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長谷川裕一作の漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム』および続編『鋼鉄の7人』の登場人物。

声:真柴摩利(『無印』設定) / 岩永哲哉(『鋼鉄の七人』設定)

概要

概要

ギリ・ガデューカ・アスピスGiri Gaduka Aspis)は、長谷川裕一作の漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム』および続編『鋼鉄の7人』の登場人物。

年齢は15歳(無印)→ 18歳(鋼鉄の7人)。


第一作では、木星帝国の対クロスボーンガンダムチーム「死の旋風隊(デスゲイルズ)」のリーダーで、チームの攻撃担当。弱冠15歳にして少佐を務めており、帝国の次期幹部候補生である。主人公トビア・アロナクスと同世代のライバル的存在であった。


『鋼鉄の7人』では敗戦後木星帝国を離れ、地球にて民間人(コック)として働いていたところをかつての敵トビアにスカウトされ、味方に転じる。新生木星帝国との戦いに参加し、身をもってコロニーレーザーによる地球への攻撃を阻止し、戦死した。


「主人公と同年代の高飛車で高圧的なライバル」から「素直ではないが内心では主人公を認めている頼もしい仲間」への転身というある意味王道なキャラクター、そして壮烈な最期からシリーズ中でも人気のあるキャラクターであり、『DUST』完結後に行われたシリーズ人気投票では6位に食い込んでいる。(それより上はキンケドゥトビアフォントハロロザビーネと、主役級や『F91』からの引き継ぎキャラで占められている。)

劇中での活躍

劇中での活躍

機動戦士クロスボーン・ガンダム

カラス直属のニュータイプであることに異常ともいえる自尊心をもっており、性格は非常に尊大にして傲慢かつ残虐で、降伏してきたザビーネ・シャルを平気で拷問にかけるほどのサディスト。一方で意外と好色であり、ベルナデット・ブリエットを捕まえてその凸凹の無い体を撫で回すというセクハラをかまし、キレたトビアからジャッキー・チェンばりの椅子攻撃を食らう羽目にあった。


同じ死の旋風隊のメンバーであるバーンズ・ガーンズバックローズマリー・ラズベリーと共に幾度となくクロスボーン・バンガードを苦しめるが、地球での掃討戦においては計算外の地球の重力とトビアの奇抜な戦法、キンケドゥ・ナウのX1の乱入により敗北。自決しようとしたところをバーンズに止められた。

鋼鉄の7人

敗戦後はそのまま地球に留まり、コックとして第二の人生を送っていた。類まれな才能を料理の道でも発揮し、わずか3年でとある街のダイニングでシェフとして料理を出す立場にまでのし上がり、その味も料理を口にしたトビアが大げさに驚愕し、同行したバーンズやミノル・スズキが目的を忘れてがっつくほどの腕前である。身長はトビアを見下ろすほどに伸び、一人称も「ぼく」から「俺」に変わっている。


バーンズの手引きで新生木星帝国と戦う仲間を求めていたトビアと再会し、当初は「今でもドゥガチの思想は間違っているとは思わない」として協力を拒否したが、険悪な間柄だった影のカリストからNo.2と侮辱された事に憤慨し、結果的にはカリスト兄弟打倒のために仲間となる。

モビルスーツパイロットの腕は衰えるどころかむしろ向上しており、地球で量産型クァバーゼを駆り、3対1とはいえトビアのクロスボーン・ガンダムX1パッチワークと、ミノルが操縦するハリソン・マディン専用量産型F91と共にコルニグスを撃破した。


トビアに対しては常に悪態をつくが内心ではかなり認めているようで、その様はミノル達からは「ツンデレ」と呼ばれた。性格も台詞などから幾分丸くなっている事がうかがえる(というか、『クロスボーン』の原作者は富野由悠季で、それ以降は長谷川裕一なので、富野カラーが薄れた。だいたい、初作の頃はツンデレって言葉がなかったのである)。

なお、トビアの事を「海賊少年」(第一作時)から「海賊」と呼ぶようになった。

ギリにとって特に印象深かったのは、トビアとの再会時、かつて自分を見下し殺そうとした敵に対して、トビアがなんの警戒心も屈託もなく「おまえ…ずいぶん(身長が)伸びたなあ?」と第一声を発したその態度であったらしい。このエピソードをミッチェル・ドレック・ナーに対し「あいつは何も考えていない」と語ったこともあったが、過去に囚われず自分の直感にまっすぐなトビアの態度もギリの心を動かした一因であったのは間違いない。


