『風光る』とは

1. 春の季語。暖かく、日差しが強くなる季節の、風も輝くように思える様子。本頁で説明。
2. 渡辺多恵子による新撰組を題材とした少女漫画のタイトル。本頁で説明。
3. 七三太郎による甲子園を題材とした野球漫画のタイトル。→風光る~甲子園~

季語としての『風光る』

江戸時代後期以後に生まれた春の季語。

歳時記によれば

「うららかな春の日にやわらかな風が吹きわたるその明るさをいう。

春になると、陽の光も強くなり、吹く風もきらめいて風にゆらぐ風景もまばゆく明るい。それを風が光ると感じたのである。

いきいきと輝く自然の陽光と風の様相は、どこか希望や青春の息吹、新しさを感じさせる響きがあり、生々の気に満ちていて、現代人の心をとらえるものだろう。」

とある。

主観により、鋭く輝く感じを指したり、柔らかに光る感じを指したりする。

他に、春に吹く風を表す季語としては「春風」「東風（こち）」などが代表的である。

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和歌　俳句　季語　季節　春　風　光 / 光る　輝く / 輝き　風薫る

渡辺多恵子による『風光る』

渡辺多恵子による、新選組を題材とした少女漫画。『月刊flowers』にて連載された。ドラマCD化もされた。

作中での「しんせんぐみ」は「新選組」表記。

ストーリー

主人公の富永セイは長州浪人に父と兄を殺された。セイは仇討ちのため、神谷清三郎と名乗り、性別を偽って新選組（当時は壬生浪士組）に入隊し、沖田総司や斎藤一達とともに、新選組隊士として幕末の時代を生きようとする。

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渡辺多恵子　少女漫画　新撰組 / 新選組　男装　仇討ち / 仇討　沖田総司