概要
1980年に「漫画アクション」にて連載開始。連載開始当初の題名は『ほんにゃらゴッコ』だった。
以後1999年に「まんがタウン」に移籍、2006年からは「週刊大衆」にも掲載されている。なお、「まんがタウン」が2023年12月に廃刊となったため2024年2月を目処に「漫画アクション」に復帰する事になった。単行本は2023年2月時点で67巻発売されている。そういう根強い人気を誇ってるためか、『クレヨンしんちゃん』、『鎌倉ものがたり』に並んでキラーコンテンツと揶揄されている。
2005年発売されたトリビュート増刊では『クレヨンしんちゃん』とのクロスオーバーが実現。
その縁もあってか『クレヨンしんちゃん』の作者たる臼井義人が急逝してからはしばらくの間だが「まんがタウン」の顔を勤めた。
エスカップやビューカードのCMに出演したことがある。
テレビアニメ化・実写ドラマ化されている。いずれも後述。
内容
ほんにゃら産業に勤めるいたずら好きのサラリーマンかりあげ正太が巻き起こす珍騒動の物語。
当時実際にできた出来事や社会情勢を取り込む描写があるのも特徴で、スマホがはやり始めると登場人物がスマホを持ち始めたり、当時流行った名言、ドラマのなどの話題もたまに見られる。
登場人物
CVはテレビアニメで演じた声優、演は実写ドラマでの配役
かりあげクン / かりあげ正太(CV:塩屋翼 / 演:戸塚純貴)
本作の主人公。詳細は当該項目のかりあげ正太を参照のこと。
ほんにゃら産業営業課長。かりあげの業績不振と奇行に頭を痛めており、しばしば彼に対して厳しく接するがよく一緒にゴルフをしたり飲みにいったりもしており、プライベートでは友人関係にあると言える。ただ、その口うるささや厳しさから、必ずしも部下や後輩からの評価が高いわけではない。
また彼自身も法事で休むとウソをついてゴルフに行ったり、かりあげとの勝負に負けて思いっきり悔しがったりとお茶目な一面がある。
家庭はいわゆるかかあ天下であり、最終決定権は夫人にある。
木村課長の息子。成績表はオール4と秀才の面がある。かりあげとの仲もよく、一緒にイタズラを仕掛けることもしばしば。
よく木村課長に叱られていたが、かりあげの登場によりお返しかどうかは謎だが木村課長にイタズラを仕掛けるようになった。
ほんにゃら産業の社長。厳しい面があるがそれは社員のためであり、実は優しい。また比較的ノリが良く、かりあげのいたずらに加わることもある。また先代の売り上げが今代の3倍ぐらいあったため、今のままだとアルミ像(銅像に使われている銅はアルミの約3倍の価値なため。)になるとかりあげに言われたことがある。
誕生日は9月10日のおとめ座。しかしその事実を知った社員たちが気味の悪さに吐いた事がある。
かりあげが住んでいるアパートの大家。家賃をなかなか払わないかりあげに手を焼いてるもののなぜか関係は良好である。
かりあげの友人。メガネで表情が読めない(メガネがすけると古川と区別がつきにくくなる)
かりあげの友人。メガネが透けている。基本的にかりあげに対してツッコミ役に回っている。オンボロ車持ちで、同乗者を恐怖に陥れることもしばしば。
営業成績トップのエリート。しかし成績ビリのかりあげとともに安月給を嘆くことも。
またキザなところがある。
社内のマドンナ的存在の美人社員。
係長(アニメでは太子さん(村田太子)、ドラマでは太田裕子名義)
課長に次いでかりあげのイタズラの被害者。しばしば体型をネタにされる。
ややヒステリックな面が目立ち、イタズラを仕掛けてきた彼に対し暴力的な突込みを入れることがしばしば。(かりあげ以外には振るわない。)
またパンチングマシーンのバルーンをぶっ飛ばすほどのパワーも持つ。
因みに31巻にてデビューした頃は肩書きが「主任」だった。
アニメからの逆輸入キャラであるものの原作での氏名は明かされていないが、テレビドラマ版では上述のとおりアニメ版とは別の名前が設定されて他の女子社員の女優よりふくよかであるが、第5話で韓流ドラマ好きで韓国語をマスターしているのが判明する傍ら「華奢」と評する発言があり自身を客観視出来ていない。
社長秘書。社内でも美人。
アニメ版における係長。郊外にマイホームを買った。
大家さんの孫。もみあげクンが兄で、おかっぱちゃんが妹。
かりあげクンのことを『からあげクン』『からあげからあげ』等と呼んだりしている。
『あのね、ボクの名前はからあげじゃなくてかりあげ』
ゲーム
連載開始から30周年を記念し、株式会社スナウトよりMobage「かりあげクン」~カードでイタズラ大決戦~ が提供されていた。
アニメ
1989年10月から1990年12月にかけてフジテレビにて全59回、話数にして177話が放送された。フジテレビ系列局のごく一部に加えてテレビ朝日系列局とTBS系列局各約1局ずつでも放送されている。また、後述の実写ドラマ版の放送に合わせる格好で2023年1月から3月にかけて1~10話および12話と13話がBS松竹東急でも放送されている。
アニメーション制作は東映アニメーション。シリーズディレクター(監督)は『ひみつのアッコちゃん(第2作)』を担当した芝田浩樹。キャラクターデザインは香西隆男。
主題歌
オープニングテーマ
「夜の銀ギツネとタヌキ」
歌:うしおと一郎(両者とも大御所のアニソン歌手で、うしおは『ドラゴンボール』のED曲『ロマンティックあげるよ』などで有名な橋本潮。一郎は『マジンガーZ』の主題歌などで知られる水木一郎である)、作詞:森雪之丞、作曲:池毅、編曲:藤原いくろう
エンディングテーマ
「かりあげクンのかりあげ一日(ぐらし)」
歌:いけたけし、作詞:冬杜花代子、作曲:池毅、編曲:藤原いくろう
実写ドラマ
2023年1月7日から3月25日にかけてBS松竹東急にて放送された。
全12話。
関連動画
第一話・東映アニメチャンネルの公式配信。
関連タグ
からあげクン:なんとかりあげクンが名前の由来。そして連載40周年を迎えた2020年9月にはまさかのコラボが実現した。