ジル(クロスアンジュ)
じる
CV.本田貴子
「お前にはもう何もない。皇女としての権限も人としての尊厳も何もな……ようこそ、生き地獄へ!」
概要
概要
アルゼナルの総司令官を務めるノーマの女性。冷厳な性格で、反抗する者に対し容赦のない厳罰を与える。その非情さから多くのノーマ達から恐れられ、アンジュにも辛く当たることが多いが、決して根っからの悪い人物ではなく、周囲に翻弄される形でアルゼナルに送り込まれてしまったアンジュを気遣うような面も見せている。戦場へ送るノーマ達の兵士としての責務を知り、指揮官としての責任感の強さも窺える。
人望も厚く、マギーやジャスミンのみならず監査官であるエマからも尊敬の念を抱かれているなど、周囲からは慕われており、マナを扱える人間達に存在を否定されたアルゼナルの人間達にとって、唯一信じる事が出来るのがジルという存在であった。
かつてはヴィルキスに搭乗しドラゴンと戦った元兵士であったが、その機能を完全には発揮出来ず、最終的には右腕を失い、メイルライダーの資格も失った。現在の右腕は機械の義手となっている。
言うまでもなく身体能力は高く、ナイフでアンジュの服だけを切り裂いたり、軽々と組み伏せるなど、かつて兵士であった頃の実力が垣間見える。ただし、義手はあまり丈夫ではなく、アンジュを拷問した際に壊れた上に、右腕の古傷も開いてしまったため、修理したジャスミンに「そいつはあんたほど頑丈じゃない」と窘められている。
その内にはドラゴンと戦う為の道具にされ続け、人間としての尊厳を認められていないノーマ達の自由を勝ち取る使命感を秘めており、エマやアルゼナルの一般隊員には内密で、「リベルタス」という計画を実行に移す機会を窺っている。内容は不明だが、リベルタとはイタリア語で”自由”を意味する事から、自分達ノーマを軽蔑するマナやその社会のシステムに対する反抗作戦と思われ、世界を解放する事らしい。
また、世界を裏側から支配する存在、エンブリヲとは浅からぬ因縁があり、彼に対し激しい敵意と憎悪を秘めている。
この世界の成り立ちやドラゴンの本当の正体についても知っており、12話ではそれが語られることになるが、彼女はそれらを他のノーマたちに隠蔽していた。
しかし、物語が進むに連れ、次第にノーマの同胞を救うという理想や使命感よりも、自らの個人的な復讐を目的とした独善的なやり方が目立っていく事になり、アンジュだけでなく信頼を得ていたタスクからも「変わってしまった」と、失望されていく事になる。
一方的に自らの考えを押し付け続けられているアンジュからは、「訳の解らない絵空事や無意味な使命感に酔いしれる変質狂」と酷評されてしまっている。
ネタバレ
ネタバレ
ここから先は本編に関するネタバレになりますので、ご注意ください。
本名はアレクトラ・マリア・フォン・レーヴェンヘルツ。ガリア帝国第一皇女で、マナ世界の王族から初めて生まれたノーマである。10歳の頃にノーマと発覚してアルゼナルに送り込まれ、公式には病死した事にされている。
入所当初はアンジュ同様に荒れた生活を送っていたが、王族の血と指輪を所持していた事でヴィルキス覚醒に成功した事から、作り物のマナ世界を破壊する使命に目覚め、第一次リベルタスを決行しようとする。
しかし、アレクトラが最後の要件(永遠語り)を習得していなかった為にヴィルキスの更なる力を引き出す事が出来なかった事やエンブリヲ側の高い戦闘力により、上記のように失敗に終わってしまう。エンブリヲとは、この時より浅からぬ因縁を持ち、仇敵として狙っていた事が公式サイトの登場人物紹介で明かされており、タスクの回想によればジルの部隊は彼が使用されていたと思われる黒いパラメイルにより全滅された模様。