「鋼鉄の7人」作戦ではギリに合わせてチューンナップされたビギナ・ギナⅡを駆り(サナリィに保管されていたモビルスーツにまともなクァバーゼがなかった、とは本人談)、バタラ他多くのモビルスーツを撃墜する。

しかし、光のカリストと、バイオ脳で復活した影のカリストとのツープラトンで圧倒され機体は大破。四肢を失った状態にもかかわらず発射体制に移行したコロニーレーザーシンヴァツに特攻をかけ、自機のジェネレーターを核爆発させる

その結果レーザーの射角は命中コースから僅かにずれ、自らの命と引き換えに地球の危機を救った。


己の才のみを信じて生き続けた男が最後に思い描いたイメージは、トビアに褒められた料理と、トビアとの再会の光景だった。

搭乗機

搭乗機

彼のパーソナルマークはコブラの背の文様を模したもので、最後の乗機であるビギナ・ギナⅡの額にマーキングされている。これは姓名のうち「ガデューカ」がロシア語で、「アスピス」がラテン語でそれぞれ毒蛇を指す語であることに由来する。

関連イラスト

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関連項目

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機動戦士クロスボーン・ガンダム

機動戦士クロスボーン・ガンダム鋼鉄の7人

トビア・アロナクス

声:真柴摩利(『無印』設定) / 岩永哲哉(『鋼鉄の七人』設定)

概要

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ギリ・ガデューカ・アスピスGiri Gaduka Aspis)は、長谷川裕一作の漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム』および続編『鋼鉄の7人』の登場人物。

年齢は15歳(無印)→ 18歳(鋼鉄の7人)。


第一作では、木星帝国の対クロスボーンガンダムチーム「死の旋風隊(デスゲイルズ)」のリーダーで、チームの攻撃担当。弱冠15歳にして少佐を務めており、帝国の次期幹部候補生である。主人公トビア・アロナクスと同世代のライバル的存在であった。


『鋼鉄の7人』では敗戦後木星帝国を離れ、地球にて民間人(コック)として働いていたところをかつての敵トビアにスカウトされ、味方に転じる。新生木星帝国との戦いに参加し、身をもってコロニーレーザーによる地球への攻撃を阻止し、戦死した。


「主人公と同年代の高飛車で高圧的なライバル」から「素直ではないが内心では主人公を認めている頼もしい仲間」への転身というある意味王道なキャラクター、そして壮烈な最期からシリーズ中でも人気のあるキャラクターであり、『DUST』完結後に行われたシリーズ人気投票では6位に食い込んでいる。(それより上はキンケドゥトビアフォントハロロザビーネと、主役級や『F91』からの引き継ぎキャラで占められている。)

劇中での活躍

劇中での活躍

機動戦士クロスボーン・ガンダム

カラス直属のニュータイプであることに異常ともいえる自尊心をもっており、性格は非常に尊大にして傲慢かつ残虐で、降伏してきたザビーネ・シャルを平気で拷問にかけるほどのサディスト。一方で意外と好色であり、ベルナデット・ブリエットを捕まえてその凸凹の無い体を撫で回すというセクハラをかまし、キレたトビアからジャッキー・チェンばりの椅子攻撃を食らう羽目にあった。


同じ死の旋風隊のメンバーであるバーンズ・ガーンズバックローズマリー・ラズベリーと共に幾度となくクロスボーン・バンガードを苦しめるが、地球での掃討戦においては計算外の地球の重力とトビアの奇抜な戦法、キンケドゥ・ナウのX1の乱入により敗北。自決しようとしたところをバーンズに止められた。

鋼鉄の7人

敗戦後はそのまま地球に留まり、コックとして第二の人生を送っていた。類まれな才能を料理の道でも発揮し、わずか3年でとある街のダイニングでシェフとして料理を出す立場にまでのし上がり、その味も料理を口にしたトビアが大げさに驚愕し、同行したバーンズやミノル・スズキが目的を忘れてがっつくほどの腕前である。身長はトビアを見下ろすほどに伸び、一人称も「ぼく」から「俺」に変わっている。


