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概要

ファイナルファンタジーシリーズに登場するモンスター。

初出はFF6。ラストダンジョンである瓦礫の塔で登場するボスモンスター。

ゲームボーイアドバンス版では、さらなる上位種オメガウェポンが追加されている。


その後、FF10とレコードキーパーにて再登場するが、本項ではFF6に登場した個体を重点的に解説する。


能力

LV:67

HP:55000

MP:19000


アルテマウェポンの色違いの上位種で、2番目のパーティが対決することになる。

移動画面でのグラフィックは色を含めてウェポンと同一。

牢屋のような部屋に鎮座しているが、アルテマウェポン同様話しかけると会話無しに戦闘に突入し、戦闘画面に切り替わってからセリフが表示される。

このセリフ終了後に全身が発光し背中の歯車のようなものが回転するという演出が入り、戦闘が始まる。

ウェポンは特定の攻撃を行う際のみ歯車が回転していたが、こちらはこの時しか回転しない。

ウェポン共々「FFシリーズにおける、体の一部がアニメーションする初のモンスター」である。


ラストダンジョンに登場するだけあって能力は高く、毒・風・聖・地・水の5属性を吸収できる。また弱点属性を持たない。

ウェポン同様MPを0にしても倒せる。


敵を凍結させ行動不能にする技「ノーザンクロス」のほか、火属性の「サザンクロス」や青魔法「大海嘯」といった全体攻撃がメイン。

更に12回以上攻撃を受けると「未知の光がアルテマを包む!」というメッセージが表示され、最強攻撃魔法「アルテマ」を唱える。

その名とは裏腹にアルテマを唱えなかったウェポンとは違い、実際に使用する。


しかし世界崩壊後は高火力の武器や魔法が多数入手できるのでゴリ押しが可能である事や、アルテマの使用前に倒そうと思えば倒せる事、そして何よりバニシュデスの裏技が有効であることなどから、同じくアルテマを使う中ボスのマジックマスターより遥かに対処しやすい。


しかも倒してもセーブポイントが出現するだけであり、経験値や金は得られない。魔法習得値なら8得られるが、これはウェポンより2少ない。

それどころかウェポンと違ってそもそも倒さなくてもゲームを進めることができる。


戦闘BGMも、下位種であるはずのウェポンが大ボス用の曲『死闘』であったのに対し、こちらは通常ボス用の曲『決戦』。

更に後述の通り設定やキャラクター性が曖昧であり、BGMとセリフで荘厳さや威圧感を強調していたウェポンとは違い、ネタ方面でインパクトの強い存在になってしまっている。


貴重だがドレインの仕様の関係で使い道のないブラッドソードが盗める他、

同じく貴重だが利用価値の薄いアクセサリークリスタルオーブがレア枠で盗める。

ドロップアイテムは無し。


人物像

戦闘開始時のセリフは

「我が名はアルテマ…時の彼方に忘れ去られし者…」

「我は創造されて間もなく この地に安置された…」

「我は何をすべきなのか考え続けた…永い間、考え続けた…」

「その答えがようやく出たようだ…」

である。

出だしの「我が名はアルテマ…」こそアルテマウェポンのセリフと同じだが、それ以降は全く異なる。


「太古に作られし最高の力」を自称し「弱き生命体よ、消え去れ!!」と絶対の自信を持ってパーティを威圧していたウェポンとは違い、己の存在理由に悩み続けていた模様。


しかし彼が登場するのは前述の通り狭い牢屋の中であり、しかもよりによってすぐ側に洋式便器が設置されている

その為この牢屋自体がトイレの個室に見えてしまい、「造られてからずっとトイレに入れられていたのか?」「そんな小難しい事をトイレで考え続けていたのか?」「青魔法の大海嘯ってもしかして便器から…」と、プレイヤーからトイレの神様などと呼ばれてネタにされてしまっている。

しかも戦闘中のグラフィックこそ巨大だが、人間用の牢屋に入っているという事は実際の大きさはせいぜいライオンなどの猛獣程度という事で、ますます矮小感が漂っている。


何者なのか?

結論から言えば全く不明。アルテマウェポンと違って町の住民の話題などに出る事もなく、公式からの発言も皆無である。

唯一、書籍『ザ・コンプリート』に「長い間、存在を忘れられていた魔獣」という一文が載っているのみで、誰が、いつ、何のために造り出したのかも判明していない。

セリフの出だしが同じであることや、それ以降の物言いなどからして「ウェポンと何らかの関係があるが、性格は異なる」という事は推察できるが、それ以外は一切が謎に包まれている。


彼の配置されているトイレ……もとい牢屋は、世界崩壊前のガストラ帝国城に存在した牢屋と同じ構造で、ケフカ・パラッツォが芝居で入れられていた個室と同じものに見えるが、設定上も同一の部屋なのかまでは解っていない。従ってケフカとの関係も不明。


また瓦礫の塔自体が1年前に完成したものであり、彼が本当に創造直後に牢屋に安置されたのだとすれば、彼が誕生したのも1年以内という事になってしまい、「時の彼方に忘れられし者」という自称が非常に大袈裟なものとなってしまう。


これらの不可解な点と状況証拠により、プレイヤーから様々な考察がなされている。

  • ケフカがウェポンを参考に戯れで造り、そのまま放置していた
  • 魔大戦時にウェポンの発展型として造られたが実戦投入前に大戦が終結し、封印されていた
  • (「バスター」という名前からして)逆に魔大戦時、ウェポンを倒すために、ウェポンへのカウンターの存在として別勢力が造り出した
  • 元々は古代城などの別のダンジョンで出す予定だったが、ソフト開発の都合で瓦礫の塔に廻され、セリフだけ修正されなかった

仮にケフカが造ったのだとすれば、彼が見出した「己の存在理由」とは「主人公達を倒すこと」となるため、一応整合性は取れる。

またウェポンと似た目的で造られたのだとすれば「弱き生命体を消しさること」が答えだったのだろう。


いずれにしても、「創造されて間もなくこの地に安置された」「永い間考え続けた」という重々しいセリフと実際に配置されている場所との噛み合わなさが、奇妙な存在感を醸し出しているモンスターである。


そして同名の武器は存在せず、それどころかアルテマウェポンやオメガウェポンと違ってFF10まで再登場の機会もなく、しかもいざ再登場したら似ても似つかない姿になっており、その上「不浄液」などという技を使うものだから「やはりトイレの…」とますますネタにされ…という、なんとも不遇な存在であった。



関連タグ

FF6 / ファイナルファンタジー6

牢屋 トイレ トイレの神様


ドーベルマン1号:『ライブアライブ近未来編にて、筑波研究所のトイレに入ると襲ってくるサイバネティックな番犬。奇しくもアルテマバスター同様、創られしものである。

近未来編ではレベルを一定以上に上げると、通常の敵からは経験値が得られなくなる。さらにレベルを上げるには、コイツを召喚する為に何度も便器に座る必要がある。


きゅうきょくキマイラ:『MOTHER3』第8章にトイレだらけのダンジョンがあり、とある個室に潜伏している。触れたら強制敗北

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