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もしかして⇒イーブル


CV:岸野幸正(ドラマCD版)


概要

青年期に登場する『光の教団』の教祖である、ワニ擬人化したような姿の魔物。

世界のほぼ中心に位置するセントベレス山を文字通り総本山とし、表向きは世界平和をモットーとした布教で多くの信者を集めている。

だがその実態は、秘密裏に世界中の人間をさらっては神殿建設の奴隷として過酷な労働を強いてきた邪教のカリスマ。その後に用済みとなった奴隷たちを洗脳し、信者に仕立てあげていたが、主人公一行の活躍により多くの奴隷が救出されている。生贄や口封じのために殺害するつもりという噂もあったが実際に行う予定があったかどうかは不明。

その一方で布教活動自体も活発に行なっており、『イブールの本』なる自身の教えを執筆した教典を出版している。


後にヘンリーの妻となる女信者であるマリアの事は、彼女の美しい容姿もあってか、侍女として取り立てる程のお気に入りであったようだが、自身が大事にしていた皿を割ってしまったという理由で奴隷にしてしまうという狭量さを見せる(ただし、小説版によると、彼女が割ってしまった皿は、式典用として非常に大事な物であったらしく、お金で弁償出来るような物で無かった貴重品だとすると、侍女から奴隷に落とされてしまったのもある程度納得がいく)。

また、ニンテンドーDS版ではマリアが子供の奴隷を庇ったのが原因で奴隷に落とした事になっており、放置してしまうと他の信者達への示しがつかない為、他の信者達への見せしめの様な形になっていたと思われる。


魔界へ行く前、そして(ビアンカフローラデボラのいずれか)を救出する最後の障壁となるボスとして大神殿の深部で待ち受ける。

敗北後にこの状況を「我らが神、大魔王ミルドラース様の予言通り」と許容。主人公に母は魔界にいる事を教え、ミルドラースに最後の力を願い魔界の扉を開けようとするが失敗。扉が開かない事に愕然とし、「そ、そんな…バ、バカな」と呟いて息絶える。リメイク版ではその後部下であるゲマに用済みと見限られ殺害される。その際の「ぎょえーーっ!!」という断末魔が印象的。

初期のスーパーファミコン版ではミルドラースの腹心とも言うべき立場であったが、リメイク以降は設定でも演出面でもゲマの地位が向上した為に、ただ人間を集めるだけの表向きの教祖やお飾りに成り下がってしまい、リメイク後の状況なども相俟ってヘタレキャラと化してしまっている。

勇者の一族に敗れてしまってもミルドラースの予言通りとしてすぐに受け入れるあたり、元々勇者に敗れて敗死する事は彼自身も覚悟していたと思われる。しかし、初期・リメイク版の双方で事実上ミルドラースに見捨てられるという哀れな最期を遂げている。


その為、現在ではゲマの噛ませ犬と化しているイメージが強いキャラクターである。が、何気に『ドラゴンクエストⅤ』では数少ないオリジナルグラフィックモンスター(色違いの敵が他にいないモンスター)である。なんせ彼以外はザイルブオーンラスボス隠しボスしかいないのだから。


ボスキャラクターとして

大神殿は馬車は進入不可であるが、イブールとの戦闘の際には馬車を召喚してくれるという、敵ながら正々堂々としている気もする。


元々の攻撃力は低く、「つうこんのいちげき」を除くと通常攻撃は一切行なってこない。使用してくる呪文や特技としては「マホカンタ」「イオナズン」「いてつくはどう」「かがやくいき」を駆使するなど、ボスキャラクターに恥じない強力なものが揃っている。

しかしながらSFC版では行動パターンが決まっている(しかも1ターンに1回しか行動しない癖に攻撃と補助を交互に使ってくる始末な)為、それを覚えてしまえば余程レベルが低くない限りは非常に弱い敵と化す。ただし、なまじHPが高いせいで通称HP無限バグが発動しかねず、これに陥ると流石にジリ貧となって勝ち目が無くなってしまう。またリメイク版では行動パターンが不完全ローテーションになっている為、ある程度の見極めが必要。

……馬車まで呼び出しておいて1回しか行動しないのは流石にいかがだろうか。尤も、リメイク以降でも完全2回行動のボスはエスタークしかいないが。


外伝作品等での登場

ドラゴンクエストモンスターズシリーズでは、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』から登場し、以後の作品にもずっと出続けている。

ジャミゴンズゲマも同作品がモンスターズシリーズ初登場であり、この4体を揃って戦闘に繰り出してくる他国マスターもいる。

しかし、『ジョーカー3』では部下のラマダの出演と引き換えに上記三人共々リストラされてしまった。三人が無事復帰を果たした『ジョーカー3 プロフェッショナル』でも結局復帰ならず。

長らくこのタイプのモンスターの亜種は登場していなかったが、『星のドラゴンクエスト』のギガバトルイベント『星盤の迷宮』にてブレイク系のような結晶に覆われたイヴァールという亜種が登場した。


小説版『ドラゴンクエストⅤ』では元人間にしてエルヘブンの民であり、かつてマーサに恋をしていたという設定で登場している。


余談

北米DS版では「King Korol」という名前になっている。この名前に関しては、当初某別のワニの悪役の捩りではないかと考えていた人も多かったが、実際言うとKorolはロシア語で王の意味を指す言葉である。



関連タグ

ドラゴンクエストⅤ

ゲマ マリア

クロコダイン/ワニバーン:同じくドラクエのワニ型のモンスター。

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