実は、リベルタスが失敗に終わってしまった真実は、ジルがエンブリヲによって篭絡されてしまった事が原因であり、負傷しながら幻惑を振り切って帰還した彼女は、当時の司令官であるジャスミンの腕の中で、ジル以外のメイの姉やタスクの母親を含めた仲間達が死亡し、さらにジルがヴィルキスを使いこなす事ができずに仲間を救う事が出来なかった事に涙を流した。この「女としての弱さ」に負けてしまった屈辱ゆえか、エンブリヲに関しては憎悪を剥き出しにしている。
一方で、現在もジルは「エンブリヲ様」と寝言を呟いてしまうなど、エンブリヲに篭絡されてしまった呪縛から逃れられずにいる。
アルゼナルに収容されたばかりのアンジュに対し、容赦なく腹蹴りをしたり、彼女の服や下着を剥ぎ取り、「身体検査」という名目で拷問を行った。
世間知らずなアンジュに厳しく接しつつも、兵士としての自覚を促したり、彼女の身勝手な行動によりゾーラ隊長以下三名を死亡させた際は、安易に戦いの場から降りることを許可せず「戦って死ね」と叱咤した。
一方で、乗機を失ったアンジュにヴィルキスと一度は没収した彼女の指輪を与えたり、彼女が稼いだ金をはたいてモモカを買い取ろうとした際も「金さえあればここでは何でも手に入る」として難なく許可する等、他の兵士達よりも優遇していると思われる寛容さも見せている。
アンジュがヴィルキスを使いこなせるようになって以降、エマ監察官には内密で「リベルタス」という計画を実行に移そうとしている。その為には、計画の要であるヴィルキスが必要不可欠であり、皇族の血を引く彼女に渡し、彼女の血と指輪、そして「永遠語りの歌」によって、ヴィルキスは「真の姿」を現す事に成功した。しかし、その計画には多数の死者が出ることが予想されるとメンバーの一人であるジャスミンが難色していた。
アンジュが止むを得ない事情でヒルダ達と共に脱走した際も、タスクにアンジュの追跡・送還を依頼しており、帰還後は財産等を没収しながらも、再びヴィルキスのライダーに任命している。しかし、これらの過度なひいきは、自身を慕いヴィルキスのパイロットに志願していたサリアの反感や暴走、そして離反と裏切りを招く要因にもなっている。
もっとも、サリアにヴィルキスの操縦適性がない事に加え、自身によくも悪くも似ており妹のように感じていた彼女にリベルタスに深入りさせまいという配慮であった。(もっとも、第一中隊の指揮官に抜擢するなど、責任を与える事で精神的な成長を願っていた節もあるが)
その後、ドラゴンの総攻撃によってアルゼナルのプラントが大打撃を受け、更にはジュリオ率いる大規模艦隊の襲撃でアルゼナルが使い物にならなくなったので、仕方なく地下に隠しておいた超巨大潜水艦に逃げ込むも、ドラゴンの正体をアルゼナルのメンバー達に隠し続けていただけでなく、ろくな抵抗の出来ない状況にある仲間達を見捨てる行為をサリアに行わせた等が仇となり、肝心のアンジュには反抗され、いざこざの中で彼女は行方不明になるという大きな失態に繋がった。
後に再会して合流した後も、争いを回避できる可能性の出始めたドラゴン達を使い捨ての道具にしようとし、更にはそれに反対したアンジュに対しモモカを人質にして従わせようとする。また自分自身さえも含めた同胞のノーマ達を「リベルタス成功の為の道具」などと平然と発言した事でタスクや仲間たちを失望させ、またしてもアンジュの脱走を招く事になる。
格納庫でアンジュと一騎打ちに敗れたジルは、単独でエンブリヲの元へ向かおうとしたが、ヒルダ達に取り押さえられる。かつてのリベルタスの失敗した真実を明かし、今後もエンブリヲに操られる可能性を考慮し、ジャスミンから司令官の任を下ろされる事になる。ジル本人も言い訳などはせず、後任としてヒルダに後を託した。
その後、時空融合が始まった直後、帰還したアンジュの説教を受け、過去のケリをつけるために、最終作戦「ラストリベルタス」への参加を決断する。
エルシャからもたらされたラグナメイル・レイジアで出撃し、クレオパトラを駆るサリアと交戦、
