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珈琲店タレーランの事件簿

こーひーてんたれーらんのじけんぼ

『珈琲店タレーランの事件簿』とは、岡崎琢磨によって書かれたミステリー小説である。2012年8月4日より宝島社文庫から刊行。表紙イラストはshirakaba。 峠比呂による漫画版が2015年2月19日からこのマンガがすごい!WEBより連載もされた。
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概要

作者が大学の先輩と訪れた飲み屋で酒の力を借りて、同年代の女性と口を利いた時、彼女の職業が「バリスタ」だと聞いて、「バリスタという響きがかっこいいな」と思い、「探偵役にバリスタというのはどうだろうか?」と思いついたことから制作された作品である。登場人物の名前は珈琲豆の銘柄から由来しているものが非常に多い。


第一回 京都本大賞受賞作。



あらすじ

京都の小路の一角に、ひっそりと店を構える珈琲店「タレーラン」。主人公の青年は、偶然入ったこの店で、長年追い求めた理想の珈琲と、魅惑的な女性バリスタと出会う。彼女は、店に持ち込まれる日常の謎を、鮮やかに解き明かしていくが、彼女には秘められた過去があった。


登場人物

アオヤマ / 青野大和(あおのやまと)

コーヒーをこよなく愛する青年。偶然入った珈琲店「タレーラン」で、長年追い求めた理想の珈琲と、魅惑的な女性バリスタ切間美星に出会う。美星が推理を披露する場に立ち会ったことで、その聡明な頭脳に惹かれ、以降しばしば「タレーラン」を訪れるようになる。

驚いたときなどに「んぐぁ」と喉を鳴らす癖がある。

名前の由来はブルーマウンテン



切間美星(きりまみほし)

京都市内の一角に店を構える珈琲店「タレーラン」のバリスタ。成人済だが女子高生と見紛うほどに背が低く童顔。よく切れる聡明な頭脳の持ち主で、店に持ち込まれる日常の謎を鮮やかに解き明かしていく。

名前の由来はキリマンジャロ。


藻川又次(もかわ またじ)

美星の大叔父で珈琲店「タレーラン」のマスター兼調理担当。来店した女性にちょっかいをかける悪癖があり、たびたび美星に叱られている。

名前の由来はモカ。


藻川千恵(もかわちえ)

美星の大叔母で又次の妻。現在は故人。生前に美星の珈琲の知識などを叩き込んだ。


水山晶子(みずやま しょうこ)

美星の短大生時代からの親友。一見無愛想にみえるものの、親しい相手に対してはおせっかいになる、情の深い面もある。

名前の由来はブルークリスタル。


切間美空(きりま みそら)

美星の妹。都内在住の学生だが、夏休みを利用して姉のいる京都に遊びにやってくる。

姉とは対照的に、底抜けに明るい性格。大学では軽音楽サークルに所属しベースを担当している。


満田凛(まんだりん)

美空の後輩で同じ軽音楽サークルのメンバー。美空とは仲が良い。サークルではボーカルを担当している。お堅い家庭の生まれで、芸大に通う事で親とかなり揉めて学費以外の援助は一切なしで学校に通っている。


小島眞子(こじままこ)

アオヤマが理想の珈琲を追い求めるキッカケを与えた女性。美容師をしている。


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関連タグ

宝島社 日常の謎 岡崎琢磨

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