概要
ガンダムエースにて連載された小説作品。全4巻。
ガンダム芸人でもあるお笑い芸人、インパルスの板倉俊之が執筆した。
キャラクターデザインは美樹本晴彦、メカニックデザインは瀧川虚至が担当している。
ゲーム『機動戦士ガンダム 戦場の絆』との連動企画も行われていた。
あらすじ
宇宙世紀0079年、V作戦の発動したサイド7のコロニーに住んでいた少年、カイン・ラグナードは、突如襲来したジオン宇宙攻撃軍のザクⅡの攻撃で両親を失い、戦災孤児として保護される。
それから4年後の宇宙世0083年、カインは戦災孤児が多くを占める連邦の特殊部隊「シャドウズ」の一員として、ジオン残党軍摘発や掃討に明け暮れていた。
ある日、シャドウズの創始者にして孤児達の後見人を務めるルオンズ・ヤージから中東に拠点を置くジオン残党軍リーダーの暗殺を依頼されたカインはリネマ・サント、ザルフ・ワッケンと共に地球へと赴く。
しかしヘルズゲートに赴いたカイン達を待っていたのは、この要塞の支配者であるカノラ・ゾンクシーと、その敵から明かされたヤージの本性であった。恩師であったヤージの裏切りに苦悩しつつも、カインは仲間達と共に要塞からの脱出を敢行する。だが、リネマとザルフはその過程で戦死。残されたカインは復讐を胸に、1人宇宙へと脱出する。
一方、かつてのサイド4コロニー「ロディニア」の宙域で活動を続ける宇宙海賊「シュテンドウジ」は、同じ宙域でテロ活動を行うジオン残党軍「ファラク」に目を付けられ、殲滅の危機に直面しつつあった。そんな中、海賊の一員であるセリア・ハウザーがカインの乗ったHLVを発見し、兄のウイングスと共に彼を保護する。ファラクの襲撃が近づく中で、意識を取り戻したカインは再び戦うためにシュテンドウジを復讐のための隠れ蓑とし動き出した。
登場兵器
シャドウズ
- ジム・スナイパーⅡ(シャドウズ仕様)
- ジム改(シャドウズ仕様)
- ジム改陸戦型
- ジム・レイド
- ジム・ストライカー改(メタル・スパイダー)