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概要

仮面ライダーゼロワン」に登場する不破諫刃唯阿のカップリング。ふわゆあとも表記される。

二人は共にA.I.M.S.に所属。立場は唯阿の方が上であるが、不破が指示に従っている様子はない。


二人の関係

第2話から二人は本格的に登場。

ヒューマギア暴走事件に対する事情聴取のため飛電インテリジェンスを訪れるが、早速険悪な雰囲気になってしまい初対面の或人に窘められる。ケンカップルの始まりである。その後も二人が言い争いをし或人が仲裁する場面が度々登場する。


第9話では、仮面ライダー滅との戦闘に敗れ病院へ搬送される不破に唯阿が懸命に呼びかけ、不破の救命のため奔走する。無事一命をとりとめた不破を見て唯阿は安堵の表情を浮かべる。

公式サイトによると「戦闘中でもお互いをサポートしあうような様子も見え始め、今後、一番大きな変化が起きそうなふたりです」とのこと。


第10話では暴走ヒューマギアの映像リークに関する疑念で唯阿に不信感を抱く不破だが、ドードーマギアの攻撃を受け変身解除させられた彼女のもとに駆けつける。「なぜ助けた?」と問う唯阿に、不破は自分を病院で助けた時のお前と同じだと答え、唯阿も自分の信じるもののために戦っているのだろうと答えた。

戦闘後、唯阿の本当の所属先はZAIAエンタープライズであり、二人が近いうちに敵対する事を予感した唯阿は「私はいつかお前を裏切るかもしれない」と告白するが、不破は「その時は俺が勝つ」と笑みを返した。演じる岡田氏曰く、本来言わなくてもいいことを言ってきた唯阿に対して「コイツ、なんだかちょっとかわいらしいヤツだな」と思ったんじゃないかと感じたため微笑んだとのこと。


第16話で滅亡迅雷.netが壊滅したことにより唯阿はZAIAに帰還する。二人は「お前の世話をしないで済むと思うと清々する」「言ってくれるじゃねえか」と憎まれ口を叩き合う。

第18話で二人は再会。唯阿曰く 「近くにいても離れていても世話が焼ける男だ」


第27話では、お仕事5番勝負にレイダーが出現したと聞いて不破が駆けつける。現場が本物の火災に見舞われたと知ると、ある理由から勝手な行動ができずにいた唯阿の手を引き、共に逃げ遅れた人たちの救助に向かった。

予告では、彼の水を被る姿が話題になったが、「人を救うのに立場なんて関係あるか!」という名台詞もあり、彼らしさが際立つシーンとなった。

一部の視聴者からは、「結婚式に乱入して花嫁を連れ出す元彼」のようだという声も。

これがフラグか否かは視聴者の想像次第…といったところか?


第29-32話にかけては、自分を押し殺し天津に従い続ける唯阿に、不破は彼女の夢を問いかけ説得を試みる。

「お前が目を覚ますまで、何度でも!俺が相手になってやる!」

その言葉通り不破は何度も唯阿と対峙する。諫唯ファンにとっては辛い戦いだが、不破が如何に唯阿を相棒として大切に思っているか窺い知れる熱いシーンでもある。


第33話では、天津により不破に関する衝撃の事実が明かされる。

それを聞いた唯阿は酷く動揺し仮面ライダーを作った自身を激しく責める。そんな唯阿に対し不破は仮面ライダーになったことを後悔はしていない、「想いはテクノロジーを超えるんだよ!」と熱く語る。

しかし、不破自身もその事実を聞かされ、自分を突き動かしていたものが偽りであることを知ると、呆然となり涙を流す。自分のことであれば耐え忍んできた唯阿だが、不破の姿を見てついにZAIAからの離反を決意する。

