概要
宇部新川駅とは、山口県宇部市にあるJR西日本宇部線の駅である。宇部市の中心駅であり、宇部線の中間駅の中で唯一の直営駅でもある。
1914年（大正3年）1月 - 宇部軽便鉄道開業時に宇部新川駅として開業。
1943年（昭和18年）5月 - 宇部鉄道が国有化され、鉄道省(後の国鉄)宇部駅に改称
1964年（昭和39年）9月15日 - 山陽本線西宇部駅（当時）に駅名を譲る形で宇部新川駅に改称。開業時の駅名へ戻る。
1987年（昭和62年）4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR西日本の所属となる。
近年ではシン・エヴァンゲリオン劇場版:||のラストシーンに登場したことでも知られる。
エヴァという物語の終着駅、とも言えよう。
NHK・プロフェッショナル仕事の流儀の同作品制作ドキュメントにて
庵野秀明監督が当駅のロケハンを行っていた場面が放映されている。（ちなみに庵野氏は宇部市の出身である）
路線バスは当駅前や、近辺の「宇部中央」などのバス停に宇部市営バスと船木鉄道が発着するほか、下関駅への1路線きりながらサンデン交通も乗り入れる。
宇部市営バスには新山口駅へ向かう特急バス・快速バスもあり、宇部線とは競合関係にある。特に一部に山口宇部空港へ直に乗り入れる便があるのは大きい。
サンデン交通は乗り換えなしで下関の中心市街地へ直結する利便性もあり、昼間でも毎時1回は運行されている。
また周辺地域のクルマ社会化の進行もあり、乗降客数は減少傾向にある。
駅構造
単式ホームと島式ホームを各1面持つ2面3線の地上駅。木造駅舎である。駅構内には売店やみどりの窓口もあったが前者はセブンイレブン、後者はみどりの券売機にそれぞれ転換された。
2番線はホームのない通過線。
