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もしかして → 首無(『ぬらりひょんの孫』の登場キャラクター)

概要

葦名の各地に出没する怨霊。中ボスとして扱われる。

名前の通り、首を欠いた青白い肌の巨漢の姿。赤子のような「太郎兵」、元力士である「うわばみの重蔵」といったほかの巨体キャラクターと違い、ぶよぶよとして生気のない体は水死体を思わせる。生前からの得物なのだろうか、怪しく光る大太刀を武器に襲い掛かってくる。


元は護国の勇者と称えられた、優れた武者だったとされる。だが何時しか狂っていき、道を踏み外して非業の最期を迎えたという。

彼らの霊を鎮める首塚にも参る者はなく、結果として各地に怨霊として出現している。




戦闘

SEKIROにおけるトラウマボスの一体に数えられている。

その恐ろしい外見もさる事ながら、金切り声のような尺八を用いたBGMや攻撃方法、そして後述の特性もあいまって多くのプレイヤーにトラウマを植え付けた。


まず怨霊である首無しに対しては通常攻撃がほとんど通用しない。

効果的なダメージを与えるには、怨霊の類に攻撃を通せるようになる「神ふぶき」というアイテムで刀をエンチャントする必要がある。

一部義手忍具も有効であり、仕込み傘派生の「鳳凰の紫紺傘」、火吹き筒派生の「瑠璃の浄火」が該当する。


攻撃方法は髪の毛飛ばし、剣戟、後述の掴み攻撃の3種類。

このうち、髪の毛飛ばしと剣戟には怖気という属性がついている。

怖気属性のついた攻撃を食らうと怖気ゲージが蓄積し、ゲージが満タンになると怖気を発症、現在の残りHPに関係なく強制的に即死してしまう。さらに攻撃を弾いてもゲージが蓄積されてしまうという性質が厄介。挑む前に、必ず「怖気消し」で耐性を高めておこう。

さらに首無しがいる場所には瘴気のような黒い靄が立ちこめており、その中では走ることが出来ない。回避行動を大きく制限されるため、注意が必要(一定ダメージを与えて怯ませれば、一時的に消すことは可能)。


――そして備えは、いま一つ 怖気したなら、尻隠せ


そして特筆すべきが掴み攻撃。大太刀を振り回して掲げるような動作の後にその場から消失、狼の背後から現れて尻に手を突っ込み、尻子玉を抜き取るというえげつない技となっている(抜き取った尻子玉は首無しの尻に仕舞われている)


この掴み攻撃は凄まじい威力であり、彼らと初めて闘える段階であれば即死、例え体力ゲージを最大まで伸ばしても半分が吹き飛ぶ。

後ろから迫ってくる首無しに対し、向かい合う(=尻を隠す)事で攻撃をキャンセルできる。消失モーションが見えたら背後に注意するべし。


効果的な戦闘の進め方としては、

  • 前述の「鳳凰の紫紺傘」の「派生攻撃・放ち斬り」によって疑似的に神ふぶきエンチャントを行い、ガードと攻撃を両立させて戦う
  • エンチャントした上で怨霊を苦悶させる義手忍具「泣き虫」を使い、6~7秒ほどの隙に一気にラッシュを叩き込む

など、有効な忍具を基軸に戦うのがオススメ。

(二つ目のやり方で挑む場合、「泣き虫」は3回までしか効かない事に注意。生じた隙にできる限り首無しのHPを削りきろう)


そしてこの首無し、あろうことか水中にも登場する

水中で一部アイテムが使えない関係上、神ふぶきを使わずともダメージを与えられるが同時に狼も怖気消しを使えず(まだら紫の曲がり瓢箪は使用可)、義手忍具も使えない為注意。

水中では斬撃が水の刃となって飛んでくる他、掴み攻撃がバキュームにより狼を吸い寄せて尻子玉を抜くモーションとなっている。

なお、源の宮に登場する水中首無しは幻影が同時に出現しており、2対1となってしまう。

そのままでは非常に手ごわいが、幸い幻影は比較的弱いためさっさと倒してしまうと良い。なお、本体を先に倒せば幻影も共に消える。




考察


彼らが狂気に陥った理由を紐解くヒントに、仏飴御霊降ろしがある。


仏飴は作中に登場する寺社勢力「仙峯寺」が作る、特殊な効果を持った飴。

テキストでは「護国の勇者のために葦名に広められた」とされ、また後述の御霊降ろしを「人の身に余る御業」としている。故に飴を噛み締め、こらえるのだ。


御霊降ろしはそれぞれの首なしを撃破した後、入手できる彼らの”遺魂”。仏飴と同様の効果を持つが、形代を消費して使用する非消費アイテムとなった。

こちらは御霊降ろしについて「対価を差し出さなければ、やがて狂う」との記述がある。


総合して考えてみよう。

護国の勇者たちは自身の体に直接、御霊を下ろしていたのかもしれない。対価を差し出さないまま御霊降ろしを繰り返した彼らはやがて狂っていき、最後には討ち取られることになった。

(狼の場合、消費する形代が身代わりになって、彼を狂気から守っているのだろう)

いかな経緯があったかは分からないが、仙峯寺はこのノウハウを入手。より安全な仏飴として確立させ、彼らを偲ぶためにも葦名中に広めていった……のかもしれない


もちろん、これは数ある解釈のうちの一つである。様々な角度からキャラクターのバックボーンを考察し、楽しむのもフロム作品の醍醐味なのだ。




余談

一部の首無しにはバックストーリーが存在する。フレーバーテキストに書かれているのは以下の通り。

葦名の底の個体

己がもう狂っている それを悟り、男は一人、森奥へ消えた

葦名城本城の個体

護国に狂った武者は、乱を企て首を刎ねられ、その身は堀に沈んだ

源の宮の個体

この勇者は、双子として生まれるはずだった 二人いたならば、宮の貴族に敗れるなどは…


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