久しぶりに仮面ライダーバルキリーに変身し、仮面ライダーサウザーに対峙する。

脳内チップに苦しみながらも不破のために戦う唯阿の姿を見て、不破も立ち上がった。

唯阿の作った仮面ライダーというシステムを夢とし、『ZAIAをぶっ潰す!』という共通の目的を抱いて、二人は久々の息の合った共闘を見せる。

最後にバルキリーは「知らないのか?『想いはテクノロジーを超える!』…らしいぞ」と不破の言葉を口にしてサウザーを撃破する。

長年支配された天津に辞表を叩きつける唯阿の姿を見て、不破も満足そうに笑みを浮かべるのであった。

ちなみに東映特撮ファンクラブにてこのシーンをイメージした「仮面ライダーバルキリー&バルカン ZAIAをぶっ潰すタオル」が限定発売された。


第34話では、唯阿は不破の本当の過去を取り戻すため、そして不破からを解放するため、強引に滅亡迅雷.netのアジトへ連れていく。

「やっぱり面倒なやつだ」と言いつつ気絶した不破の曲がったままの足を直す唯阿。

不破は記憶を呼び戻す装置に抵抗して起き上がろうとするがその度に気絶させており、「こいつの面倒くささには慣れてるからな」と事もなげに言い放つ姿にも感心していた。

第35話で亡から不破の過去が明かされるが、その意外な事実に唯阿も「なんか…普通すぎてつまらん人生だな」と感想を述べる。


続く総集編では、唯阿の「つまらん人生」という言葉を気にした不破によりストーリーが展開する。

唯阿は不破を励まそうとするもついいつもの癖で憎まれ口を叩いてしまう。

結局不破の夢オチという形で終了するのだが、不破と唯阿の仲睦まじい(?)やり取りは必見である。

また不破の夢であることから、不破が唯阿のことを心の奥ではどう思っているのか(「あの頃は仲悪かったな」発言や、第27話での水かぶりシーンなど)推測するのも楽しい。


第36話では、アークに敗れ入院する唯阿に、不破が友達型ヒューマギアのアイちゃんを譲渡する。

第37話でアイちゃんに想いを吐露した唯阿は、見舞いに来た不破にこれまでのことを謝罪する。まだ素直になり切れない唯阿であったが、アイちゃんのアシストもあり関係性が改善した。


第38話ではまだ回復しきらない身でありながら退院する唯阿と、見舞いに来た不破が遭遇。

不破は「アークは俺が倒してやる。それが俺の…仮面ライダーとしての使命だ」と決意を宣言し、その想いを受けた唯阿は協力、アーク打破のため二人で奔走することになる。

その際不破がバルキリーカラーの花束を手にしており、「不破さんが花束を持つなんて…!」と視聴者をざわつかせた。


第39話では天津からこれまでの行動の謝罪を受けた二人だが、唯阿は不破の人生を奪ったことに対して怒り、不破は唯阿のためにA.I.M.S.を独立させるよう要求した。自分のことよりも相手のことを想い合う関係に変化したことが分かる。

第40話では唯阿が不破をアークゼロの攻撃から庇い、倒れた唯阿を見た不破が「てめえ…!」と激昂するシーンが見られた。シミュレーションとはいえゼアの予測であり実際に同様のシチュエーションがあった場合二人は同じ行動を取るのであろう。

その後アークゼロを倒した或人とイズのやり取りを見て、「人とヒューマギアが同じ夢を見る…か」「悪くないな」と二人並んで微笑み合った。


最終話(第45話)のエンディングでは、A.I.M.S.隊長に復帰した唯阿が隊員たちの前で「自由のために戦う限りお前たちは仮面ライダーだ」と仮面ライダーの在り方について説き、その次のシーンで唯阿の言葉を体現するように変身できなくても仮面ライダーバルカンとして生きる男、不破の姿が描かれた。


映画「令和ザ・ファーストジェネレーション」ではパラレルワールドの世界で二人はレジスタンスとして登場。バルカン&バルキリーとして長年レジスタンスを守護し、戦闘では息の合った連係プレイを見せた。


余談

公式でA.I.M.Sなりきりセットが販売。告知で二人が登場するのだが、プログライズキーをこじ開けられない不破を唯阿が物陰から撮影する描写がある。


冬映画の宣伝のための座談会で、ファンからのお願いとして「男子をキュンとさせる一言をお願い!」というものがあるのだが、唯阿役の井桁氏の一言とそれに対する不破役の岡田氏の発言は必見である。


東映特撮ファンクラブ限定で公開されているショートアニメ「EVERYONE’S DAILY LIFE」第2話では、不破と唯阿が二人で遊園地に行くといった内容になっている。


関連タグ

仮面ライダーゼロワン 特撮男女カプ/男女ライダー

不破諫  刃唯阿

男女バディ/部下×上司…1話から16話前半までの関係

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