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「図が高い!お前達、俺様を誰と心得る!?恐れ多くも宇宙一の殺し屋が無能なお前達に代わって、ファイブマンを倒してやろうと言うんだ!!」

CV:大山豊


概要

第27話『眠れば死ぬ』に登場。

銀帝軍ゾーン銀河闘士で、頭部に花弁の様な髪が付いたカマキリに似た姿を持つ。


ブイサザン星の出身で、ドルドラをして「宇宙一の暗殺者と言わしめる程の実力者であり、自身もそれを自負してか「宇宙一の殺し屋を自称している。

彼の主な能力として、最初に挙げられるのは身体の小型化である。これによって相手に悟られずにターゲットに接近したり、敵基地に潜入出来る事が可能。まさに暗殺には持って来いの能力と言える。

だがカマキラーギンの真骨頂はそこでは無く、実際にターゲットを抹殺する手口として使われる能力である。彼がターゲットを仕留める際に使用する能力…それは眠っている相手に悪夢を見せるという物である。眠っている時にカマキラーギンから夢枕に立たれた者は、彼の作り出す夢の世界に閉じ込められ、一方的に狩られるだけの標的に成り下がってしまう。その中では当然ながらヒーローへの変身も不可能で、然も夢の中でカマキラーギンから与えられたダメージは現実の肉体にもフィードバックする仕組みとなっているため、もし「夢の中で殺されれば現実でも死んでしまう」こととなるのだ。


身体を小型化して音も無く忍び寄り、自身の作り出す悪夢の世界に閉じ込めて無力化し、一方的かつ確実に恐怖と共に抹殺する。これ程恐ろしい能力を持つカマキラーギンはまさしく「殺し屋の理想形」といっても過言では無く、宇宙一の殺し屋とか暗殺者の名も決して伊達ではない。


その反面として直接的な戦闘力が低く、劇中ではビリオンから腹パン1発入れられただけで即轟沈する程弱い事が窺える。また、悪夢を見せているターゲットが誰かに起こされると失敗するどころか、自身の存在を相手に知られる危険性があるし、能力の発動中に肉体を攻撃されると、夢の中の自身の精神も同じようにダメージを受けてしまう。


活躍

ドルドラの小箱の中から現れて等身大化すると、冒頭の台詞を並べ立てて大風呂敷を広げてみせる。するとビリオンから「口は達者だが、どうかな?腕の方は」と言われて腹パンを喰らい吹っ飛ばされると言う醜態を晒すが、直ぐにドルドラから「ハッハッハッハ、ああ見えても奴は生まれながらの暗殺者。カマキラーギンの能力の前に、ファイブマンは為す術も無く倒れるであろう!行け、カマキラーギン!ファイブマンに死を。お前の本当の力を見せてやれ!」と命じられ、改めて小型化して飛んで行く。


そして或る夜、マグマベースに潜入すると同時にカマキラーギンは就寝中のに悪夢を見せる。墓場から飛び出したもう1人の自分から「お前は死んだんだ」と告げられ、引きずり込まれる学。何とか抵抗すると、今度はカマキラーギンが襲い掛かった為に変身しようとするも何故か出来ない。


「無駄だ!ここは夢の世界。この世界は俺様のパワーに支配されているんだ!」


そう豪語するとカマキラーギンは学を追い詰め、右腕を負傷させると同時に墓に拘束。そのまま踏み潰して仕留めようとするが、激しくうなされる学を心配した兄弟が現実に駆けつけて彼を起こしたために未遂に終わってしまう。だが、その右腕にはカマキラーギンがつけた傷が生々しく残っていた…


翌日、昆虫採集の最中にうたた寝をするレミをターゲットに選んで悪夢を見せる。

遊園地のコーヒーカップで戯れる彼女の元へピエロの姿で近付くと、ジェットコースターに乗って突撃し、植物の蔦でレミを拘束して斬り殺そうとする。

これも結局は他の4人がレミを起こした事で未遂に終わってしまったが、彼女の頬には生々しい切り傷が残った為、昨日の学の件と合わせて自身の存在が完全に明るみに出てしまった。