バーンズの手引きで新生木星帝国と戦う仲間を求めていたトビアと再会し、当初は「今でもドゥガチの思想は間違っているとは思わない」として協力を拒否したが、険悪な間柄だった影のカリストからNo.2と侮辱された事に憤慨し、結果的にはカリスト兄弟打倒のために仲間となる。

モビルスーツパイロットの腕は衰えるどころかむしろ向上しており、地球で量産型クァバーゼを駆り、3対1とはいえトビアのクロスボーン・ガンダムX1パッチワークと、ミノルが操縦するハリソン・マディン専用量産型F91と共にコルニグスを撃破した。


トビアに対しては常に悪態をつくが内心ではかなり認めているようで、その様はミノル達からは「ツンデレ」と呼ばれた。性格も台詞などから幾分丸くなっている事がうかがえる(というか、『クロスボーン』の原作者は富野由悠季で、それ以降は長谷川裕一なので、富野カラーが薄れた。だいたい、初作の頃はツンデレって言葉がなかったのである)。

なお、トビアの事を「海賊少年」(第一作時)から「海賊」と呼ぶようになった。

ギリにとって特に印象深かったのは、トビアとの再会時、かつて自分を見下し殺そうとした敵に対して、トビアがなんの警戒心も屈託もなく「おまえ…ずいぶん(身長が)伸びたなあ?」と第一声を発したその態度であったらしい。このエピソードをミッチェル・ドレック・ナーに対し「あいつは何も考えていない」と語ったこともあったが、過去に囚われず自分の直感にまっすぐなトビアの態度もギリの心を動かした一因であったのは間違いない。


「鋼鉄の7人」作戦ではギリに合わせてチューンナップされたビギナ・ギナⅡを駆り(サナリィに保管されていたモビルスーツにまともなクァバーゼがなかった、とは本人談)、バタラ他多くのモビルスーツを撃墜する。

しかし、光のカリストと、バイオ脳で復活した影のカリストとのツープラトンで圧倒され機体は大破。四肢を失った状態にもかかわらず発射体制に移行したコロニーレーザーシンヴァツに特攻をかけ、自機のジェネレーターを核爆発させる

その結果レーザーの射角は命中コースから僅かにずれ、自らの命と引き換えに地球の危機を救った。


己の才のみを信じて生き続けた男が最後に思い描いたイメージは、トビアに褒められた料理と、トビアとの再会の光景だった。

搭乗機

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彼のパーソナルマークはコブラの背の文様を模したもので、最後の乗機であるビギナ・ギナⅡの額にマーキングされている。これは姓名のうち「ガデューカ」がロシア語で、「アスピス」がラテン語でそれぞれ毒蛇を指す語であることに由来する。

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ギリ・ガデューカ・アスピスGiri Gaduka Aspis)は、長谷川裕一作の漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム』および続編『鋼鉄の7人』の登場人物。

年齢は15歳(無印)→ 18歳(鋼鉄の7人)。


第一作では、木星帝国の対クロスボーンガンダムチーム「死の旋風隊(デスゲイルズ)」のリーダーで、チームの攻撃担当。弱冠15歳にして少佐を務めており、帝国の次期幹部候補生である。主人公トビア・アロナクスと同世代のライバル的存在であった。


『鋼鉄の7人』では敗戦後木星帝国を離れ、地球にて民間人(コック)として働いていたところをかつての敵トビアにスカウトされ、味方に転じる。新生木星帝国との戦いに参加し、身をもってコロニーレーザーによる地球への攻撃を阻止し、戦死した。


「主人公と同年代の高飛車で高圧的なライバル」から「素直ではないが内心では主人公を認めている頼もしい仲間」への転身というある意味王道なキャラクター、そして壮烈な最期からシリーズ中でも人気のあるキャラクターであり、『DUST』完結後に行われたシリーズ人気投票では6位に食い込んでいる。(それより上はキンケドゥトビアフォントハロロザビーネと、主役級や『F91』からの引き継ぎキャラで占められている。)

劇中での活躍

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機動戦士クロスボーン・ガンダム

カラス直属のニュータイプであることに異常ともいえる自尊心をもっており、性格は非常に尊大にして傲慢かつ残虐で、降伏してきたザビーネ・シャルを平気で拷問にかけるほどのサディスト。一方で意外と好色であり、ベルナデット・ブリエットを捕まえてその凸凹の無い体を撫で回すというセクハラをかまし、キレたトビアからジャッキー・チェンばりの椅子攻撃を食らう羽目にあった。


