概要

2021年4月9日からスタートした妖怪ウォッチの新シリーズ。

急激なテコ入れを繰り返してきた当シリーズだが、今回はケータが所有するウォッチやOP&EDが最初の物となっているなど、ここにきて初代への原点回帰を意識した作りとなっている。

違う点は、その初代ウォッチに全ての妖怪メダルが対応している事（メンテナンスの際に機能が拡張された）。

また、初代妖怪ウォッチ玩具版は♪バージョンとしてリメイクされて発売され、新規デザインの妖怪メダルも数種類発売された。緑フレームのメダルや古典メダルなど、アニメと同様全タイプの妖怪メダルに対応しているが新規デザインの妖怪メダル以外をセットすると共通音声のみが鳴る仕様。

10周年記念版の初代妖怪ウォッチ玩具版では初代銀メダルを再現した専用の非接触ICチップ内蔵メダル専用となってメダルの両面を再現するとともに、盤面はカラー液晶ディスプレイに変更されて時計としての機能だけでなく召喚やサーチ、鬼時間の発生などによる盤面の変化が再現されている。

さらに零式も同様の改良がされたのだが、、、(後述)

その他、ED担当はDream5→ジバニャン、コマさん、吉木りさ氏など多少の変更点は点在している。

話の進め方自体は同世界観である前々作の「妖怪ウォッチ!」と左程変わっていないが、今までの妖怪が続々と登場する一方、新妖怪やケータが新しく入手するメダルは少なめ。

前アニメ「妖怪学園Y」との繋がりも、毎度の事ながら潔くぶった斬られている。

（恐らく「妖怪ウォッチ!」の後にN星人が襲来しなかった世界線かと思われる）

唐突な放送終了

LINEの公式アカウントから先行で2023年3月31日をもってアニメシリーズが一旦放送終了することになった。3月24日、31日は映画妖怪ウォッチ♪ジバニャンVSコマさん もんげー大決戦だニャンを前後編に分割した編集版が放送された。

2023年4月14日から当枠にて『SPY×FAMILY(第一期)』の再放送が決定したことやこれに伴う本作の新シリーズや放送枠移動に関するお知らせが公式サイト、Twitterなどで公表されていないことから、2014年1月の第1作開始以来約9年3か月間続いた妖怪ウォッチのアニメシリーズは一旦幕を閉じることになる。第1作や「!」については放送終了の前月中旬には終了が明らかになっていたが、こちらは放送終了の前月下旬と発表のタイミングが遅かった為、終了がより唐突に感じられる。妖怪ウォッチが10周年を迎える年であるにもかかわらず、なぜ終了させるのかを謎に思う人も出てきている。

今後のシリーズ展開は未定だが日野晃博いわく、妖怪ウォッチの系譜にあたる新コンテンツを製作中とのこと。あくまでアニメ放送の展開だけでぷにぷに、妖怪三国志などのゲームやグッズ関連のメディア展開は継続する。

各話リスト

不遇すぎるウォッチの扱い

···だが、ここまで来てツッコミどころが一つ存在する。

それは、『妖怪ウォッチ』でありながら本番組の目玉たるウォッチの扱いがことごとく不遇(なおかつ酷い)なのである。

そもそも初代ウォッチが歴代全メダル対応になったのもウィスパーがメンテナンス時に適当に契約書を書いて初代以外のウォッチ(零式、U、ドリーム、エルダ)を返却する必要がないと同意した問題へのメタ的な対処である。

そこから

1. メダルをセットしても尺の都合か召喚音が省かれている(Zメダルと古典メダルなら零式、UメダルとメリケンメダルならU、ドリームメダルならドリーム とセットしたメダル毎に音声が変わるが、玩具版を購入しないと聞けない)。
2. 零式も同様に機能が拡張されなんとか取り戻す(73話)も、過程で初代の蓋が破損、零式もウィスパーが飲み込んだせいでメダル読み込み機能が不具合を起こすという戻ってきた直後にあるまじき扱い。
3. さらに零式も召喚音がフルで流れないため玩具版を買う必要がある。
4. 破損した初代はそれっきり言及されず修理に出した描写もなく、一貫して(現時点では)零式が使用されている。

と、このように番組の目玉でありながら商法のためかはたまた尺の都合か、とんでもない扱いを受けているのである。いつか改善される日は来るのだろうか···?

関連リンク

https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/youkai-watch2021/

関連動画

ティザーPV

OP

ED

第１話

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妖怪ウォッチ

2021年春アニメ