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アビスベル=覇統=ジャシン帝

あびすべるですべるじゃしんてい

《アビスベル=覇統=ジャシン帝》とはTCG『デュエル・マスターズ』のクリーチャーの一種。アビス・レボリューション編でのジャシン帝の最終形態。
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ついにを本気にさせたな!!


支配を謀る者共よ!究極の敗北をくれてやるわ!

概要

DM23-EX3『アビス・レボリューション 外伝 邪神と水晶の華』にて登場したアビスロイヤルにして、《アビスベル=ジャシン帝》の決戦形態。

前形態バイクライダースーツと変化球だったのに対し、こちらはに跨り《邪鎧デ=アムド》を鎧として纏い、闇の絶対君主としての風格ある姿になっている。


また、愛馬に騎乗した姿は、《ジョリー・ザ・ジョニー》を想起させる部分があり、皮肉にも彼は『邪神と水晶の華』でジャシン帝がこの姿で戦った《クリス=タブラ=ラーサ》と同じ無色クリーチャーで、ジャシン帝ともストーリーの進行と共に形態変化をするという共通点がある。


恒例の世界の名画風シークレット版は、《深淵の三咆哮バウワウジャ》と同じ『サン=ベルナール峠を越えるボナパルト』。

この名画は複数枚存在し、背景の色からヴェルサイユ宮殿所蔵の2枚目がモチーフだと思われる。



効果

レアリティOR
コスト/自然文明(10)
カードタイプクリーチャー
種族アビスロイヤル
パワー17000
能力革命チェンジ:コスト7以上のアビス
T・ブレイカー
相手のコスト10以上のクリーチャーがあれば、このクリーチャーは離れない。
自分のシールドがブレイクされた時、相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。
終極宣言:自分のターンのはじめに、アビス・クリーチャーを好きな数、自分の墓地またはマナゾーンからコストを支払わずに召喚してもよい。ただし、それらが出た時にトリガーする能力は、トリガーしない。このターン、それらのクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できる。(「終極宣言」は、ゲーム中に一度だけ使える)

革命チェンジ条件が「コスト7以上のアビス」と大型化しており、他の革命チェンジから経由するか、大型アビスを運用するデッキでの採用となるだろう。

背景ストーリーでの《アビスベル=覇=ロード》からのパワーアップをなぞっているようにも見える。


第1の固有効果は、相手のコスト10以上のクリーチャーがいれば無敵化する効果。

条件の厳しさから、狙って使うには正直微妙。

コスト10以上となると、それこそ相手の切り札がゼニスの様なデッキに限られ、当然相手が採用してない、または使ってこなければ機能しないのは非常に痛い。

使えればラッキー程度に考えるべきか。



第2の固有効果は、シールドブレイクに反応するカウンター。

冥界を統べる新月のハーデス》に似た効果だが、「シールドが離れた時」に能力が発動するあちらより条件が狭い。

ブレイクなので、自分の《デビル・ドレーン》や《福腹人形コダマンマ》等のシールド回収では誘発しないが、ブレイク扱いである《黒神龍アブライゼ・ドルバ》や《ドラン・ゴル・ゲルス》とのコンボは有効。

基本的にはカウンターでの破壊だが、ブレイクさえすれば手段もタイミングも指定無しなので、今後のカードプール次第では思わぬコンボが見つかるかもしれない。


月と破壊と魔王と天使》ならシールド補助&オシオキムーン誘発で相性が良い。

もっとも、このカードを使うならアビス中心構築なので、タッチで光文明を採用するぐらいにするべきか。

革命チェンジ中心のアビスなら自然文明を採用する為、マナゾーンの狙ったカードをシールドに仕込める《深緑の魔方陣》とも相性が良い。



最後に終極宣言。

効果は《シス=魔=シャル》と似ているが、あちらが3体まで蘇生で登場時効果が使えるのに対し、こちらは無制限だが効果が使えない。

一見すると出しやすさも含めてシスの方が強そうだが、こちらは『召喚』扱いなので、《ガル・ラガンザーク》等の一部踏み倒しメタ効果をすり抜けられる。

また蘇生させる数に制限が無く、マナゾーンからも展開できる為、このクリーチャーを出せるデッキなら高コストアビスも採用する事になり、アビス版&調整版の《轟破天九十九語》の様に使える。