同じ死の旋風隊のメンバーであるバーンズ・ガーンズバックローズマリー・ラズベリーと共に幾度となくクロスボーン・バンガードを苦しめるが、地球での掃討戦においては計算外の地球の重力とトビアの奇抜な戦法、キンケドゥ・ナウのX1の乱入により敗北。自決しようとしたところをバーンズに止められた。

鋼鉄の7人

敗戦後はそのまま地球に留まり、コックとして第二の人生を送っていた。類まれな才能を料理の道でも発揮し、わずか3年でとある街のダイニングでシェフとして料理を出す立場にまでのし上がり、その味も料理を口にしたトビアが大げさに驚愕し、同行したバーンズやミノル・スズキが目的を忘れてがっつくほどの腕前である。身長はトビアを見下ろすほどに伸び、一人称も「ぼく」から「俺」に変わっている。


バーンズの手引きで新生木星帝国と戦う仲間を求めていたトビアと再会し、当初は「今でもドゥガチの思想は間違っているとは思わない」として協力を拒否したが、険悪な間柄だった影のカリストからNo.2と侮辱された事に憤慨し、結果的にはカリスト兄弟打倒のために仲間となる。

モビルスーツパイロットの腕は衰えるどころかむしろ向上しており、地球で量産型クァバーゼを駆り、3対1とはいえトビアのクロスボーン・ガンダムX1パッチワークと、ミノルが操縦するハリソン・マディン専用量産型F91と共にコルニグスを撃破した。


トビアに対しては常に悪態をつくが内心ではかなり認めているようで、その様はミノル達からは「ツンデレ」と呼ばれた。性格も台詞などから幾分丸くなっている事がうかがえる(というか、『クロスボーン』の原作者は富野由悠季で、それ以降は長谷川裕一なので、富野カラーが薄れた。だいたい、初作の頃はツンデレって言葉がなかったのである)。

なお、トビアの事を「海賊少年」(第一作時)から「海賊」と呼ぶようになった。

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「鋼鉄の7人」作戦ではギリに合わせてチューンナップされたビギナ・ギナⅡを駆り(サナリィに保管されていたモビルスーツにまともなクァバーゼがなかった、とは本人談)、バタラ他多くのモビルスーツを撃墜する。

しかし、光のカリストと、バイオ脳で復活した影のカリストとのツープラトンで圧倒され機体は大破。四肢を失った状態にもかかわらず発射体制に移行したコロニーレーザーシンヴァツに特攻をかけ、自機のジェネレーターを核爆発させる

その結果レーザーの射角は命中コースから僅かにずれ、自らの命と引き換えに地球の危機を救った。


己の才のみを信じて生き続けた男が最後に思い描いたイメージは、トビアに褒められた料理と、トビアとの再会の光景だった。

搭乗機

搭乗機

彼のパーソナルマークはコブラの背の文様を模したもので、最後の乗機であるビギナ・ギナⅡの額にマーキングされている。これは姓名のうち「ガデューカ」がロシア語で、「アスピス」がラテン語でそれぞれ毒蛇を指す語であることに由来する。

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トビア・アロナクス

声:真柴摩利(『無印』設定) / 岩永哲哉(『鋼鉄の七人』設定)

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ギリ・ガデューカ・アスピスGiri Gaduka Aspis)は、長谷川裕一作の漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム』および続編『鋼鉄の7人』の登場人物。

年齢は15歳(無印)→ 18歳(鋼鉄の7人)。


第一作では、木星帝国の対クロスボーンガンダムチーム「死の旋風隊(デスゲイルズ)」のリーダーで、チームの攻撃担当。弱冠15歳にして少佐を務めており、帝国の次期幹部候補生である。主人公トビア・アロナクスと同世代のライバル的存在であった。


『鋼鉄の7人』では敗戦後木星帝国を離れ、地球にて民間人(コック)として働いていたところをかつての敵トビアにスカウトされ、味方に転じる。新生木星帝国との戦いに参加し、身をもってコロニーレーザーによる地球への攻撃を阻止し、戦死した。


