概要
※ただし危険度や人類友好度等の評価は作中登場人物の稗田阿求による。
ルーミア(Rumia)は、東方紅魔郷1面ボスで、スペルカードルール実装後最初に戦うボスである。
闇を操る妖怪。数多いる妖怪の一匹で、基本的に神社周辺に出没する。
人喰い妖怪であるため危険度は高めだが、妖怪の中では弱い部類に属すため、比較的対処しやすい。実際、作中では紅霧異変解決に乗り出した主人公たちに何の考えも無しにちょっかいをかけ、容易く撃退されている。
日光に弱いらしく、日光にさらされると目に見えて弱体化する。なので基本的には夜行性だが、能力で日光を遮断すれば昼間でも活動出来るようだ。
ただし闇で自身を覆うと自身の視界も奪われてしまうため、よく木にぶつかる姿も目撃されている。本人はそれも闇の風物詩というだけで、特に気にしていないようだ。
ZUNの談によると、「闇を操るという強そうな能力を持ったキャラクターを*出落ちとして一番弱い1面ボスに置きたかった」という理由でルーミアが配置されたという。
容姿
姿は幼い少女で、目は赤、髪は黄色のボブ。白黒の洋服を身につけ、スカートはロングである。イメージカラーは黒。
左側頭部に赤いリボンをしているが、実はこれは「お札」。誰が何の為に付けたのか、取りたくてもルーミア本人は触ることすらできないなど、謎が多い。
身長は「低」。「10代前半の人間だとしたらかなり低い部類」。
両手を左右に大きく広げたポーズをよくとっており、
後の登場作品でも同様のポーズをとっているなど、なにか理由が在るのかもしれない。
性格
容姿同様、幼く単純かつ、つかみどころがないため、あまり会話は成立しない。目的意識もなく一日中あてもなくふよふよと空を飛んで過ごしている能天気者。作者にも何の為に生きてるのか不明とまで言われている。
人間を襲うのが妖怪の仕事らしいが、同時に最近人間が襲われてくれないとも発言しており、待ち伏せを提案された際には『面倒くさーい』と返したりしているなど、かなり物臭な面もあるようだ。
闇を操る程度の能力
周囲を闇で球状に包み込むことで昼間でも夜と同じ暗さにする。この闇は魔法の闇で、松明など内部の光源をも無効化し、迷い込んだ人間の視界は無いに等しく、闇に乗じて襲われるとひとたまりもない。
闇を本人の周囲に限定して展開している場合は、傍からは謎の黒い球体に見えるため、
非常に不気味である。暗闇の化け物として知られていて、普段から恐れられているが、その姿を見た者は余りに幼い少女なので拍子抜けする。その姿を隠す為にも闇で包むという。なお、この能力はあくまでも補助で、実際に人間を襲う時は妖怪らしく力業で行う。
欠点として“使用者本人も”視界を奪われてしまう。阿求からは(ぶつかった姿を想像すると)「黒い塊が途端に面白くなる」と注釈を付けられてしまった。
スペルカード
東方紅魔郷
スペルカード名 | E | N | H | L | EX | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
月符「ムーンライトレイ」 | 〇 | 〇 | ||||
夜符「ナイトバード」 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
闇符「ディマーケイション」 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
東方文花帖
スペルカード名 | ステージ | 備考 |
---|---|---|
闇符「ダークサイドオブザムーン」 | LEVEL1 SCENE4 | |
夜符「ミッドナイトバード」 | LEVEL1 SCENE6 |
元ネタ
十字架・十進法
- 森博嗣の短編集「まどろみ消去」の一節より。
- 萌絵は、両手を顔の横で広げみせた。人類は十進法を採用しました。というジェスチャではない。
- ルーミア「「聖者は十字架に磔られました」っていっているように見える?」
- 霧雨魔理沙「「人類は十進法を採用しました」って見えるな」(『東方紅魔郷』魔理沙ルート STAGE 1)
