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ALERT


この記事は『機動戦士ガンダム水星の魔女』第6話「鬱陶しい歌」の重大なネタバレが含まれますので、ご注意ください。


ALERT















































「ハッピー バースデー トゥ……」



概要

エランショックとは、『機動戦士ガンダム水星の魔女』第6話「鬱陶しい歌」のラストにて起きた悲劇である。


解説

味方してくれる者が誰1人いないスレッタ・マーキュリーに優しくしていたエラン・ケレス(=『強化人士4号』)。その根底にあったのは、ガンダム・エアリアルに乗るスレッタが、ガンダム・ファラクトに乗る自分と同じ存在=「他人の成りすましを強いられた強化人士」であると考えたからだ。

しかし、エランがエアリアルに試乗した際に、GUNDフォーマットのバックファイアが一切起こらなかった事実を通し、その認識が誤りであると知ると同時に、「人生・家族・夢」など自分にないもの全てを持つ彼女への嫉妬心が湧き、態度を一変させ突き放してしまう。


ファラクトのテストを兼ねたグエル・ジェタークとの決闘で、エランは「自分が勝ったらスレッタと決闘する」と宣言。エランがグエルを負かした後、「自分が勝ったらエアリアルを渡せ」の条件で決闘を挑むエランに対し、スレッタは開始直前に「自分が勝ったらエランさんのことを教えて欲しい」と告白にも似た宣告をする。「ガンダムを操縦するためだけに作られ、自分の誕生日すらない」存在であると自分を認識するエランはその宣言に激昂し、決闘開始直後スレッタに対し「君は何でも持っている!友達も家族も、過去も未来も、やりたいことリスト……希望だって!だったら勝利くらい僕にくれよ!じゃなければ……不公平過ぎる!!」と自身の胸中を叫ぶ。


エアリアルとファラクトの凄絶な戦闘の末、決闘はスレッタが勝利する。

そして決着がついた瞬間、エランの脳裏に忘れかけていた「自分の誕生日を祝ってくれた母親の顔」が甦る

半壊したファラクトから自分を助け出したスレッタに、エランは自身にもかつては自分の誕生日を祝ってくれた人がいた事を告げる。

ようやくエランについて一端ながらも知る事が出来たスレッタは、「いいえ!私もエランさんの誕生日を祝います!」と伝えた。


後日、スレッタはエランと出かけるための待ち合わせをしていた。バースデーソングを歌いながら

場面は変わり、「スペアはまだある」「結果を出せない強化人士に用はない」と強化人士4号を用済みと判断したペイル・テクノロジーズCEO達にベルメリア・ウィンストンはフィードバックを取るまではどうか……と懇願するも拒否され、密室で拘束された状態のエランもバースデーソングを口ずさむ中でビームが照射され……


何も知らないスレッタが中々来ないエランをずっと待ち続けている姿を映しながら、第6話は終わる。


苏莱塔,其实我也有过生日待ちぼうけのスレッタ


「まだかな、エランさん」


余談

  • スナック菓子エアリアルとのコラボ企画において、スレッタと〈決闘委員会〉の3名がそれぞれ違う味のパッケージを担当していたのだが、エランの担当が直火で炙った焼きとうもろこし味であったために、一部視聴者が共通点を見出してしまって苦悩する事態に。
  • スレッタを演じる市ノ瀬は締めの台詞の収録の際に、直前に流れる4号の末路へ感情移入してしまいリテイクを受けたという。
  • ガンダムシリーズとのコラボを行っているカードゲーム「バトルスピリッツ」の公式ツイッターが放送直後にエランのカードを紹介したのだが、その詳細はというと…。
    • コスト4(強化人士4号)、アタック時、山札の下から一枚ドローする(代わりのエランを補充する)、アタック時、BP7000以上のスピリット(例:ガンダム・エアリアル)にブロックされた場合そのまま攻撃が通るが、エランが山札の下に送られてフィールドから退場するというえげつない原作再現仕様。
    • 重度のネタバレになる為このタイミングでの紹介だったと思われるが、公式の鬼畜ぶりに多くの視聴者が慄然としたのは言うまでもない。
  • この回の翌週は総集編となり、しかもそのタイトルは「まだ間に合う!『機動戦士ガンダム水星の魔女』スペシャル特番」である。上記のスレッタの台詞「まだかな、エランさん」の直後だったこともあり、視聴者からは「何も間に合ってない」という声が多くあがっている。
  • 「スペアはまだある」という発言とは裏腹に強化人士5号の用意が出来ておらず、インキュベーションパーティーに4号の代役として本物のエラン・ケレスが出向く事態となった。スレッタに対しては4号の真似をする本物という視聴者からすれば中々シュールな展開となった(無論、スレッタは目の前のエランが自分の知る人物ではないとは知らない)。
  • ビームが照射された直後のアスティカシア時刻は10:10であり、テン・コードになぞらえているものとすると1974年のAPCOプロジェクト14では10-10は「否定」、つまり4号の存在が否定された事となる。
  • 残念ながら死亡した可能性のかなり高い状態であったが雑誌などでは彼の生死を曖昧にした表現が多い。
  • そのせいか(ファンの願望もあって)4号生存説も存在する。確かに過去シリーズでも死んだと思われたキャラが結果的に生存していた例はあるが。
  • その疑問は最終話で意外な形で叶えられることとなる。

関連タグ

機動戦士ガンダム水星の魔女

エラン・ケレススレッタ・マーキュリー

粛清焼却処分


ろうそくみたいできれいだね:第6話の内容から、プロローグでのこのセリフと「ハッピーバースデー」の歌を思い出した人も多く、「誕生日をこんな後味悪く描く作品初めて見たわ」「日曜の夕方になんちゅうトラウマを植え付けてんだよ」「『ハッピーバースデー』の歌が呪いの歌になっちまったよ」といった声が相次いでいる。


直火で炙った焼きとうもろこし味まさかのコラボ事故。

フレッシュトマト味こちらはヤマザキビスケット公式がオンエア終了直後にツイートを行っている。

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