「主人公と同年代の高飛車で高圧的なライバル」から「素直ではないが内心では主人公を認めている頼もしい仲間」への転身というある意味王道なキャラクター、そして壮烈な最期からシリーズ中でも人気のあるキャラクターであり、『DUST』完結後に行われたシリーズ人気投票では6位に食い込んでいる。(それより上はキンケドゥトビアフォントハロロザビーネと、主役級や『F91』からの引き継ぎキャラで占められている。)

劇中での活躍

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機動戦士クロスボーン・ガンダム

カラス直属のニュータイプであることに異常ともいえる自尊心をもっており、性格は非常に尊大にして傲慢かつ残虐で、降伏してきたザビーネ・シャルを平気で拷問にかけるほどのサディスト。一方で意外と好色であり、ベルナデット・ブリエットを捕まえてその凸凹の無い体を撫で回すというセクハラをかまし、キレたトビアからジャッキー・チェンばりの椅子攻撃を食らう羽目にあった。


同じ死の旋風隊のメンバーであるバーンズ・ガーンズバックローズマリー・ラズベリーと共に幾度となくクロスボーン・バンガードを苦しめるが、地球での掃討戦においては計算外の地球の重力とトビアの奇抜な戦法、キンケドゥ・ナウのX1の乱入により敗北。自決しようとしたところをバーンズに止められた。

鋼鉄の7人

敗戦後はそのまま地球に留まり、コックとして第二の人生を送っていた。類まれな才能を料理の道でも発揮し、わずか3年でとある街のダイニングでシェフとして料理を出す立場にまでのし上がり、その味も料理を口にしたトビアが大げさに驚愕し、同行したバーンズやミノル・スズキが目的を忘れてがっつくほどの腕前である。身長はトビアを見下ろすほどに伸び、一人称も「ぼく」から「俺」に変わっている。


バーンズの手引きで新生木星帝国と戦う仲間を求めていたトビアと再会し、当初は「今でもドゥガチの思想は間違っているとは思わない」として協力を拒否したが、険悪な間柄だった影のカリストからNo.2と侮辱された事に憤慨し、結果的にはカリスト兄弟打倒のために仲間となる。

モビルスーツパイロットの腕は衰えるどころかむしろ向上しており、地球で量産型クァバーゼを駆り、3対1とはいえトビアのクロスボーン・ガンダムX1パッチワークと、ミノルが操縦するハリソン・マディン専用量産型F91と共にコルニグスを撃破した。


トビアに対しては常に悪態をつくが内心ではかなり認めているようで、その様はミノル達からは「ツンデレ」と呼ばれた。性格も台詞などから幾分丸くなっている事がうかがえる(というか、『クロスボーン』の原作者は富野由悠季で、それ以降は長谷川裕一なので、富野カラーが薄れた。だいたい、初作の頃はツンデレって言葉がなかったのである)。

なお、トビアの事を「海賊少年」(第一作時)から「海賊」と呼ぶようになった。

ギリにとって特に印象深かったのは、トビアとの再会時、かつて自分を見下し殺そうとした敵に対して、トビアがなんの警戒心も屈託もなく「おまえ…ずいぶん(身長が)伸びたなあ?」と第一声を発したその態度であったらしい。このエピソードをミッチェル・ドレック・ナーに対し「あいつは何も考えていない」と語ったこともあったが、過去に囚われず自分の直感にまっすぐなトビアの態度もギリの心を動かした一因であったのは間違いない。


「鋼鉄の7人」作戦ではギリに合わせてチューンナップされたビギナ・ギナⅡを駆り(サナリィに保管されていたモビルスーツにまともなクァバーゼがなかった、とは本人談)、バタラ他多くのモビルスーツを撃墜する。

しかし、光のカリストと、バイオ脳で復活した影のカリストとのツープラトンで圧倒され機体は大破。四肢を失った状態にもかかわらず発射体制に移行したコロニーレーザーシンヴァツに特攻をかけ、自機のジェネレーターを核爆発させる

その結果レーザーの射角は命中コースから僅かにずれ、自らの命と引き換えに地球の危機を救った。


己の才のみを信じて生き続けた男が最後に思い描いたイメージは、トビアに褒められた料理と、トビアとの再会の光景だった。

搭乗機

搭乗機

彼のパーソナルマークはコブラの背の文様を模したもので、最後の乗機であるビギナ・ギナⅡの額にマーキングされている。これは姓名のうち「ガデューカ」がロシア語で、「アスピス」がラテン語でそれぞれ毒蛇を指す語であることに由来する。

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