概要
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』から登場するスマブラオリジナルキャラクター。
文字通り巨大なクッパであるが、作品によって若干その立場が異なる。
『DX』のギガクッパ
スマブラ世界のファイター達はフィギュアに「イメージ」が吹き込まれる事で命を持っているのだが、このギガクッパはクッパのフィギュアに過剰なイメージが叩き込まれた事で誕生した、本来ならばスマブラの世界に現れてはいけないイレギュラーな存在(フィギュアの説明でもこれについて言及されている)。
また、クッパ本人とは別人として扱われており、画面下のダメージ値や残機の後ろに表示されるシンボルも、マリオシリーズのファイターに共通するキノコマークではなく、スマブラのマークになっている。
一人プレイの『アドベンチャー』を一定の条件を満たした上でクリアする事により、ラスボスのクッパの後に登場。
普通のキャラクターと比べ圧倒的に大きな体格、そしてそれに違わぬ重量、パワーを持っている。
仰け反り耐性も存在するため、ダメージが少ない内はダメージを与えても仰け反らない事もある。
また、身体が大きい分攻撃範囲も広く、隠しボスと言うに相応しい強さである。
また、イベント戦の最後のステージ「ホントの最終決戦」ではガノンドロフ、ミュウツーと共に登場する。
公式攻略本ではなんと「他の2人を無視してフォックスのファイアフォックス斜め撃ちでダメージを300%あたりまで蓄積させ、横スマッシュで吹っ飛ばして真っ先に3落ちさせる」という力押し極まりない戦法が紹介されている。
とはいえイベントの方ではかなり弱体化されており、プリンで開幕はたく→ねむるで1バースト、というように付け入るポイントは多い。攻撃範囲が厄介なのでまずはギガクッパを倒してしまおう。
『X』『for』のギガクッパ
クッパがスマッシュボールを取り、最後の切りふだを発動させることで一定時間このギガクッパに姿を変える。これはクッパ自身が「ギガクッパ」の力を使いこなしているため純粋な変身と言える。
『for』にあたりクッパの方はモーションが刷新されているが、こちらはそのまま。
ただし、『DX』と違い自分の意思で変身している純粋なクッパの強化変身形態であるためか、元の姿の面影が強い様にデザインが変更されている。
この状態ではダメージは受けるがスーパーアーマーが付与されており、仰け反りも吹っ飛びもしない。
但しダメージを受けるということから身体の大きさが仇となってしまう事もある。
『for』では時間経過が迫ると、ギガクッパの身体が白く点滅するようになっている。
スマブラオリジナルキャラクターであるものの、この2作品ではクッパの最後の切りふだでの登場であるが故、フィギュア名鑑ではマリオシリーズのカテゴリに入れられている。
『SP』のギガクッパ
変身して暴れ回るタイプの最後の切りふだの廃止に伴い仕様が変更。変身した後は画面奥に移動して必殺のパンチを指定した場所に叩き込み、そのまま場外バーストさせるものとなっている。今までのシリーズで一番とも言い切れる大きさにまで巨大化し、ステージが広いほど相対的に大きくなる。
また、「勝ちあがり乱闘」のマリオ ルート、キャプテン・ファルコン ルート、セフィロス ルートや、「灯火の星」ではボスとして登場しており(ボスとしての登場は『DX』以来)、「灯火の星」では撃破するとクッパを仲間にする事ができる。こちらもクッパが自らの意思で変身する流れになっている。
ボス仕様なので一切仰け反らず体力制だが、『DX』のようにワザを乱発するわけではないのでしっかり隙をつこう。
なお、内部処理はファイターと同じ扱いになっているらしく、ボスでありながら場外ミスを誘発させて倒すこともできる。
備考
アクティビジョンが開発したゲーム『SKYLANDERS SUPERCHARGERS』でゲスト出演したクッパには強化形態の「マグマクッパ」がいるが、こちらは開発スタッフが「ギガクッパを使わせてもらいたい」と尋ねたところ任天堂から「いやいやいや、せっかくだから、もっと違うもの、新しいことをしたら」という返事が返ってきたという経緯で誕生したものである。
関連イラスト
狩りの世界に現れてきそうなイラストが割と多い。余談だが、『SP』では同じくボスとしてリオレウスが登場している。
最古イラスト
シリーズ最古イラスト。
※本当の最古イラストを飾ったのはポッチャマだが、スマブラらしきイラストではないため除外。
関連タグ
大乱闘スマッシュブラザーズDX 大乱闘スマッシュブラザーズX 大乱闘スマッシュブラザーズfor 大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
フューリークッパ - 類似性が比較的に強い。
魔獣ガノン サイコブレイク - 『DX』で共闘したガノンドロフとミュウツーの最後の切りふだ。