ドラゴンたちの援軍の足止めに利用されている隙にエンブリヲを追跡し、演技で騙して近づき、義手に仕込んでいた凍結バレットで凍らせ生け捕りにしたかに見えたが、突如動き出したヒステリカのレーザーを脇腹に受け重傷を負ってしまう。
追いかけてきたサリアによってアウローラへ運ばれるものの、死を悟って治療を拒否し、格納庫でサリアと最期の会話を交わし、今まで辛く当たっていたことを謝罪して息を引き取った。
外部出演関連
外部出演関連
スーパーロボット大戦V
クロスアンジュ初参戦となる今作にも登場。アルゼナルが『機動戦士ガンダムSEEDDESTINY』のオーブ連合首長国に密かに支援を受けていたり、ソレスタルビーイングやミスリルと共同戦線を張っているため原作よりは環境に恵まれている。それでもやはりリベルタス遂行にこだわるのは原作通りだが、原作中盤で見られた問題行動(ドラゴン達を使い捨てにすること前提の作戦を立てる、それに反対したアンジュを従わせるためにモモカ拘束、無断出撃、寝返ったサリア達を助けない方針で決め込むなど)、暴言(味方の人間や自分含めて『すべてはリベルタス遂行のための道具』発言など)が概ねカットされているためアンジュには原作程不信感を持たれず、対立することもなくなり状況の悪化を重ねることもない。
ゲーム中盤終わり頃に自らの過去を味方に語るも似たような経験をしたことがあるスメラギ・李・ノリエガに諭されて、これがきっかけで再び前線で戦う決意をしてスポット参戦。ここで条件を満たしていると、シン・アスカ達の説得で原作より早いタイミングでクレオパトラの力を引き出したサリアにエンブリヲの攻撃から守られ傷を負うことなく生存、サリアとの関係も修復され以降は自軍部隊に正式参戦。原作では叶わなかったエンブリヲに引導を渡すことも可能になる。エンブリヲに対する未練も明確に断ち切っており仲間入りした後は『すべてが終わったら異性のパートナーを探したい』と発言するなど前向きになっている。またこの時冗談混じりにクルツ・ウェーバーからベルファンガン・クルーゾーをパートナー候補として薦められたりしている。
原作では中盤辺りまでは『厳しくも有能で頼れる司令官』だったのだがそれ以降は『リベルタス遂行にこだわるあまりに暴走した末に失態を重ね仲間たちからの信頼も殆ど失う』という残念な一面が目立った彼女もスパロボ補正を受けたことで救われたと言える。
パイロット及びユニットとしては戦力としては心持たない性能ではあるものの、ひらめきの効果を他者に与える『先見』という精神コマンドが低燃費で使える為、優秀なサポート要員てしての活躍が期待できる。
スーパーロボット大戦X
舞台が異世界のため、アルゼナルがあまり関わらず無条件で自軍に参戦する。
また、あるダウンロードコンテンツストーリーでエルピー・プルに「オバサン」と呼ばれて憤慨するシーンもあった。
概要
概要
アルゼナルの総司令官を務めるノーマの女性。冷厳な性格で、反抗する者に対し容赦のない厳罰を与える。その非情さから多くのノーマ達から恐れられ、アンジュにも辛く当たることが多いが、決して根っからの悪い人物ではなく、周囲に翻弄される形でアルゼナルに送り込まれてしまったアンジュを気遣うような面も見せている。戦場へ送るノーマ達の兵士としての責務を知り、指揮官としての責任感の強さも窺える。
人望も厚く、マギーやジャスミンのみならず監査官であるエマからも尊敬の念を抱かれているなど、周囲からは慕われており、マナを扱える人間達に存在を否定されたアルゼナルの人間達にとって、唯一信じる事が出来るのがジルという存在であった。
かつてはヴィルキスに搭乗しドラゴンと戦った元兵士であったが、その機能を完全には発揮出来ず、最終的には右腕を失い、メイルライダーの資格も失った。現在の右腕は機械の義手となっている。
言うまでもなく身体能力は高く、ナイフでアンジュの服だけを切り裂いたり、軽々と組み伏せるなど、かつて兵士であった頃の実力が垣間見える。ただし、義手はあまり丈夫ではなく、アンジュを拷問した際に壊れた上に、右腕の古傷も開いてしまったため、修理したジャスミンに「そいつはあんたほど頑丈じゃない」と窘められている。
