概要
シマエナガ(漢字表記:島柄長、学名:Aegithalos caudatus japonicus )は、エナガの北海道亜種。「雪の妖精」の愛称でも知られる。
エナガはユーラシア大陸に広く分布しており、日本には4亜種が棲息しているが、シマエナガのみ他の3亜種とは外見が大きく異なる。
目を横切る過眼線がなく、頭部全体が白いのが他のエナガとの違い。ただし、幼鳥にはシマエナガにも過眼線がある。
冬毛の姿がよく知られていて、純白のふんわりとした毛並みと愛らしい姿から「雪の妖精」と呼ばれている。夏毛は羽毛の黒い部分が増え、スリムな姿になる。冬は人里近くでもよく見かけるシマエナガだが、夏は山奥に移動してしまうことが多い。
体長は14cm前後だが、その半分は尾羽なので体の大きさは7cmほど、体重はわずか8gほどしかない。寿命は2〜3年。
余談
千葉県北西部を中心とする関東地方の一部地域には過眼線が薄いシマエナガ(の夏毛)に似たエナガが出現することが古くから知られ、古くはドロエナガなどと呼ばれていたが、最近はシマエナガにあやかってチバエナガと呼ばれるようになった。
北海道を舞台にした漫画『ゴールデンカムイ』に登場し、愛くるしい姿で主人公と仲も良くて読者人気も高かったが、最期はその主人公の糧にされていった。
関連タグ
外部リンク
- 【空飛ぶ雪見だいふく】シマエナガ特集 - pixivision(2016年4月1日)
- まるで雪の妖精!シマエナガを描いたイラスト特集 - pixivision(2022年6月29日)