マナ加速と墓地肥やしから、強力なクリーチャーで一気に制圧する準備を整えられる。



優秀なメクレイド8持ちの《ノラディ:ド:スルーザ》、チェンジ元になれる上に相手の行動を縛れる《深淵の螺穿ラゼル=ズバイラル》等、繋ぎとして有効なカードは多く、これらは登場時以外でも活用できる点で優秀。


扱いやすいコスト軽減効果持ちの《ド:ノラテップ》の他、《アビスベル=ジャシン帝》のコスト軽減&アビスラッシュ付与も、大型アビスの補助として有効。

またアビスラッシュの様に即座に攻撃でき、前形態の《アビスベル=覇=ロード》でマッハファイターを与えればクリーチャーにも対応可能。

チェンジ元にもなる為、並べられれば強力。


運用上の問題はやはりコストの重さ、そして革命チェンジ条件の要求値だろう。

一応、既存の7コスト帯アビスには《ドアノッカ=ノアドッカ》、《悪灯トーチ=トートロット》等、優秀な防御札となるトリガーが存在する。

他の革命チェンジを経由せずに出せ、尚且つ優秀なトリガーなので、これらを意識しつつ出せればラッキーと思うべきか。


同パック収録の《邪騎スベルニル》は墓地肥やしとサルベージでこのカードのサポートに使え、条件を満たせばコスト5で出せるチェンジ元かつアビスラッシュ持ちの強力なツインパクト。《覇統=ジャシン帝》の確保と終極宣言の仕込み、そして革命チェンジ元として運用できる。

同様に、《邪鎧デ=アムド》も墓地肥やしからのサルベージが可能で、マッハファイターで即革命チェンジが可能。相手のシールドをブレイクすることを避けたい場合はこちらを優先するのも手。

デザイナーズコンボとなるこの2枚はどちらもデッキを掘り進めながら《覇統》の確保&チェンジの補助なので、なるべくセット運用すべきだろう。


従来の黒緑アビスデッキに手を加える形となるので、水文明を加えて《ガイアッシュの海地図》を採用するのもアリか。

覇統のコストを2下げる他、他のコスト8以上のアビスも2コスト軽減しつつ、防御札となるタマシードなので、そこまでデッキの動きを阻害しない。

水採用型なら《邪杯と魔術の決断》等、優秀な手札交換も使える為、非アビスとの混合でもデッキを回せる。


後に登場した《シェルフ=ガーチェルフ》でチェンジしやすくなった。

ブラッディ・ツヴァイクロス》等で墓地が5枚以上あれば、ガーチェルフは2マナで召喚しつつエレメント除去が打てる為、邪魔なクリーチャーを除去しながらチェンジの準備がしやすくなった。



