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概要

「ドリフターズ」の世界における、東方の大国。かつては小さな王国だったが、60年ほど前に国父が現れてオルテ王国を滅ぼされた。

国父は「効率的な官僚制度」を導入し、「世襲による悪癖の除去と国富の分配」を行い、人間至上主義を唱えて「故意に作った一定数の差別階層」を作り出すことによって短期間で中央集権制を確立してオルテ帝国を建国。40年ほど前から周辺諸国に侵略して東方の大半を支配下に置く大国と化していった。


全盛期は黒王の軍勢ともまともに戦えるほどの勢力を誇ったそうだが、国父が掲げた国是「万年王国」に従い周辺の国や地域に手当たり次第に侵略・拡大を続け、占領地に住まう住人…とりわけ亜人種を奴隷化して露骨に差別および断種させる政策を強行したため、被占領地域の住人たちからは猛烈な怨嗟の念が禍根となってその後も長く渦巻くこととなった。

しかし、オルテ帝国にとって国父の国是に背くことは大罪であり、その国是に則って亜人種弾圧と侵略戦争を長きにわたって続行したため、数十年に渡って国力をダラダラとすり潰し、今ではほとんどの戦線が戦力・物資不足で膠着状態と化す手詰まり状態に陥っていた。


このような危機的状況のため、帝国一の大都市である帝都ヴェルリナですら既に往事の繁栄はなく、人影もまばらで傷痍軍人が日々の糧を求めてさ迷う廃墟のような様相を呈している。

にもかかわらず、国家の上層部は現状を楽観視して無駄な会議ばかり行っており、オルテ帝国建国の立役者であるサンジェルミ伯からは「この国詰んでる」と呆れられている。


しかし「結果はどうあれ人々を救った」と安倍晴明に評されており、今でこそひどい有様だが、往事は亜人種はともかく、人間達にとっては「良い国」ではあったらしい。



このように、本編開始間もない時点で既に国家として半ば末期状態だったものが、島津豊久織田信長那須与一ら漂流者(ドリフターズ)たちの一党が引き起こした「国盗り」によって窮状はさらに加速することとなる。


まず、長年奴隷としてオルテ帝国にこき使われていたエルフおよびドワーフら亜人種が、上記の豊久らドリフターズの一党の活躍によって解放されたことで短期間で大規模な反乱勢力と化し、彼ら亜人種が農奴・鉱奴として担っていた農作や鉱業ならびに工業を反乱に伴って放棄したため、帝国の食料生産力や工業力が大幅に低下。

これを皮切りに、東方の洋上では山口提督が指揮指導するグ=ビンネン通商ギルド連合軍による、巨大な猛禽を一種の攻撃機として用いた航空戦術によりオルテ帝国の海上戦力は多くの軍船を沈められて壊滅的な被害を被り敗北。

さらに北方の山岳地帯では口の悪い空神様スキピオに率いられた犬人猫人獣人族の大攻勢が発生し、こちらの戦線でもオルテ帝国軍は敗走を重ねるなど、同時多発的に発生した漂流者(と、これを密かに支援した十月機関)による争乱で、もともとジリ貧だった国力がさらにさらに低下し続けた。


その後、詰んだオルテを見限って豊久らの反乱勢に合流したサンジェルミ伯らによるクーデターと、奇しくも時を同じくして発生したラスプーチンおよび土方歳三廃棄物(エンズ)による帝都ヴェルリナ襲撃事件によってヴェルリナ市街地は大きな被害を受けたうえ、国家の首脳部や有力者らもこれに巻き込まれるかたちで拘束されたり、あるいは権力や財産を没収されるなどで衰退もしくは弱体化させられるなどしたため、これらの騒乱が決定打となり国父の思想に縛られた旧態の「オルテ帝国」としては事実上の滅亡状態となった。


その後は織田信長やサンジェルミ伯ら反乱勢力による実効支配のもと、人類廃滅を完遂すべく動き出した黒王の大軍勢に抗うため、敗残兵や難民を吸収しての戦力の立て直しや旧体制時代の敵対勢力との和平交渉などを急ピッチで行っており、サンジェルミ伯の尽力でグ=ビンネンとの和平および協力体制の確立に成功したこともあって慢性的な食料不足はヴェルリナを中心に徐々に解消されつつあるものの、世界的に決して予断を許さない状況なためか緊張状態は現在も続いている。


主な人物

アドルフ・ヒトラー

オルテ帝国国父。天才的な演説で民衆を扇動し、大規模な反乱を起こしてオルテ帝国を建国。国父として崇められるようになったが、後に理由不明の自殺をしたためすでに故人。以後「国父」の役職は空席となっている。本人は漂流者であるが、亜人種に対して残酷極まる差別政策を実施していたため十月機関からは廃棄物ではないかと疑われていた。


サンジェルミ伯

オルテ帝国の四分の一を領有する大貴族。彼がいなければ建国できなかったとまで言われる国家功労者。ヒトラーにはかなり振り回されたらしく、豊久らドリフターズの無茶苦茶ぶりをヒトラーと重ねることがある。因みに彼はナチスが弾圧していた男色家の傾向があるが、ヒトラーがそのことをどう思っていたのか謎。(まさか決別した親友の姿でも重ねていたのだろうか?)

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