Rumia
- ポーランドの地名。スペイン語で反芻(一度飲み下した食物を口の中に戻しかみなおして再び飲み込むこと)、転じて沈思、黙考、繰り返しの考え。
- タヒチの神話における、世界の始まりにあった貝殻。ルミア(さかさまを意味する)。
創造神タアロアはルミアの中で生まれ、ルミアの欠片から天空の円蓋と大地を創った。
- ルーマニア(Roumania)は、吸血鬼レミリア・スカーレットがその末裔だと自称するヴラド・ツェペシュの国。
- ルーミエ(Roumier)はブルゴーニュワインの一族。ワインは「聖なる血・英知・青春・真実」などの象徴。
Lumia
- 美術用語。「光の芸術」「色彩音楽」とも。鍵盤操作による光で画面に多彩な抽象的形象を映し出す芸術。演劇や音楽の効果、建築の照明に動く色彩として用いられた。1920年代に流行。
- ラテン語の「ルーメン (lūmen)」、「光」の意。光の量を計測する単位のひとつでもあり、記号はlm。
夜符「ナイトバード」
- ルーミア「あら?夜しか活動しない人も見たことある気がするわ」
- 博麗霊夢「それは取って食べたりしてもいいのよ」(『東方紅魔郷』霊夢ルート STAGE 1)
闇符「ダークサイドオブザムーン」
- ムーン(moon)
月。月の女神アルテミス(ギリシャ神話)、ルナ、ディアナ(ローマ神話)の連想。女性・純潔・無節操などを象徴。動詞:うろつく、ふらふら彷徨う。~をぼんやりと見詰める。
- 射命丸文「貴方は昼間はふらふら飛んでいるだけみたいですが、夜はどういった活動を行っているのですか?」
- ルーミア「別にー? 夜もふよふよ飛んでいるだけだけど」(『東方文花帖』(書籍))
二次創作
そーなのかー
ルーミアの台詞にして名言とされ、「そーなのかー」を連呼したり、語尾に「〜なのかー」や「わはー」などの口調が定着しつつあるという。実際の発言は紅魔郷の「そーなのかー」と文花帖(書籍)の「へーそーなのかー」の二回のみで、ましてや「〜なのかー」、「わはー」といった台詞は存在しない。
バカルテット
バカルテットとはチルノ、リグル、ミスティア、ルーミアの4人をまとめた呼称。
書籍文花帖にてルーミアがあまり何も考えてなさそうなキャラクターで描かれていたため、二次創作界で、カルテットの一人としてまとめられた。
詳しくはバカルテットの記事にて。
カニバリスト
食人、つまり人を食うこと。原作でも珍しく人を食べる事を明言されている妖怪であるため、イメージ付けとしてよく強調される。幼い姿で、というギャップが狙えるからかR-18方面でも人気がある。
ちなみに本来カニバリズムとは「人が人を食べる」行為や慣習であり、妖怪であるルーミアには実際は当てはまらない。
また、東方Projectにおける妖怪は人間を捕食するのが一般的であり(東方求聞史紀などに記述有り)、人肉を喰らうのはルーミアに限った特徴ではない(ルーミア以外の個人では紅美鈴、八雲紫などが人喰いと明言されている)。
食いしん坊
上記のネタから発展したネタでとにかく良く食べるキャラとして描かれることも多い。
EXルーミア
ルーミアが封印されし真の力を解放した姿。その力はEXTRAボスに匹敵する(もしくはそれ以上)・・・という二次設定である。創作妖怪の「空亡(そらなき)」と関連付けられることもある。ちなみにルーミアの登場は2002年8月(『東方紅魔郷』)で、空亡(そらなき)の登場は2006年9月(『大神絵草子 絆 -大神設定画集-』)である。
関連イラスト
関連タグ
そーなのかー わはー ● るみゃ 人類は十進法を採用しました 聖者は十字架に磔られました
カップリング・グループ
霊ミア ルーマリ ルーチル リグルミ るーみすちー ルミフラ ルー霖 ルー宮 みょんミア るーこい
関連企画
毎月七日はルーミアの日 毎月八日はルーミアの日に間に合わなかった人の日
ルーミアだらけ ルーミアを泣かせ隊 ルーミアを恥らわせ隊 エロマックルーミア
二次創作キャラ
EXルーミア 長髪ルーミア 大人ルーミア 乳みあ るーみにゃ ルーミアード ぷるーみあ