その内にはドラゴンと戦う為の道具にされ続け、人間としての尊厳を認められていないノーマ達の自由を勝ち取る使命感を秘めており、エマやアルゼナルの一般隊員には内密で、「リベルタス」という計画を実行に移す機会を窺っている。内容は不明だが、リベルタとはイタリア語で”自由”を意味する事から、自分達ノーマを軽蔑するマナやその社会のシステムに対する反抗作戦と思われ、世界を解放する事らしい。
また、世界を裏側から支配する存在、エンブリヲとは浅からぬ因縁があり、彼に対し激しい敵意と憎悪を秘めている。
この世界の成り立ちやドラゴンの本当の正体についても知っており、12話ではそれが語られることになるが、彼女はそれらを他のノーマたちに隠蔽していた。
しかし、物語が進むに連れ、次第にノーマの同胞を救うという理想や使命感よりも、自らの個人的な復讐を目的とした独善的なやり方が目立っていく事になり、アンジュだけでなく信頼を得ていたタスクからも「変わってしまった」と、失望されていく事になる。
一方的に自らの考えを押し付け続けられているアンジュからは、「訳の解らない絵空事や無意味な使命感に酔いしれる変質狂」と酷評されてしまっている。
ネタバレ
ネタバレ
ここから先は本編に関するネタバレになりますので、ご注意ください。
本名はアレクトラ・マリア・フォン・レーヴェンヘルツ。ガリア帝国第一皇女で、マナ世界の王族から初めて生まれたノーマである。10歳の頃にノーマと発覚してアルゼナルに送り込まれ、公式には病死した事にされている。
入所当初はアンジュ同様に荒れた生活を送っていたが、王族の血と指輪を所持していた事でヴィルキス覚醒に成功した事から、作り物のマナ世界を破壊する使命に目覚め、第一次リベルタスを決行しようとする。
しかし、アレクトラが最後の要件(永遠語り)を習得していなかった為にヴィルキスの更なる力を引き出す事が出来なかった事やエンブリヲ側の高い戦闘力により、上記のように失敗に終わってしまう。エンブリヲとは、この時より浅からぬ因縁を持ち、仇敵として狙っていた事が公式サイトの登場人物紹介で明かされており、タスクの回想によればジルの部隊は彼が使用されていたと思われる黒いパラメイルにより全滅された模様。
実は、リベルタスが失敗に終わってしまった真実は、ジルがエンブリヲによって篭絡されてしまった事が原因であり、負傷しながら幻惑を振り切って帰還した彼女は、当時の司令官であるジャスミンの腕の中で、ジル以外のメイの姉やタスクの母親を含めた仲間達が死亡し、さらにジルがヴィルキスを使いこなす事ができずに仲間を救う事が出来なかった事に涙を流した。この「女としての弱さ」に負けてしまった屈辱ゆえか、エンブリヲに関しては憎悪を剥き出しにしている。
一方で、現在もジルは「エンブリヲ様」と寝言を呟いてしまうなど、エンブリヲに篭絡されてしまった呪縛から逃れられずにいる。
アルゼナルに収容されたばかりのアンジュに対し、容赦なく腹蹴りをしたり、彼女の服や下着を剥ぎ取り、「身体検査」という名目で拷問を行った。
世間知らずなアンジュに厳しく接しつつも、兵士としての自覚を促したり、彼女の身勝手な行動によりゾーラ隊長以下三名を死亡させた際は、安易に戦いの場から降りることを許可せず「戦って死ね」と叱咤した。
一方で、乗機を失ったアンジュにヴィルキスと一度は没収した彼女の指輪を与えたり、彼女が稼いだ金をはたいてモモカを買い取ろうとした際も「金さえあればここでは何でも手に入る」として難なく許可する等、他の兵士達よりも優遇していると思われる寛容さも見せている。