総括すると、癖こそあるものの、使いこなせれば面白い動きを見せるかもしれない1枚。


背景ストーリー

アビス・レボリューション

深淵に向けての魔力砲を防いだ《アビスベル=覇=ロード》だったが、太陽の力を獲得した《竜皇神ボルシャック・バクテラス》の奇襲を受け、初めて明確なダメージを受ける。


太陽と成ったバクテラスの力に敗北の可能性を感じ、深淵へと一時撤退を選択。

そして深淵で愛馬であるスベルニルと合流し、スベルニルに騎乗しデ=アムドを纏った最強形態、《アビスベル=覇統=ジャシン帝》としてバクテラスと再度激突する。


ボルシャックの歴史そのものを纏うバクテラスとの戦いは熾烈を極め、ジャシン帝は戦いの果てに奥の手である終極宣言を発動。

その力は文明1つを簡単に滅ぼすほどの力で、超獣世界への影響も凄まじく、バクテラスは仲間の為に自らを犠牲にして終極宣言を受け止める覚悟を決める。

その時、弱い心が消えたバクテラスから《DARK MATERIAL COMPLEX》が分離。

ジャシン帝が倒すべき敵と定めた絶対悪が突如現れた為、標的をCOMPLEXに変更。


COMPLEXとの戦いにて、互いに闇のマナを力の源とする故の相性の悪さから決定打を与えられずにいたところへ、かつてジャシン帝を封印した片割れ、《富轟皇ゴルギーニ・エン・ゲルス》が乱入。

事態を正確に把握していたエン・ゲルスの協力で、目的であったCOMPLEXの破壊を成し遂げたのであった。


かつての封印戦争で自分を打倒した2つの力に助けられた形になった為、ジャシン帝は何とも言えない表情になっていた。



しかし、その直後に《暗黒剣フラヴナグニル》の奇襲でバラバラに解体されてしまう。

魂を分離させることで完全な死亡は免れたが、そのまま肉体を持ち去られた為、半実体の姿の《邪魂の王道ジャシン帝》になったと思われる。


邪神と水晶の華

上位存在と同格の存在かは不明だが、過去にゼニス・セレスが支配していたとある世界に来訪した事が判明。

基本上位存在以外では平行世界の行き来はできない為、ジャシンが上位存在なのか、または平行世界の存在を知る規格外過ぎるクリーチャーなのかは不明。


多くの命を弄び支配する《クリス=タブラ=ラーサ》とは面識があるようで、ゼニスの力を得て力を増したタブラ=ラーサに一度退けられるも、逆に逆鱗に触れ本気の姿である覇統になり、圧倒的な力で消し炭にしている。


アニメ

「我がアビスの前では、善も悪も、生も死も、火も自然も、水も光も、闇さえも無力。世界よ跪け!我こそは全てを総べる王なり!」

「ハーッハハハハハハ!我こそが全てのアビスを統べる覇王、アビスベル=覇統=ジャシン帝よ!」


アニメ『デュエル・マスターズWIN』では、真の姿として扱われていた背景ストーリーや漫画とは異なり、「決闘学園編」における邪神くんこと《アビスベル=ジャシン帝》の最終形態として登場。

「邪神くんの本気を見たい」とウィンが口にしたことに触発され、ウィンと闇のマナを極限まで共鳴させることにより、《アビスベル=覇=ロード》のカードがこのカードに変化する形でパワーアップした。その際に邪神ゾーンの月を背に、ナポレオンの肖像画のようなポーズと共に登場している。(前述のシークレット版モチーフが由来だろう)


アビスラッシュで出した《邪騎スベルニル》から革命チェンジで登場することがお約束となっており、革命チェンジ時はそのまま馬上に現れる演出となっている。上述の口上では《ボルシャック・ドラゴン》を筆頭に、各文明のカードを闇に包む演出があり、世界を総べる覇王である事を強調している。


その後、VSカイザ戦で初使用。

トリガーで出た《スベルニル》の呪文側《「我が愛馬よ!!」》で相手のマナが増え、唱え終わった《我が愛馬》が墓地に落ちたことにより、スベルニルを5マナで呼び出す準備が整い、アビスラッシュからの革命チェンジで《覇統=ジャシン帝》にチェンジ。

そのままカイザのシールドをブレイクし、返しのターンの猛攻も除去効果で対応。

返しのターンに終極宣言で大量のアビスを展開し、《ボルシャック・ヴォルジャアク》の終極宣言で敗北しない状況でもカイザを追い詰める。


またこの時のウィンは、シールドを一時的に追加する《マリッジ・ブルー》を採用しており、これがカイザの猛攻に対して首の皮一枚繋がる結果となった。


最終的に、最後のシールドから《アポカリプス・デイ》をカイザが引き当てるも、バクテラスがいる状況だった為、ジャシン帝の無敵化条件を満たし、全体除去を凌いでそのままフィニッシュを決めた。


