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cv 池水通洋(78-79話)、西崎章治(80話)、八代駿(97話)、関智一(仮面ライダー1号)

スーツアクター 佐藤巧(78-79話)、滑川広志(80話)

「仮面ライダー、貴様が探すショッカーの改造人間はウニドグマ!奴は大竹村だ!」


概要

仮面ライダー』に登場した、ゲルショッカー怪人の第1号。

アフリカアラブ出身の改造人間で、ショッカー末期から行動していたカニコウモリの合成怪人。

ゲルショッカーの存在を隠すためにゲルショッカーの象徴である蛇の絡みついた鷲のマークのベルトはしていない。

幽霊怪人」(元々ゲルショッカーの名称が(コミックなどでは)ゴーストショッカーだったためだと推測される)の異名を持ち、その姿を基地のモニターで確認した地獄大使は、「俺の知らない怪人……?」と呟いていた。鳴き声は「キイエェ―‼」


劇中における活躍

テレビ本編

ショッカーの作戦に気付いて大竹村に向かった本郷猛の前に霧と共に現れ、襲い掛かるもウニドグマの事を教えるとすぐに去って行った。

この作戦でショッカー首領は「仮面ライダーは来ない(から立花藤兵衛達の事はほおっておけ)」といったそばからライダーが来て作戦が失敗したことに対し、首領はすべての責任を地獄大使に擦り付けた上に、モニターでガニコウモルを見ろといったそばから「お前が知る必要はない!」という理不尽な発言をしている。


第79話では地獄大使の死刑(を装った作戦)で本郷が地獄大使を連れて逃走した際にも交戦してすぐ撤退するが、地獄大使=ガラガランダの最期を見届けると本格的に活動を開始。

首領がショッカー解党を明言したのち、第80話冒頭にて「ショッカーに取って代わる新組織に貴様らは必要ではないのだ!」と言い放ちながらショッカー戦闘員を次々に虐殺し、視聴者に衝撃を与えた。その後、ブラック将軍と共にゲルショッカー結団式に参加、そこで仮面ライダー1号及び滝和也と相見える。

激闘の末に最後は1号の体当たり攻撃で相打ちとなり爆散。海中深くへと没する。


その後、第97話にてゲルショッカー最後の作戦でヒルカメレオンはガニコウモルを真っ先に復活させた。しかし、以前よりもライダーが強くなった影響なのか呆気なく倒されたが、その戦いのデータを基にゲルショッカーは本郷の弱点を解析し、最大の危機に追い詰めている。


漫画版

すがやみつるの漫画ではデザインがかなり異なり、頭の部分の甲羅が無く蝙蝠に近い顔立ちになっている。初登場時には新幹線レールを引き千切り脱線事故を引き起こすという強烈なインパクトを残した。

やはりこちらもライダーを死の危機まで追い詰めたが、その前にショッカー怪人瞬殺しており、「ガニコウモル>ショッカー怪人」という力関係を際立てていた。

最終的に、首領から裏切られたことでライダーに味方したガラガランダとともにきりもみシュートをくらい敗れている。


戦闘能力

切れ味の鋭い左腕の大きなハサミと、口から吹きつける溶解粉末(すがや版では『バブルブラッドアタック』)が武器。

また、攻撃力だけではなく防御力も強力で、カニの甲羅でサイクロンアタックを弾き返す程。

(当然だが)合成元の一つであるコウモリの飛行能力を持つ。

また、講談社『オフィシャルファイルマガジン 仮面ライダー特別編ショッカー』(2005年)によると、『仮面ライダー』に登場した怪人の中で唯一弱点が存在しない

本編では仮面ライダー1号の新サイクロン号突進すら受け流し、さらに必殺技ライダーきりもみシュート」を唯一受け付けず(その後のゲルショッカー怪人クラゲウルフエイドクガー(こちらは2号が決めた)には通用している)、最終的に1号が捨て身の突進を行ってようやく倒すに至った(その回のタイトルは「ゲルショッカー出現!仮面ライダー最後の日!!」)。


その後のシリーズでは…

仮面ライダーディケイド』劇場版「オールライダー対大ショッカー」にて、大ショッカーの怪人として平成ライダー作品に初登場。少なくとも3体は再生(量産型?)されていることが確認できる(ジャーク将軍と共に仮面ライダーディエンドファイナルアタックライドで吹き飛ばされた個体と、大ショッカー要塞前での最終決戦で登場した複数の個体)。


仮面ライダーSPIRITS』でも、幼体やサナギなど複数のガニコウモルが登場している。


レッツゴー仮面ライダー』では、ショッカーグリードの存在で世界を牛耳るまでになったショッカー警察の中心的存在として登場。2011年にイカデビルガラガランダと共にオールライダーと戦いを挑むが、電王クライマックスフォームNEW電王によって斬り裂かれ爆散した。