アンジュがヴィルキスを使いこなせるようになって以降、エマ監察官には内密で「リベルタス」という計画を実行に移そうとしている。その為には、計画の要であるヴィルキスが必要不可欠であり、皇族の血を引く彼女に渡し、彼女の血と指輪、そして「永遠語りの歌」によって、ヴィルキスは「真の姿」を現す事に成功した。しかし、その計画には多数の死者が出ることが予想されるとメンバーの一人であるジャスミンが難色していた。
アンジュが止むを得ない事情でヒルダ達と共に脱走した際も、タスクにアンジュの追跡・送還を依頼しており、帰還後は財産等を没収しながらも、再びヴィルキスのライダーに任命している。しかし、これらの過度なひいきは、自身を慕いヴィルキスのパイロットに志願していたサリアの反感や暴走、そして離反と裏切りを招く要因にもなっている。
もっとも、サリアにヴィルキスの操縦適性がない事に加え、自身によくも悪くも似ており妹のように感じていた彼女にリベルタスに深入りさせまいという配慮であった。(もっとも、第一中隊の指揮官に抜擢するなど、責任を与える事で精神的な成長を願っていた節もあるが)
その後、ドラゴンの総攻撃によってアルゼナルのプラントが大打撃を受け、更にはジュリオ率いる大規模艦隊の襲撃でアルゼナルが使い物にならなくなったので、仕方なく地下に隠しておいた超巨大潜水艦に逃げ込むも、ドラゴンの正体をアルゼナルのメンバー達に隠し続けていただけでなく、ろくな抵抗の出来ない状況にある仲間達を見捨てる行為をサリアに行わせた等が仇となり、肝心のアンジュには反抗され、いざこざの中で彼女は行方不明になるという大きな失態に繋がった。
後に再会して合流した後も、争いを回避できる可能性の出始めたドラゴン達を使い捨ての道具にしようとし、更にはそれに反対したアンジュに対しモモカを人質にして従わせようとする。また自分自身さえも含めた同胞のノーマ達を「リベルタス成功の為の道具」などと平然と発言した事でタスクや仲間たちを失望させ、またしてもアンジュの脱走を招く事になる。
格納庫でアンジュと一騎打ちに敗れたジルは、単独でエンブリヲの元へ向かおうとしたが、ヒルダ達に取り押さえられる。かつてのリベルタスの失敗した真実を明かし、今後もエンブリヲに操られる可能性を考慮し、ジャスミンから司令官の任を下ろされる事になる。ジル本人も言い訳などはせず、後任としてヒルダに後を託した。
その後、時空融合が始まった直後、帰還したアンジュの説教を受け、過去のケリをつけるために、最終作戦「ラストリベルタス」への参加を決断する。
エルシャからもたらされたラグナメイル・レイジアで出撃し、クレオパトラを駆るサリアと交戦、
ドラゴンたちの援軍の足止めに利用されている隙にエンブリヲを追跡し、演技で騙して近づき、義手に仕込んでいた凍結バレットで凍らせ生け捕りにしたかに見えたが、突如動き出したヒステリカのレーザーを脇腹に受け重傷を負ってしまう。
追いかけてきたサリアによってアウローラへ運ばれるものの、死を悟って治療を拒否し、格納庫でサリアと最期の会話を交わし、今まで辛く当たっていたことを謝罪して息を引き取った。
外部出演関連
外部出演関連
スーパーロボット大戦V
クロスアンジュ初参戦となる今作にも登場。アルゼナルが『機動戦士ガンダムSEEDDESTINY』のオーブ連合首長国に密かに支援を受けていたり、ソレスタルビーイングやミスリルと共同戦線を張っているため原作よりは環境に恵まれている。それでもやはりリベルタス遂行にこだわるのは原作通りだが、原作中盤で見られた問題行動(ドラゴン達を使い捨てにすること前提の作戦を立てる、それに反対したアンジュを従わせるためにモモカ拘束、無断出撃、寝返ったサリア達を助けない方針で決め込むなど)、暴言(味方の人間や自分含めて『すべてはリベルタス遂行のための道具』発言など)が概ねカットされているためアンジュには原作程不信感を持たれず、対立することもなくなり状況の悪化を重ねることもない。