最終決戦のヒーローウガタ戦でも使用。一時は《DARK_MATERIAL_COMPLEX》の攻撃で破壊されてしまったが、スーパー・S・トリガーの《冥王の牙》によって蘇生しつつ、《COMPLEX》から踏み倒された《ジョリー・ザ・ジョニー》のエクストラウィンを阻止。

その返しのターンに終極宣言を発動してアビスを大量に踏み倒して《COMPLEX》を撃破するのだが、踏み倒されたアビスはこれまでデュエマパートでCGで登場した全員(但しフォック、トートロット、シスの前の姿は登場せず。)、更にBGMは影山ヒロノブ氏が歌う『決闘学園編』1クール目のオープニング「Winner Win!」という胸熱仕様になっている


ウィン「アビスベル=覇統=ジャシン帝で、ダイレクトアタック!!」


「闇を統べるのはこのジャシン帝だ!奈落へ堕ちろ!!」


漫画版

デュエル・マスターズWIN 決闘学園編

「よう、ウガタ!おどろいたかな。」

「余もおどろいたぞ。伝説の邪神装備がよみがえったのだ。」


こちらでもヒーローウガタもといCOMPLEX戦で登場。

ジャシン帝はこの姿になれた事に上機嫌であると同時に驚いており、邪神装備の中でも莫大な悲しみと怒りのマナを必要とするスベルニルも蘇ったは事からウィンが覚醒した事を確信し、笑みを浮かべた。


「ウィンよ。ついに目覚めたか……。」

「滅びより生まれし……、闇の王よ‼」


だがこの直後、ジャシンにとってもウィンにとっても、とんでもない事態が…



Duel Masters LOST~追憶の水晶~

「ふはははは、やっと来たか!俺様の出番が!」

「あとは、われらに、まかせろ!!」


第6話にてクリスタとのデュエルでウィンがこのカードを使用。

手札が空の状態から今引きした《アビスベル=ジャシン帝》のコスト軽減能力と合わせて愛馬《邪騎スベルニル》をアビスラッシュし、革命チェンジで呼び出した。アニメと同様に、ジャシン帝がスベルニルに飛び乗る形で登場している。

得物の断絶断命剣でクリスタに攻撃するが、パワー28482のブロッカーである《クリス=タブラ=ラーサ》に阻まれて逆に反撃を食らってしまう。しかし、除去耐性で生き残った。

直後のクリスタのターンでウィンは残りのシールドを全てブレイクされてしまうも、シールドトリガーと《覇統》のカウンター能力でダイレクトアタックを阻止。そのまま終極宣言を発動して大量の打点を揃え、さらに《魔天降臨》によるランデスで《タブラ=ラーサ》の敗北回避を封じ、逆転勝ちを決めた。


余談

無敵化の条件がコスト10なのは、ストーリー上のライバルであるバクテラスがコスト10、そして収録パックにはかつてジャシン帝が戦ったゼニス達が登場している為、ストーリー上の関係を再現したものと考えられる。

同じくコスト10であるバクテラス相手には無敵になるが、コスト1のCOMPLEX相手だと相性が悪いのもストーリーの再現と言える。


関連動画


関連タグ

デュエル・マスターズ デュエル・マスターズWIN

クリーチャー(デュエル・マスターズ)


アビスロイヤル

アビスベル=ジャシン帝

アビスベル=覇=ロード


ジョリー・ザ・ジョニー前作主人公の切り札で、馬に跨ったエース繋がり。アニメ版の最終決戦でまさかの対峙となった。


「祝」の頂ウェディング(デュエル・マスターズ_プレイス):DM23-EX3のCMナレーションで共演している。


ナポレオン・ボナパルトフランス軍人政治家。シークレット版の元ネタ。

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