者が存在することによる公平性を守るためだろうか)

範囲内にある武器兵器は自由に使用しても良く、それ等によってフィールドがどれだけ破壊されても決着が着くまで試合は続けられる。また船内や室内に突入しても問題ない(しかし実況は入れない(入ると危ない)ので試合経過が分からなくなってしまう)。

開戦前に参加者とセコンド一名は控え室で服装や装備を変更できる。なお、セコンドは試合開始前にフィールドから退場させられるのであまり意味が無い。

麦わら一味参加者・・・ルフィ(セコンドはウソップ)


アニメオリジナルの種目


ラン・ローラー・ラウンド

種目はローラーレース


トラック上で行われるローラースケートによるマッチレース。

最初のホイッスルで各チームのポイントゲッターがスタートし、20秒後4人のディフェンダーがスタート。ディフェンダーは相手への妨害・味方への支援など自由に行える。

5分経過後、ポイントゲッターがより前に進んでいたチームがそのラウンドの勝者となり、これを5ラウンド繰り返し、より多くのラウンドを制したチームの勝利となる。


ヒット・アンド・デッドボール

種目はドッジボール


各海賊団全員参加の変則ドッジボール。

デービーバックファイト最古にして由緒正しきゲームの為、贔屓的判決をしてルールを無視すると、(デービーバックファイトにしては珍しく)審判が非難される。

一方で長年かけて細かくルールが書き加えられた結果、ルールブックは百科事典並の分厚さである。

武器は巨大大砲「てきちゅうくん」のみ使用可。


どっち・タッチ・だるまさん

種目はだるまさんがころんだ


略称はDTD。出場者は6名で、基本的なルールはだるまさんがころんだと同じだが、武器・凶器は全て使用可。鬼は第三者が務める。



余談

勝敗を反故にしてもその際生じるデメリットは不名誉のみである事から、"このゲームに参加したとしても◯◯は勝敗を反故にしそう"という議論が持ち上がることがある。

実際問題、この勝負に完敗したとしても洗脳されるわけでもないので名誉などに無頓着な連中はそれらを反故にしても違和感はないように思われるが、実はゲームの勝敗を反故にするということには不名誉以上のリスクが付きまとってくる


まず、そもそもこのゲームは海賊(麦わら達のせいで忘れがちだが立派な裏稼業)のゲームであり、言うならばロシアンルーレット等の「やるメリットが欠片もないはずのゲームに興じ蛮勇や度胸を示す」ゲームと同質のものである。

そしてこれは双方の合意でしか始まらない(本当に名誉に頓着していないのならば合意せず砲撃を仕掛けるべき)ので、どうしても嫌(自信がない)ならば生き恥を晒してでも断固拒否すれば良い(相手は白けるか、それならばと戦闘モードに入るだろうが)し、渋々でも参加した以上双方合意の度胸試しによる勝敗を反故にした場合今後どんな実績や大義を示そうと「いざ不利になるとデービーバックファイトの勝敗すら反故にして投げ出す無責任で不義理な最低野郎」という評価が前提となる。

これは大抵の海賊団が同盟を組んで事に当たる後半以降の海において完全な致命傷であり、名誉に頓着していなくとも"いざというときに誰も協力してくれない"等という事態は可能な限り避けるべきである。


反故の事実の隠蔽のために敵構成員を皆殺しにしたとしてもそれを誰も見ていないとも限らず、万が一目撃者が居たり殺し損ねた者が出てしまった場合上記のデメリットが発生(しかも隠蔽しようとした事実が追加されさらに風評が悪化)してしまう。

また、そもそもの話としてファイトをしている=お互いの構成員が全員集結している状況であるため、こちらに損害なく勝利かつ皆殺しにするのは余程の実力差か兵器がなければ不可能であり、それが可能なほど実力差がある場合、構成員同士のスペックにも当然それが表れるためそもそもゲームで負け越すわけがなく、ゲームに応じる道理もない(前述通り初めから合意せず攻撃して全て奪い取ればいい)ので結局「力ずくで勝敗を反故」にするのは現実的ではなくなってしまう。



ちなみに同質の取り決めが現実でも存在し、「パーレイ(ギリシャ語で「(和平)交渉」の意)」と宣言された場合即座に手出しをやめ、お互いの船長同士による交渉が強制される。

交渉中の攻撃は決して許されず、仮に決裂してもお互いの船長が船に戻り、体制を整えてからでなければ戦闘の再開は行われない。

これが宣言されるということは「これ以上の戦闘はお互い無益」と判断されたか「見逃してもらう代わりの用意がある」ということになる。


パイレーツ・オブ・カリビアンでもパーレイは出てきており、奇しくもサンジ役の平田広明氏が吹き替えをしたという縁もあったりする。


関連項目

ONEPIECE フォクシー海賊団 ギャンブル


ロックス海賊団:このゲームの発祥地である海賊島ハチノスにて結成された他、

・仲間殺しが日常茶飯事な程船員同士の仲が極めて悪かった

・後に伝説と呼ばれる海賊となったメンバーの集まったドリームチーム

と言う点から「ロックス海賊団のメンバーはデービーバックファイトによってかき集められた?」「或いはロックスの伝説がデービーバックファイトの始まりとなった?」と言う説が存在している


フライング海賊団:海底を根城にする海賊。伝説では神の怒りを買い海の中を彷徨っており、沈んだお宝は俺のものと豪語している。

上記のデービー・ジョーンズも海底を今も生きると言われ、沈んだ財宝は全て彼のロッカーにしまわれる(コインを海へ投げ入れる由来)。

また、元ネタであるデイヴィ・ジョーンズの乗る船の名は「フライング・ダッチマン号」であり、これはバンダー・デッケン九世が乗っている船の名である。


チキチキマシン猛レース:実況のスタイルなど、特に一回戦ではところどころにオマージュが感じられる。

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