ゲーム中盤終わり頃に自らの過去を味方に語るも似たような経験をしたことがあるスメラギ・李・ノリエガに諭されて、これがきっかけで再び前線で戦う決意をしてスポット参戦。ここで条件を満たしていると、シン・アスカ達の説得で原作より早いタイミングでクレオパトラの力を引き出したサリアにエンブリヲの攻撃から守られ傷を負うことなく生存、サリアとの関係も修復され以降は自軍部隊に正式参戦。原作では叶わなかったエンブリヲに引導を渡すことも可能になる。エンブリヲに対する未練も明確に断ち切っており仲間入りした後は『すべてが終わったら異性のパートナーを探したい』と発言するなど前向きになっている。またこの時冗談混じりにクルツ・ウェーバーからベルファンガン・クルーゾーをパートナー候補として薦められたりしている。
原作では中盤辺りまでは『厳しくも有能で頼れる司令官』だったのだがそれ以降は『リベルタス遂行にこだわるあまりに暴走した末に失態を重ね仲間たちからの信頼も殆ど失う』という残念な一面が目立った彼女もスパロボ補正を受けたことで救われたと言える。
パイロット及びユニットとしては戦力としては心持たない性能ではあるものの、ひらめきの効果を他者に与える『先見』という精神コマンドが低燃費で使える為、優秀なサポート要員てしての活躍が期待できる。
関連記事
親記事
子記事
兄弟記事
- アンジュ(クロスアンジュ)くろすあんじゅのあんじゅ
- ヒルダ(クロスアンジュ)くろすあんじゅのひるだ
- サリア(クロスアンジュ)さりあ
- ヴィヴィアン(クロスアンジュ)くろすあんじゅのゔぃゔぃあん
- クリス(クロスアンジュ)くりす
- モモカ・荻野目ももかおぎのめ
- エルシャ(クロスアンジュ)えるしゃ
- ゾーラ(クロスアンジュ)ぞーら
- ロザリー(クロスアンジュ)くろすあんじゅのろざりー
- ナオミ(クロスアンジュ)くろすあんじゅのなおみ
コメント
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る- クロスアンジュ -青年から少女に転生した者-
EPI.9「ひとりぼっちの反逆(前編)」
【概要】 『EPI.7「ヴィルキス覚醒」』http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6510962『EPI.8「イケないキス」』http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6514703の続きです。 今回の話は、上記2本の話と繋がっているので7、8とアドレスを載せました。 【追記】 昨夜、例のクロスアンジュのゲームの続きをしていたら、サリアが持っていた料理本のタイトルが『魔法の料理キャンディ☆トゥインクル』でツボにハマりました。それと、話を進めていくにつれ、アンジュが少しずつですがデレ始めてきたので悶えています。 話を小説の話に戻しますが。 今回はアニメ本編第4話に合わせた内容になります。なお、今回は主人公(ミナ)の出番は少なめです。それと、文章で内容を説明すると長くなるので、途中でぶつ切りさせてもらっています。もちろん、アニメ本編でしたように、ロザリーとクリスがアンジュに色々嫌がらせをする回となっています。2,628文字pixiv小説作品 - クロスアンジュ -青年から少女に転生した者-
EPI.26「竜の歌(前編)」
【概要】 『EPI.25「誓いの接吻 -くちづけ-」』http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6620883の続きです。 【追記】 2回、オリジナルストーリーを挟み、再びアニメ本編です。11話Aパートです。 前回の25話は・・・ノリで書いてみたのですが、展開が思い切り雑で・・・できたら忘れてください・・・。2,869文字pixiv小説作品 - クロスアンジュ -青年から少女に転生した者-