なお、ライダー大集合シーンではショッカー戦闘員とともにオーズドライバーを奪おうとして、市民の軍勢に袋叩きにされるというシーンがある。仮にもかつては1号を苦戦させた強豪怪人なのに…。


仮面ライダー大戦』でもヒルカメレオン共々死の世界から蘇り、バダン戦士として仮面ライダーと闘った。


仮面ライダー1号』にもショッカーの残党として登場。ショッカーの怪人となっているが、厳密には上述の通りゲルショッカーの怪人である。

実はショッカーには後がないと悟っていたらしく、新組織のノバショッカーと内通しており、密かにアレクサンダー眼魂の事をノバショッカーへ伝えていた。

終盤で本性を現してノバショッカーに寝返り、ウルガらと共に旧ショッカーや仮面ライダー達に襲いかかるが、最期はネオ1号ライダーパンチを受けて爆死した。


仮面ライダー倶楽部』ではショッカージャングルに登場。ギルガラス同様にライダーを苦しめた難敵なのに雑魚怪人扱いではあるが、ショッカージャングルの雑魚怪人では最強の実力者。

特に速さに関しては登場する全怪人の中では最速を誇り1号2号ライダーの実に3倍を誇る

半端なレベルでは1号2号はもちろんのこと、V3でも危険なので必殺技を使って手早く倒してしまいたい。


PS『仮面ライダー』では最強怪人に改造された姿が登場。全身が生物感の無くなったメタリックなボディに改造され、顔がラディゲを思わせるカラーリングになっているのが特徴。

クレジットでは池水氏の名前のみではあるが、実は西崎氏と八代氏のボイスも使われている。

隠しオプションで対応する戦闘員は、ショッカー赤戦闘員。(ヒルカメレオンはゲルショッカー戦闘員、ショッカーライダーは精鋭戦闘員が対応している)

 

PS『スーパー特撮大戦2001』では、悲しいことに(予算と納期の関係で)ゲルショッカーの怪人がこいつしかいない。作中ではダブルライダーに斃された後、ブラック将軍に全能力を数十倍に改造されて最後の決戦に挑むも、レベルと気力が十分に上がっていれば難なく倒すことが可能。


PS2『仮面ライダー 正義の系譜』では邪眼の力により蘇生。1988年にてワシカマギリとの分岐で登場し、BLACKを苦しめた。


小説仮面ライダー1971-1973』では、〈蟹=蝙蝠複合体〉という、ガニコウモルを元にした怪人が登場。接触した物体を吸収し合成かつ再生することができる怪人、「Gene Engagement and Reconstruction with Dual Architecture Mutation」の頭文字をとったゲルダム素体(G素体)が、ショッカー怪人である〈蝙蝠男〉と〈蟹男〉の生体部分を吸収することで誕生した。

人間の時の名前は浜岡正午、ほぼ知性は残っていない状態だったが、自らをどん底の境遇に陥れた緑川卓見(緑川ルリ子の親族)への怨念で活動する。

その能力は、装甲は類を見ないほど厚く、鋏の力だけで〈仮面ライダー〉の下半身の機能を9割方破壊するほど。しかしその寿命は短く、活動時間の限界近くになったところで、〈仮面ライダー〉の必死の拳で人工心臓を破壊されて撃破された。




余談

仮面ライダーSPIRITS』の村枝賢一は「怖さ、悪さ、強さがとにかく好き」と『オフィシャルファイルマガジン 仮面ライダー1号』で述べている。


上記のように、この怪人に弱点はないとされているが、柳田理科雄氏は著書「空想科学読本4」にて、出身が「アフリカのアラブ」とされていることに対し、「地理感というものが全くない」「それこそ大弱点ではないか」とツッコんでいる(後に『空想科学読本9』では「アフリカの蟹とアラブの蝙蝠が合体したということにしてしまえ」と強引に説明している)。

ただ、本来“アラブ”とは「アラビア語を話す人々であるアラブ人が主に住む地域」のことであり、

実際アフリカ大陸にもエジプトなどのようにアラブ人の住んでいるはあるので、あながち間違いではないとも言える。

改造の素体となった人物が北アフリカに住むアラブ人部族だったと解釈した場合、さらに問題は少なくなる。


78話にて名前を名乗っていないにもかかわらず、なぜか79話にて本郷達はガニコウモルの名前を知っている。(昭和特撮には割とよくあることなのでウルトラセブンデストロンも参照)


また78~80話ではショッカー怪人と同じ黒のブーツだが、97話で再生された時のみ他のゲルショッカー怪人同様の黄色ブーツになっている。しかし、平成作品で再登場した際には初登場時の黒ブーツが踏襲されている。


書籍によっては再生したガニコウモルは「ガニコウモル二世」と記載されてたりもする。


関連項目

みんなのトラウマ ライダー怪人 ゲルショッカー怪人

サボテンバット

怪盗カニコウモリ:ガニコウモルをオマージュしたと思われるおでんくんのキャラ。

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