そしてその晩、ファイブマンは彼を警戒して誰も一睡せず、運良く眠りかけたアーサーに起こされた為、結局は手出し出来ずじまいであった。


更に明くる朝、眠気覚ましに5人が公園でジョギングをしていると、カマキラーギンを援護する為にドルドラがバツラー兵を率いて登場。「今すぐ眠らせてやる。永遠にな!」と叫んでバツラー兵に催眠ガス入りの爆弾を投げ付けさせる。変身して応戦するファイブマンだったが、睡眠不足でまともに戦えず一時撤退し、そのままドルドラの思惑通り深い眠りに堕ちてしまう。そうしてカマキラーギンはチャンスとばかりに5人に悪夢を見せ、本格的に殺しに掛かろうとする。


…だがここで予期せぬ邪魔者が入ってしまう。5人の教え子で昆虫好きの昭夫が眠っている星川兄弟の元へ駆けつけ、近くにいたカマキラーギンを珍しいカマキリと間違えて捕まえてしまったのだ。

夢の中で止めを刺そうとするカマキラーギンだったが、現実の彼の肉体を昭夫が棒で突いたため、そのダメージを受けて悶絶。咄嗟に現実の昭夫に噛みつくも怒った彼に地面に叩きつけられた為、一時等身大に戻ってしまった。そして昭夫が5人を起こしたのを受けて再び小型化して逃げようとするも、文矢に捕まって完全に計画はご破算となった。


その後、変身した5人相手にバツラー兵と共に交戦するカマキラーギンだったがバツラー兵を全滅させられた挙句、自身もドルドラに「情けない…」と呆れられる程になす術もなく、ブラザーアタックとアースカノンの連続攻撃を受けて敗北する。


直後にドルドラが呼び寄せたゴルリン23号に吸収されて巨大化。巨大戦ではスターファイブと交戦するもジャンプキックを叩き込まれ、自身の反撃もスターシールドで防がれた挙句、逆に連続パンチを受けて怯んだところへスターハングビームで拘束され、最期はハングビームエンドを喰らって爆散した。


余談

  • 平成戦隊のシリーズとしては初のカマキリモチーフの怪人となった。
  • デザインは大畑晃一氏が担当し、『百化繚乱[下之巻] 』のデザイン画を見ると初期名称は「カマキルギン」であった。
  • 声を演じた大山氏は第14話でコウモルギンの声を演じており、続く第33話でもゴリワシギンのワシギン側の声を担当している。
  • カマキラーギン登場エピソードで昭夫少年が被っている帽子はクリーブランド・インディアンスの『ワフー酋長』モデルの物である。インディアンスは永きに亘る先住民団体の抗議活動により2018年からワフー酋長は使用しておらず、2022年からはチーム名もガーディアンズに変更する。もしもこのエピソードをアメリカの過激な人権団体が視聴することがあれば、円谷系の某作品のように、ファイブマンの第27話も将来は欠番にされてしまうかも知れない…

関連タグ

地球戦隊ファイブマン 銀帝軍ゾーン 銀河闘士 カマキリ 殺し屋 夢属性

井上敏樹:脚本を担当


カマキリネジラーマンディガー武士道サイマ獣ハガクレン:それぞれ90年代のスーパー戦隊シリーズに登場するカマキリモチーフの達。特にハガクレンは戦った相手が兄弟戦隊である点も共通。


ドーラエンドス:『恐竜戦隊ジュウレンジャー』に登場する怪人。ピエロの姿に化け、イエロー戦士を襲おうとした点が共通している。


壷道人:『五星戦隊ダイレンジャー』に登場する怪人で、登場回が第27話かつ当該話の脚本を井上敏樹氏が書いた点が共通している


デーボ・アックムーン:こちらも本人の素の戦闘力は低いが夢の中で相手を苦しめる能力を持つ共通点がある戦隊怪人。


エルム街の悪夢ホラー映画で能力のオマージュ元。


デス13:彼と似たような能力を持っているスタンド

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