EPI.2「出会い」
【概要】 『EPI.1「始まり」』http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6486752の続きです。 【追記】 今回は、アニメ本編に合わせてアンジュや、“?”マークでですが、サリアなどの主要メンバー達を一気に出してます。 主人公(ミナ)はこの世界についての用語“マナ”“ノーマ”などについての英才教育をアンジュと一緒に受けます。 二次創作物ということで、アニメ本編とは多少改変しています。2,362文字pixiv小説作品 - ウルトラマンオーブ〜アルゼナル・サーガ〜
第10話「ライバル」
同期でライバルのサリアとアンの友情物語。 ※2021.8.25に本文を修正しておりますので、ご了承くださいませ。5,233文字pixiv小説作品 - ―改変・クロスアンジュ 第二部―
―改変・クロスアンジュ 第二部― 忍び寄る白い影 A-part
皆様、大変長らくお待たせ致しました。 アンジュ、第一中隊に復帰。しかし・・・2,759文字pixiv小説作品 - ウルトラマンオーブ〜アルゼナル・サーガ〜
第7話「来訪」
ある日、アルゼナルにアンジュの元筆頭侍女”モモカ”が現れた。新たな試練にアンジュはどうする? ※2021.8.25に本文を修正しておりますので、ご了承くださいませ。16,106文字pixiv小説作品 - クロスアンジュ -青年から少女に転生した者-
EPI.43「決別の海(後編)」
【概要】 『EPI.42「決別の海(前編)」』http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6686837の続きです。 【追記】 第18話Bパートです。今回も、ミナの出番は少なめです。 【訂正のお知らせ】 『EPI.42「決別の海(前編)」』の内容で、「ミナが完全にエンブリヲに洗脳される一週間前・・・」の部分を「ミナが完全にエンブリヲに洗脳された頃・・・」に訂正させていただきました。2,411文字pixiv小説作品 - ― 改変・クロスアンジュ 第五部 ―
― 改変・クロスアンジュ 第五部 ― 振り向けば奴がいた!
「噂をすれば、神!」 「そんなチープな呼び名は好きじゃないなぁ・・・」 ※ご意見・ご感想等お待ちしております。1,700文字pixiv小説作品 - ― 改変・クロスアンジュ 第三部 ―
― 改変・クロスアンジュ 第三部 ― BATTLE in Training Room!! D-part
アルゼナルでとんでもないグッズが大流行!1,370文字pixiv小説作品 - クロスアンジュ -青年から少女に転生した者-
EPI.7「ヴィルキス覚醒」
【概要】 『EPI.6「戦死・・・そして苦悩」』http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6505994の続きです。 【追記】 本日、クロスアンジュのPS Vita用ゲームを購入しました。まだ未プレイですが今晩から始めたいと思います。 それより、今回、ついにアンジュと主人公(ミナ)がヴィルキスに搭乗します(※主人公が乗るヴィルキスですが、性能は同じですがレプリカです) アンジュが髪を断髪するところまでで終わる予定です。2,782文字pixiv小説作品 - ― 改変・クロスアンジュ 第五部 ―
― 改変・クロスアンジュ 第五部 ― 昔々のその昔 A-part
第五部開始! 「私はかつて、シャア・・・じゃなかった。アレクトラと呼ばれていた!」3,295文字pixiv小説作品 - ― 改変・クロスアンジュ 第五部 ―
― 改変・クロスアンジュ 第五部 ― パーティーやろうぜ!
※この作品はフィクションであり、作品世界の法律・条例・モラルは現実のものとは一切関係ありません。3,294文字pixiv小説作品