地球において、大気中のオゾンは成層圏に約90%存在しており、このオゾンの多い層をオゾン層という。成層圏オゾンは、太陽からの有害な紫外線を吸収し、地上の生態系を保護している。また成層圏オゾンは、紫外線を吸収するため成層圏の大気を暖める効果があり、地球の気候の形成にも大きく関わっている。上空に存在するオゾンを地上に集めて0℃に換算すると約3ミリメートル程度の厚さしかないが、このように少ない量のオゾンが有害な紫外線を防いでいる。
オゾン層
おぞんそう
地球の大気中でオゾンの濃度が高い部分のこと